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トップハート物語(3846)立志伝敢闘編
17/11/20
2011年(平成23年)4月上旬。
 早朝から、本社のある大東市民会館に講義に向かった。介護職員基礎研修の「人権と尊厳」に関する講習だ。これまで、幾つか教科を担当して来たが、始めて担当する教科だった。
昨夜、業務から戻って来て7時頃から準備を始めようとして、教科書を貰って居ない事に気付いた。直ぐに事務局に連絡して届けて貰った。それから、1時間ほど資料の準備をした。
 朝早くから、再度見直し、受講生の名簿で年齢等を確認して不足気味の資料を準備した。しかし、時間が不足してコピーを途中で打ち切って出発した。車で40分程度の位置にあり、開講10分前に会場に着き教科書を初めて開いた。
一読して、教室に向かった。基金訓練とあって、生徒の年齢層はまちまちだ。還暦を超えた人数人と20歳台数人などが混じっていた。今月開講なので、まだ緊張しているのか声が出ない。
 「皆さんの自己紹介は終わって居ますか。人権や尊厳などと言っても、自分達がまず人権などを意識しないと行けないし、相手の人権と言ってもそれぞれの事をある程度知らないと、意識出来ないので。」
 そう言っても、余り反応がない。
 ちょっと暗いのも困る、若い男性は何となく投げやりで、私のやる気をそぐ様な態度が見受けられる。こんな奴には来て欲しくないと思っているのだが、仕方がない。それでも、
 「余り怖がらなくても良いですよ。」
 と、言うとやっと笑いが出て、最初の質問の返事が最年長からあった。
それから、自分達の取得する介護職員基礎研修という資格の位置を説明した。その後の質問が沢山続いて、1時間を超えたところで、
 「休憩を入れてくれますか。」
 との声に応えた。
 それから、午後3時まで教科書と併用して自分が作成した資料を使って講義を行った。
 「始めて1週間、ずっと人権や福祉、権利擁護、虐待など沢山の馴染みの無い話が続いて居ますが、もう少しですので頑張って下さい。」
 「大丈夫です、頑張ります。」
 そう言って、3時が来た。
 2時半から、一転して就職支援の体験学習に関する時間だったが、
 「説明よりも、体験学習を受け入れる社会福祉協議会の中にある組織に行って登録などをして来て下さい。また、近くの学習指導センターに無料でパソコンを使用出来る施設があるので、そこに行ってパソコン操作の練習をして下さい。これからは、絶対パソコン操作が必要となって来ます。」
 そう言って、外に出した。
 「どんな時でも自分で動く癖を付けて下さい。人は何もしてくれません。何もしなければ、このまま終わるだけです。当社は、資格を取得させるのが仕事ですが、出来るだけ卒業時点で就職が決まって居るようにしたいと思っています。しかし、本人にその気がなければ幾らサポートしても無理です。その時には、ハローワークに登録して今までと同じ就職活動をする事になります。」
 そう言って、送り出した。
 大東に来る機会があると、本社から代表者印を持って来てくれと言われる。この日も、サービス提供責任者に求められて持参した。彼女は、先月で入社1年を迎えた。まだ20代だったのだが、市役所からの転職で面接時点で彼女の能力を感じて、破格の報酬を提示した。
実際は、実習型雇用の対象となり会社負担はその3分の2程度だった。つまり、通常の新人と同じ負担額だったのだ。その力は見込み以上の力を発揮して、彼女が専門的に対応した自立支援の売り上げは急速に伸びて、この3月期の自立支援の収益は月単位で昨年の彼女が入る前と比較して80万円伸びた。
つまり、1年間に換算すると1000万円となり彼女の報酬を払ってもおつりがくるのだ。これが継続的に続く。何しろ、毎月伸びているのだから嬉しい事だ。彼女の力を使えばもっと急速に伸びただろうが、彼女のポリシーとして、優秀なヘルパーさんが居ないと仕事も持って来ない。
新規は自分が最初入って充分にリサーチし厳しくヘルパーさんを指導して、バトンタッチするので、市からの信頼も厚く新規の依頼が引きも切らない。この日も、契約書に押印する手続きが必要となっていたのだ。
 そのほか、70歳新人男性社員の担当する働きながら介護福祉士養成校に通学する手続き書類に押印する件などが、市民会館の講師控室で続いた。
 また、同じような働きながら学んで2級ヘルパーを取得する制度への申し込みが、認められて手続きを開始するとの連絡が市からあった。この制度で、2名の人材を雇用することとなる。


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