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トップハート物語(3835)立志伝敢闘編
17/11/14
2011年(平成23年)4月上旬。
今日の朝刊で、探し求めていた彼の名前を確認した。南三陸町だけでなく、全国をまたにかけて居た彼の名前は、死亡欄に掲載されていた。同級生だが、余り声も聞いた事の無い静かな男だった。
甲子園に2度出場して左のエースとして活躍した。その男が、全国を駆け巡って多くの支持者を集めて居た事は全国紙の新聞に度々掲載される事で知った。今回の震災でも行方不明になった彼の記事が、朝日や読売に掲載されていた。
全国のお付き合いのあった商店街などが、彼の事を案じて居たのだ。
 その彼の名前を見た時には、あの地震発生から長期間経過しているので、覚悟は出来て居た。毎日、膨大な死亡欄の名簿を見て居た。一人ひとりの名前を見て居ると、目が疲れてしまって、ここ数日は年齢だけを見ながら該当する名前を確認した。
そして、見つけてしまったのだ。空白の時間が経過して、再び次の名前探しに移った。全部見てから、また名簿全体に目を転じると彼の名前だけが、クローズアップされてずっと私の目から離れなかった。彼は、やはり逝ってしまったのだ。
 何人もの多くの生存確認もされて居たのだが、行方不明者も数字が公表されて居ないひとを含めると、4万人に達すると思われる。その中には、多くの友人が含まれている。これからも、ずっと私の、名簿確認が進められて行く。
 朝、打ち合わせ中に、退職を申し出ていた嘘つきせんと君が来た。まだ、退職願は提出されて居ない。
 「基金訓練が終了したので請求書に代表者印が欲しいのです。」
  昨年には、彼のミスで予定入金がされなかった。資金不足になり、自宅から導入した。それが繰り返さないように、確認をした。
 「もう一つの1000万円の請求の方はどうなっているんだ。」
 「一人サインを貰わなければならない生徒が居て、そのまま長期休暇していますので、速達で送って処理します。」
 「お前何を言っているんだ。その生徒の家は、同じ町内で歩いて数分のところにある。どうして、速達で送ら無いと行けないんだ。10日まで請求になっているのに、今月は8日までしか無いんだぞ。」
 「いや、私が担当じゃないので分かりません。」
 「分からないのに、何で勝手に郵送するなんて言うんだ。」
 そう怒鳴ったが、それに対して何か言い返していたが、
 「お前に何を言っても分からない、早く帰れ。」
 電話を掛けた。
 「退職するって、退職願はどうなっているんだ。労働契約で示した通り、退職の30日前に提出するようになっているだろう。それが出ないと、離職票などの作成が出来ない。」
 「明日の朝出します。」
 今月一杯我慢したら精神がおかしい彼との縁が切れる。
 早く縁を切りたい。登録として名前は残したいと言っているので、少しくらいは仕事があるだろうが、ほとんど収入に成らない。
どうしてこんな社員を1年半も我慢して使って来たんだろう。
 新人ケアマネジャー宏美さんと介護サービス提供責任者が入れ替わって来た。
 「お局様筆頭サービス提供責任者から、引き継ごうと思ってお願いしたんですが、『あんたには何も教えない』と言われて、会社として仕事をしているので、自分個人の考えで勝手な事をするのはおかしいんじゃないですか。会社から給与を貰っているんだし、みんなで同じ考えで会社の為に業務をするのが社員の務めじゃないですかと言ったんですが、自分の連れて来たヘルパーから自分に報告をさせるようにしたりして、私がサービス提供責任者なのに私が全く分からない状況になっているんです。」 
 そんな話をして来た。
 どこまで馬鹿なお局様筆頭サービス提供責任者何だろうと、呆れ果ててしまった。
 常に辞めるとか、若い者を育てるとか言っているが全くそんな事はなく、
 「遣ろうとする者を見ると、邪魔して潰しに掛かる。」
 そう彼女は言っていたが、
 「自分達だって悪いんだぞ。例えば、今回のユニフォームだって、個人個人でカタログの中から決めるように言っているのに、みんなお局様筆頭サービス提供責任者と同じ色でモノも同じ。馬鹿じゃないの。そんなことしているから、本人は自分が言えば何でも言う事を聞くと思っている。困ったものだ。自分達は、面と向かうと言いなりになって、お局様筆頭サービス提供責任者の見えないところで俺のところに来て、何とかして下さいなんて調子が良いんじゃない。」
 そういった苦言も言った。
 ほぼ1日かけて、ユニフォームの発注に際しての処理に追われた。注文先の先輩の文書が分からない内容で、
 「全く理解できない内容だ。結論が何か分からない。これほど文書能力がないと思わなかった。」
 「俺は、仙台の≪あいだみつを」と言われている。」
 などと言っていたが、少しがっかりした。


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