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トップハート物語(3791)立志伝敢闘編
17/10/22
2011年(平成23年)3月24日。
「朝お話しした、被害を訴えている生徒が署名押印を強要するために、やはり実習に行っている同級生宛てに施設に連絡したようです。それも、受講生が野原というのですが、その姓を名乗って親族のように思わせて掛けたようです。受講生が、施設にストーカーに遭っていると説明すると、施設から当社に会社で何とか手立てを打って下さい、と言って来たそうです。」
 そのような話を聞き、恐ろしい事だと感じた。
 「それは、当社の顧問弁護士に相談して下さい。」
 そのように指示した。
 始業前にしたい業務があったが、数人の対応で時間が無くなった。9時過ぎに事務所をやっと出て、自室マンションに向かった。久しぶりに、スーツを着て出掛けた。9時半の地下鉄に乗車した。
11時の約束だったが、前回の待ち合わせには遅れてしまった。今日は再び同じ轍を踏まないようにと思い、心持早く出た。2度乗り換えて、10時15分に目的地に着いた。それから、仙台からと分かる局番で、移動中に受信があったので掛け直した。
同級生だった。あの私が投稿した、生存情報を見て連絡して来たのだ。
 確か、家業のバーバーを継いでいる筈だった。情報を色々貰い、私も知っている情報などを話しした。幾つかメールを送ったり電話をしたりしたが、時間はまだ沢山ある。繁華街なので、周りを廻った。それでも、15分前には世界一の自動車メーカーのビルに入った。
今日の用件は、仲立ちとなっている方の要望で、ある案件の打ち合わせだ。ひとつは、高齢者専用賃貸住宅の展開に絡む事。もう一つは、その関係のコンサルタントが打診してきた案件で、冠婚葬祭を50施設も展開している会社の件だった。
 メールで概要は貰っていたが、はっきりした内容を聞く事が出来なかったので、今日の集合となった。私は、1時間程度そのメーカーの関係者と会って関係契約などを結び話し込んだ。
遅れて、高齢者優良賃貸住宅を全国展開しているコンサルタントが着いた。私が、仙台出身だという事を知っているので、お悔やみや情報を交換した。高齢者住宅に関しても資材の納入が遅れてしまって、計画実行が厳しくなって来たという事だった。
そして、私に依頼のあった冠婚葬祭の会社からの本題に入った。
 「その方は、ホームページで見て貰って分かるように、年商200億近くの売り上げを誇り地域一帯に50か所も冠婚葬祭施設やホテルを持っている。その業界では、互助会の先駆けをされた方でカリスマ的存在です。その会長直接お出でになります。新幹線で来てそのまま車で指定された場所まで来ます。」
 そう言って、私は、具体的にどういう事なのかを聞いた。
 「その高齢者施設を展開するのに、必要な資格者の確保をどうしたらいいのか話しを聞きたいのは分かりました。それが、目的だったら、各都道府県許認可事案なので、この地区の話しをしても始まりません。目的を知りたいんです。養成施設を造るという事なのか、教育をするという事なのか。つまり、資格を取得した後があるのか。ステップアップをしながら、資格を取得した従業員を教育して行き、戦力化して行くのかを聞きたいのです。」
 そのようなプランだと言う。
 「それだったら、大体分かりました。新幹線で2時間も掛けてお出でになるのに、この地区だけに通用するものを用意しても何にもならない。」
 その後詰めて行って、最初養成施設を見て貰おうと思っていたが、話をしてから施設見学となった。その内容の変更を、コンサルタントが秘書に連絡をした。当社の周辺を確認していて、指定したイオンショッピングセンターを既に理解していた。
流石、大会社の社長の秘書だ。
 「そのシステムが、関東で高齢者施設を展開する時に、そのまま活用する事になると思います。今回は、ペーパーは必要ありませんが次は必要になると思います。その時に、それなりの条件を提示できるようにして置いて下さい。」
 今年に関東での仕事が入ると社員に告げていたが、もう一つの方向も可能性として生まれて来るような気がしたので、精神的な負担を感じた。私と同じ年齢で、全国を駆け巡り次々と商談をまとめて来るその手腕に感心した。その相手が、トップブランドばかりだ。
 私がしたかった、コンサルタント業務が目の前に迫っている。少しのんびりしていたが、緊張感が走った。もっと勉強しないと行けない。そして、自分の足元を固めて、気持ちに余裕を持って勉強をしないと陳腐なものになる。

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