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トップハート物語(3727)立志伝敢闘編
17/09/17
2011年(平成23年)3月上旬。
 朝一番で、昨夜の訪問看護と主治医からの電話の対応に時間を奪われた。何れも、認知症を妻に持つ夫への対応だったが、たまたま同時刻の連絡で、一体何が起こったのかとの心配をよそに、内容は緊急性を懸念するモノではなかった。
訪問看護は訪問介護へのクレームで、主治医は2月分の治療費の集金連絡だった。
 携帯電話貸与30台弱のうち13台が使用2年を経過しているので、無料で新機種の取り替えを受けた。配送されて来た電話機を交換するので、使用者にブログを通じて旧機種を持って来るように呼びかけた。忙しいとの事で、中々来る機会が無い。
いつも訪問して来るサービス担当責任者などは使用頻度が高くて、2年は持たないうちに機種変更しているので対象から除かれる。ヘルパーさんが中心で、やっとひとり来た。
 「チップのようなものを入れ替えれば直ぐに使用出来ます。」
 と、指導に従って入れ替えした。
 しかし、全く作動しない。何度も行ったが、動かない。仕方が無く、電話で問い合わせしたが、良く分からない。同じ操作を何度も続けたが無理だった。ヘルパーさんは忙しい。
 「今度また、時間がある時に来ます。」
 と、言って戻って行った。
 再度言われた事をする事にした。自分のチップをその電話機に入れ替える。その時に気付いた。何と、入れる方向が違っていたのだ。先入観で、台形に削られている方を先に入れてしまった。逆だった。その時に、
 「私のチップを入れても、使えるんですか。」
 「はい、本体は電話番号と関係ないですから。どのチップでも動きます。」
 そう言われた。
 実は、それを聞きたかったのだ。私の携帯は、交換したばかりだが、電池パックの蓋が無くなってしまった。セロテープで貼って抑えていたのだ。
そして、新たな携帯電話交換の対象者の一人が、退職者の引き継ぎの時に新たな機種を自腹で購入したようだ。それは、交換の必要が無いので余ってしまった。当然、可能な事が分かったので自分が使用する事にした。
 11時過ぎに、事務所を出て徒歩30分程度の先にある銀行に行った。歩くには、適切な距離だった。その方向は、私がこの守口市に埼玉から来た時の事務所があった場所がある。懐かしい路地を、小さな商店街を歩き向かった。
銀行も、最初に通帳を作った処だ。その銀行に、個人事務所の口座がある。その口座から、残高の資金を全額引き出して先日作成したクレジット決済銀行の口座に移そうとしたのだ。知らなかったが、ATMでは全額引き出せないのだ。100円未満は、窓口でしか引き出せないとは知らなかった。
 マンションに戻って来て、少しばかりの昼食を摂った。事務所に行って、事務処理をしていると突然携帯に、見慣れない番号で連絡があった。
 「お久しぶりです。佐藤さんですか。」
 「はいそうですが。」
 「佐藤守さんですか。」
 不審に思いながら、再度返事した。
 「お久しぶりです。R証券のNです。」
 「いや、覚えて居ないんだが。どこかで会ったんですか。」
 「マジすか。平成15年頃に、証券の営業で飛び込みで行ったんですが、頑張るように励ましてくれたんですが。覚えていませんか。」
 「申し訳ないが、全く覚えていない。」 
 「本当ですか。仕方が無いです。営業で電話したんじゃなくて、ご挨拶で電話したんです。今度独立して、神戸と大阪に事務所を作るんです。」
 「本当か良かったな。」
 「頑張るように言われて、頑張ってあれから東京の品川本社に異動になって。会社が外資に買収されて、実績を上げていたんですが利益利益と追いまくられて辞めて独立して、自分でファンドをしたんです。20億円くらいの預かり資産があったんですが、指定を取らないで遣ったので訴えられてまた戻って来ました。今は、20人くらいのお客さんの資金を預かって運用しています。私も36歳になって、結婚もして子供も居ます。」
 「それじゃ、頑張んないと。」
 「それで、営業に行く訳じゃないんですが、ご挨拶にお伺いしたんですが。」
 「どうぞ。」
 「しかし、佐藤さんの会社は随分大きくなったんですね。」

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