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トップハート物語(3837)立志伝敢闘編
17/11/15
2011年(平成23年)4月上旬。
早朝、介護管理者から連絡があり。
「認知症を妻に持つ夫と妻が救急搬送されたと、訪問看護から報告があった。」
というのだ。
救急隊から、訪問看護宛連絡がされたようだ。まだ、
 「搬送先が判明しないので、分かり次第連絡があるとの事です。主治医には訪問看護管理者から連絡するそうです。」
 昨日、主治医を訪ねた。
 夫が寝たきりの状態で過ごしたくないという訳で、外出やリハビリを入れたいとの事だが、
 「有料は勿体ないから、デイケアなどには行きたくない。」
 と、いうので自費で車いすの散歩がてら支えて貰いながらヘルパーさんによる移動支援をする事になった。
時間にして30分以内なので、自費に堪えられる。
 そんな事を主治医と話した矢先だった。脱水症状だというが、とにかく何度注意しても暖房を強く掛ける。温度を落としたり、切ったりすると強い口調で
 「温度を上げてくれ。」
 と、言う。
 いつも訪問すると、口は乾いている。水を飲ませると、沢山ごくごくと飲む。それに、狭い部屋なのにエアコンを2台も設置している。その部屋に長時間いては、脱水症状もうなずける。
どうして、少しは他の者の意見を聞き入れてくれないのだろう。今回は、昨日主治医が往診しているので少しは気が楽だ。搬送先が決まるまで少し待機状態だ。
 発注したユニフォームの件で、何度か仙台の先輩と話をした。
 「毎日暗い話ばかりで、気が滅入る。」
 そう言っていた。
 親族や友人が次々と犠牲になったとの事だった。また、連日、救援物資を持って宮城県内だけでなく岩手県や福島県の避難所を巡ってお得意さんを探しては、支援している。しかし、
 「売掛金の集金は出来ない。」
 そう言っていた。
 「テレビで見るのと、実際に現場に行ってみるのと全く違う。みんな虚脱状態だ。意識もはっきりしていなくて、これからどうしていいやら考えられない状態だ。」
 そんな事を言っていた。
 「昨日から腹具合が悪くて、困ってしまった。」 
 「水道は復旧したの。」
 「全く駄目さ。新聞紙を敷いて外で排便し、大変な状態だ。」
 それを聞くだけで、声も出なくなる。
 想像できない生活の中で、自分の事だけでなく、他の人の事も考えて居ては、体調がおかしくなるのも分かる。
そんな中で、
 「18日から1週間、東京に展示会に行くから。」
 「本当ですか、それだったら俺も東京に出張する事にするから。」
 「今度は、昼間暇だからいつでもいいよ。」
 と、言われた。
 先輩は、夜行バスで仙台から東京に出て来る。私は、バスに乗車すると大きないびきで他人に迷惑を掛けるので乗車できない。睡眠時無呼吸症候群でいびきがひどくてクレームがあるのだ。
 仙台の母親から、米20キロ着いた。いつも送ってくれるコシヒカリだ。もう宅急便は回復したのか。こちらから何か送る積りで電話したのは、1週間前だった。まだ宅急便は駄目だというので、当面の資金としてお金を送った。
いつも生活費は妻が纏めて現金書留で送るのだが、今回はそれとは別に私が振り込んだ。今は1回の振り込み額10万円までと決まっているのを知らずに、操作した。気付いて、3度に分けて手続きを行った。スーパーや商店が動き始めているので、買物に行けると思う。
 運動の為にワザと歩いて、遠方の銀行に行き毎月支払っている所得税と住民税の納付をした。往復1時間半の道のりだった。歩く事が大切なので、機会を見ては歩いている。
周りの桜の木には、いつの間にか満開となった花が繚乱となっていた。ブログに掲載する写真を撮影するが、ピンクの色が中々出ない。
 妊娠した大東本社サービス提供責任者の提供する時間数は、大きな位置を占めて居た。その為に、無理をさせる訳に行かないので事業加算の辞退申請をするように管理者に指示をした。
 「ヘルパーさんの割り増しの賃金は止めるんですか。」
 「そうは出来ないだろう。」
 「私たちの給与は下げられるんですか。」
 「そんなこと出来ないだろう。」
 安心して、戻って行った。
 朝一番で、嘘つきせんと君から退職願が出された。やっと彼から、解放される。同じ賃金で、今度は有能な人材を5月から入れる予定だ。それを知った多くの社員は、当然の結末だと思ったのか、ホッとした言葉が占めた。

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