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トップハート物語(3748)立志伝敢闘編
17/09/29
2011年(平成23年)3月15日。
『JR東日本は14日、東北新幹線の被害状況を発表した。電柱の破損が約250カ所、架線の断線が約200カ所。特に被害が大きいのは、仙台駅構内の橋げたのずれや郡山駅の高架橋の柱の損傷という。04年の新潟県中越地震で起きたトンネル崩落など大規模被害はなかった。
 だが、被害地域が大宮−八戸間と広範囲で、道路状況が悪く工事資材搬入に時間がかかることが予想され、全線再開の見通しは立っていない。
 文部科学省は14日午後1時時点で、岩手、宮城両県で児童生徒と教員計11人の死亡が確認されたと発表した。死亡が確認されたのは岩手県大船渡市の児童1人▽同県釜石市の生徒1人▽宮城県南三陸町の児童1人、生徒1人、教員1人▽同県七ケ浜町の生徒1人▽同県東松島市の児童4人、生徒1人。また岩手県で児童生徒、教職員の336人、宮城県で19人が行方不明になっている。
 一方、14日午前、福島県から青森県にかけての太平洋沿岸で津波のような潮位変動を見たとの複数の情報があった。しかし、気象庁は横山博文地震津波監視課長が会見し、「青森県むつ市などの巨大津波計で津波は観測されず、津波を発生させるような地震も発生していない」とした。
 東日本大震災の影響で、東北地方太平洋側の観測機器の大部分が潮位変化を観測できない状態で、第2管区海上保安本部に目視などの情報提供を依頼しているが、同本部から仙台管区気象台に「津波は確認していない」と連絡が入ったという。
 青森県八戸市河原木の主婦、今己知(みち)さん(32)は12日早朝、停電に見舞われた市内の病院で男児を出産した。
 暖房の切れた院内は冷え込み、余震が続く環境の中での新しい命の誕生だった。陣痛が始まったのは12日未明。すぐに夫博一さん(35)の運転する車で暗闇の道を病院へと向かった。小雪が舞う中、午前4時過ぎに病院に到着したが、発電機がないため院内は真っ暗。電動式の分娩(ぶんべん)台も動かないため、背中部分に枕を置いて角度を作り、看護師が手にした懐中電灯を使っての出産が始まった。
 途中、隣の部屋から大きな音が鳴り、白煙が漂った。病院と取引のある男性が用意した小さな発電機を起動させた。赤ちゃんの様子を見るためのライトに明かりがともった。
 午前5時38分、3310グラムの元気な男の子を出産。今さんは「余震で分娩台が何度も揺れる中での出産でしたが、ひとりぼっちじゃないから大丈夫だろうと思った。元気でたくましい子に育ってほしい」と笑みを浮かべた。
 「想定外という言葉も使えないぐらいすごい波だった」。大津波で壊滅的被害を受け、約9500人が安否不明の宮城県南三陸町で、奇跡的に一命を取り留めた佐藤仁町長(59)が14日、災害対策本部と避難所を兼ねる町内の体育館で記者会見した。町を壊滅させた津波のすさまじさを語り、「避難民の食料や水、毛布が圧倒的に足りない」と全国に支援を求めた。
 「自分の頭を超える波が、何回も行ったり来たりした」。津波到達時、町長は役場本庁舎隣の防災センターにいた。波は3階建ての建物を丸ごとのみ込んだ。屋上につながる手すりに必死にしがみつき難を逃れたが、屋上や屋内にいた職員約20人は流され、残ったのは10人だけだった。
 その晩は建物に絡まった流木にライターで火を付けて暖を取り、「体を寄せ合い、励まし合いながら頑張った」と声を詰まらせた。
 町では41人が犠牲になった1960年のチリ地震の津波を教訓に、毎年住民の避難訓練を続けてきた。ただ、想定した津波は当時の高さ5.5メートル。今回の波は高さ約11メートルの庁舎を超えており、町長は「それだけの規模しか想定できなかった」とうつむいた。
 中野寛成国家公安委員長は14日の会見で、身元が分からない遺体の火葬について、政府の対策本部の会合でも取り上げられたことを明らかにしたうえで、「検討を急いでいく必要性がある」との認識を示した。
 身元不明遺体の火葬の時期をめぐっては、阪神淡路大震災でも問題になっており、中野委員長は「そのことも参考にしながら、DNA型や歯形などを保存し、後々検証できるようにする」と話した。
 警察庁によると、被災地の県警と応援部隊を合わせ1030人の警察官が検視を実施、14日午後1時時点で1180遺体の検視が終了した。このうち身元が判明した数は不明だが、遺族に引き取られた遺体はわずか151体にとどまっているという。
 今回の地震では、津波で流された犠牲者の居住地がまったく分からないうえ、自宅などから身元を照合するためのDNA型の採取も困難とみられる。また、集落ごと壊滅状態に陥っていることから、身元確認が進まない可能性が指摘されている。』

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