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トップハート物語(3755)立志伝敢闘編
17/10/02
2011年(平成23年)3月16日。
 『東日本大震災の被災地の岩手県、宮城県などでは最低気温が氷点下の予想が出ており、少しでも早い「防寒対策」が必要だ。
 日本登山医学会はホームページで、低体温症について注意を呼びかけている。低体温症は、体の外に奪われる熱が多く、体温が維持できない時に起きるので、気温がそれほど低くなくても、栄養不足や疲労によって症状が出る。特に高齢者や持病のある人、子供はなりやすい。一般の体温計では、診断ができないため、手足が冷たくなったり、寒くて体が震えたら、低体温症のサインだという。
 症状がでたら、ぬれた衣服、冷たい床、風に当たる場所などを避け、カロリーを摂取してエネルギーを補給すること。脱水症状になるため、温かい飲み物でなくても水分をとった方がよい。顔、首、頭部からも熱が逃げるため、帽子やマフラーも効果的。1人よりは2、3人で、元気な人も一緒に毛布にくるまると、より暖かい。
 震えていなくても、ふらついたり、意識がもうろうとしてきたら、低体温症かもしれない。また、それまで震えていて、体が温まっていないのに震えが止まったら、重症化しているとみていい。急速に悪化するため、病院へ連れて行くことが望ましいという。搬送が難しい場合は、湯たんぽをわきの下、足の付け根、首の周りにあてて保温する。42度以上の湯たんぽを長時間あてるとやけどをするので注意が必要だ。
 1995年1月に起きた阪神大震災では、大阪市内の製造会社から兵庫県芦屋市役所に床に敷く発泡スチロール2000枚が届けられた。段ボールだけより暖かく、助かったという。停電で暖房器具が使えない場合や、避難所の防火対策から、石油ストーブやガスコンロが持ち込めない場合、布団、毛布、防寒具、カイロなどが頼り。床に直接、布団や毛布を敷くより、段ボールや新聞紙をはさむ方が暖かい。
 「市民防災ラボ」のホームページでは、「防災グッズ体験レポート」結果が紹介されている。ホームセンターなどで販売されているアルミ蒸着ポリエステルのブランケット(500円程度から)は、薄くて約50グラムと軽量だ。弱い風でもひらひらと舞い、取り扱いが難しいが、米国製の製品は気温が氷点下の雪の中でも、ブランケットの内側は12.9度に保たれた。すっぽり体を包むには、あぐらをかいて座ると効果的という
 ブランケット自体に発熱効果があるわけではないので、肌にあたったり、地面に直接座ると効果が落ちる。破れやすいこともあり、寝袋や毛布に勝るものではない。
15日、自衛隊や警察、消防などによる懸命の捜索作業などの結果、無事が確認された被災者が相次いだ。津波による被害が大きかった宮城県南三陸町では、約2000人の無事を確認。町長ら約1万人と連絡が取れない岩手県大槌町では、75歳女性が地震発生から92時間後に救出された。ただ、死者・行方不明者は更に増えており、行方不明者が1万人に達するとの厳しい見通しを示す自治体も出ている。助かった多くの被災者も厳しい避難所生活を強いられている。
 16日午前0時半現在では、自衛隊や警察、消防の活動で2万人以上が救助された。一方で、死者は3700人超に上り、行方不明者も2万2000人以上いる。10県で50万人近くが避難所生活で、毛布や食料の供給も追いついていない。気象庁は、東北地方は16日から雪が交じる真冬並みの寒さになるとして、被災者の健康面に細心の注意を呼びかけている。
 宮城県災害対策本部によると、町民約1万人と連絡が取れないでいた南三陸町の避難者数が15日、2040人増えていたことが判明。全て町民とは断定できないが、県は生存者が大幅に増えたとみている。逆に、石巻市は同日正午現在、死者425人、行方不明者1693人だが、亀山紘市長は「最終的に不明者は1万人に達する」との認識を示した。
 県内の被災地全体で食料や水だけでなく、燃料不足が深刻化しており、本部担当者は「ガソリン不足で暴動も起きかねない」と懸念する。
 岩手県では15日午前10時40分ごろ、津波被害にあった大槌町の阿部才(さい)さん(75)が4日ぶりに流された民家から助け出され、病院に搬送された。命に別条はないという。このほか、同町では山林火災が中央公民館の背後まで迫り、486人が約1キロ離れた県立大槌高校に再び避難せざるを得なくなった。
 福島県では、福島第1原発の放射能漏れで半径20~30キロ圏内で屋内退避が求められたため、沿岸部の捜索活動がほとんどできなくなった。行方不明者が多数いる相馬市は午前9時に着手した捜索を間もなく中止し、いわき市は行えなかった。同日午後に2遺体が見つかった新地町の担当者は「一人でも多くの行方不明者を見つけ、家族に会わせたいのに、原発に振り回されている」と嘆いた。』

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