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トップハート物語(3780)立志伝敢闘編
17/10/16
2011年(平成23年)3月21日。
 『東日本大震災で宮城県内の死者が5000人を超え、火葬に限界があるとして、県内の9市町が土葬を容認することが20日、分かった。遺体は検視や身元確認のため保存されているが、時間がたつにつれて傷みが進んでおり、早急に埋葬が必要と判断した。
 県災害対策本部によると、仙台、東松島、気仙沼、石巻、名取の5市と南三陸、女川、山元、亘理の4町が土葬に踏み切る意向を示した。火葬のみは多賀城、塩釜、岩沼の3市と松島、利府、七ケ浜3町にとどまった。
 東松島市は最も早く22日から土葬を始める方針で、旧クリーンセンター跡地に1000人以上規模の墓地を建設する。気仙沼市は旧気仙沼斎場周辺を土葬用地にする。石巻市は北鰐山墓地ほか2カ所に墓地を設ける。
 仙台市は、市内で発見された身元不明の遺体を土葬できるようにする市霊園条例の一部改正を、近く専決処分する方針。青葉区の葛岡墓園に、最大約1600人の遺体を埋葬できる用地を確保し、墓地の造成や一時安置所の設置に着手した。
 南三陸町は現在、登米市の火葬場へ遺体を搬送しているが、今後、町内数カ所に土葬用地を用意する。女川町は火葬希望者を除き、鷲の神公園で土葬する方針。山元町は金泉寺に土葬用墓地を整備する。
 県によると、県内27カ所ある火葬場のうち5カ所が地震や津波で損壊し、稼働できない。燃料不足もあり、受け入れ可能数は全体で1日当たり80遺体程度しかないという。
 津波で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町志津川で、被災者らはがれきをかき分け、大事にしていた品々や家族の遺品を必死に探している。
 志津川中心部は津波に洗われ、倒壊を免れた住宅は見当たらない。自宅を津波にさらわれた石材店経営の鈴木隆志さん(43)は妻と小学6年の長女、小学2年の長男の4人で自宅跡を訪れた。
 「何か、残っていないかと思ってね」。同居の父与三郎さん、母保子さん、祖母八重子さんの行方が分からない。別に暮らしていた実弟安弘さんも安否不明のままだ。
 鈴木さんは地震の後、母と祖母を山あいの集落・小森地区に避難させ、自分は子どもたちが心配になり、志津川小に向かった。津波は小森地区に達したが、高台にある志津川小は無事だった。
 自宅跡の近くで金杯を見つけた。鈴木さんは「軍人だった祖父がもらったもの。大切な形見だ」と握りしめた。
 長女の有里菜さん(12)は泥の付いた手でメダルをこすっている。弟が見つけてくれた。小学3年のころ、仙北地区ピアノコンクールで優秀賞を受賞したときの記念の品。「見つかってよかった。ずっと大事にしていたから…」
 鈴木さんはがれきの山の中に、大破した弟の車も見つけた。車内をうかがうことができず、捜索活動中の消防隊を呼んだが、車内は空だった。
 「祖母らを迎えに来て津波にのまれたのかも」と思い、いたたまれなかった。「せめてもの思い出に」とナンバープレートを丁寧に取り外した。

 巨人監督の長嶋茂雄終身名誉監督(75)が18日、東日本大震災被災者への激励メッセージを発表した。
 被災された皆さん、頑張ってください。
 いま言えることはそれだけです。そして自分に言い聞かせているのは「信頼すること」の大切さです。
 被災された皆さんが、避難された時の助け合い、自己犠牲、忍耐、秩序だった行動など、テレビで報じられたそんな姿を見て、人が互いに信じ合うことの強さに打たれました。
 被災地から離れたところにいる私にできることは何か、節電や不急、不要の電話や車を使った外出を避けるぐらいしかできないのをいら立たしく思いますが、日本人のすべてが皆さんを見守って、できることをやるぞ、と決めていることを信じてほしいと思います。
 東北地方には、選手時代に公式戦の遠征で何度か行きました。いつでしたか、不調の時の遠征で、仙台のすし屋でバッティング談議を始めたところ、主人が子供用のバットを出してきたので素振りをしたことがあります。その翌日の盛岡の試合で私は本塁打したのですが、そのすし屋の主人はその子供用のバットを大切にしていて、なんと野球体育博物館に寄贈してくれたそうです。
 東北というといつも思い出す話です。野球とファンの結びつきをうれしく思うと同時に、私たち野球人ができることは野球を通じての復興へのお手伝いなのだ、とあらためて心に銘じています。
 選手がいつでも試合ができる状態で備えておくのはもちろんですが、被災された方々と常に心を1つにして非常時に立ち向かう気構えを持たねば、と覚悟しています。
 東北地方の皆さんの忍耐強さとくじけぬ心を信頼します。私もできることに力を尽くす、とお約束します。
 皆さん、頑張ってください。頑張りを信じています。』

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