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トップハート物語(3865)立志伝敢闘編
17/11/29
2011年(平成23年)4月中旬。
朝一番で、また嘘つきせんと君が来た。昨日、突然、基金訓練へ提出する必要書類を忘れてしまって、中央能力開発機構が納税証明書や社会保険の支払い証明などを求めて来たのだ。
最初嘘つきせんと君は、
「急に電話があって言われた。」
と言って来たが、
「こんな大事な書類を急に言う訳がない。」
と言っても、認めなかったが、後からやっと自分が忘れていた事を認めた。
そのうちの代表者印を押印する書類を取りに来たのだが、
 「勝手に来て、今打ち合わせ中なのであとから来い。これから外出など予定が入っている。午後3時過ぎに戻るのでその時にしろ。お前の予定に合わせている訳に行かない。」
 そう言って、打ち合わせ中にも拘らず何度も重なる彼のミスにいら立ちを隠さなかった。
 午前中に事務所を出て、近くの大阪市役所に入った。先日の、働きながら介護福祉士養成校に通う制度の利用を受託して始まったが、今度は2級ヘルパーだ。
現在の介護福祉士養成校に通学する方の労働は、通学時間も入っているので、実質週10時間だけだった。今回は、日曜コースのヘルパー養成講座を受講するので、実質30時間以上の勤務をして貰う。人件費などは市が負担するので、実質負担する金額は生じない。併せて、労働の提供があるので有能な人材だったら、当社にとってはかなり有効だ。
 その打ち合わせに訪問した。思ったより時間が掛かった。それは、私の資料が不備だったからだ。申請書を作成中に、申請人数が1人から2人に増やした。ある部分は最初の一人計算、ある部分から2名計算で人件費などの内容に不備があった。
終わってから、同席したNPO法人常勤理事の智子さんが、
 「役所の人って、どうしてあんなに嫌味な言い方をするんですか。」
 「それが仕事だから。それでも、あんな言い方をしても、ちゃんと認可されるように、また、少しでも当社の利益になるように指導してくれただろう。そんな言い方なんか気にしたら、役人とは付き合えないから。」
 そう言って、鷹揚に私は受け取っていた。
 市役所を出て、銀行に立ち寄ってヘルパーさんの報酬を振り込み始めた。30分後、銀行を出ると嘘つきせんと君から電話だ。
 「社長、今どこに居ますか。」
 「大阪市役所辺りだ。」
 「今、ポリテクに基金訓練の申請に来ているんですが、昨日お願いした書類をファックスして貰えませんか。」
 「だから、いま事務所に居ないと言っているだろう。戻るのに30分はかかる。これから戻るから。」
 そう言って、車を走らせた。
 途中、サクラの有名な湖畔を見ながら戻った。本来なら、時間を作って見に行く予定だったのに、嘘つきせんと君のミスからあっちに飛んでこっちに走り回って、とんでもない事になった。
 戻ってから、必要書類を申請しているポリテクに送った。本来なら、申請書なのでファックスなどで受けるのは難しい筈なのだが、受けてくれるという。
「役所は、言葉や態度が嫌味だが、ちゃんとしてくれる。」
と、私がNPO法人常勤理事の智子さんに言ったばかりだった。
何とかそれで済んだが、問題は基礎研修の500時間通常型の指定書が見当たらないのだ。慌てて方々探したが見つからない。もし、取得していなくて実施して居たら大変な事になると冷や汗が出た。
その当時担当していた、退職している社員に連絡した。何度連絡しても出ない。留守番電話に録音して返事を待ったが返事がなくてこの日は終わった。
 そんな探している最中に、不明だった保険証書が見つかった。全く大事なモノをどこに隠しているのか。損害保険の証書で、最大1億円まで保証しているのに、粗末に扱っていた。
また、自立支援事務所が移転するので、その移転の届け出が必要だ。その過程で、以前の事務所の図面を出せと言われているようだ。そんな必要性も無いのに、どうしてそんな無駄な事をさせるのか。
文句を言ってやろうと思っていたが、社員と役所の付き合いも有るので止めた。
 主治医のクリニックに定期健診に行った。いつもの主治医ではなくて、若い先生だった。
 「糖尿にしては、立派な数字です。しかし、痩せないと駄目だ。」
 「一生懸命に食べないで頑張っているんですが、駄目なんです。どうしてでしょうか。」
 と、言っても返事がないので、自分で
 「やっぱり食べているんですよね。」
 そう自嘲気味に言った。 

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