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トップハート物語(3722)立志伝敢闘編
17/09/15
2011年(平成23年)3月
日曜日だが、いつもの時間に出勤した。本来は、大宮に帰省する筈だった。帰省は私だけで決めていた事だが、妻からメールで不在を告げられていたので会社に来た。取り留めもない時間を過ごして、認知症の妻と夫の調整に入った。
私が担当しているケースで、点数オーバーは3名になった。しかし、一人は自費契約をしており超えた部分の料金は介護保険料の半額だ。計画上は最初から、介護保険点数ギリギリで立てる。毎日3回訪問なので、そのうち20回程度は自費となる。
認知症のうえ独居で転倒を繰り返す利用者だ。服薬確認で夜朝加算があり大変だ。
 そのケースは、毎月決まっている援助サイクルなので調整の辛さは無い。ところが、認知症の妻とその夫の計画は初めて点数を超える計画なのでやりくりが大変だ。何とか介護保険超えをしたくないと思っても、徘徊する認知症の妻と寝たきりの夫ではオーバーも止むを得ない。
問題は、そのオーバーの仕方だ。おむつ交換をする夫と服薬補助的な事をする妻への介助と眠るまでの見守りなどを、二人で併せて夜9時から30分しか取れない。どちらにつけるか。それでも、妻も夫も計画段階で既に点数を超えている。
 妻は、昼間デイサービスに行って貰うのだが、週に3回しか行けない。送り出しの援助や迎えの援助、勿論調理なども入る。
 「弁当で済ます。」
 との夫の言葉に、二人で1食1000円としても、デイサービスの妻の分を除いても、結果的にデイでも食事をする訳だから、それだけで10万円も掛かってしまう。
その金銭的な説明をすると、
「止める。」
という。
片方が10万以上のオーバーをする計画を修正する事にして、夜間の30分を15日ずつ半々にする事にした。また、連続する時間のおむつ交換の夫と生活援助を妻に1時間つけて居たのを、統一して身体1生活2を一人につける事によって、世帯の負担を少しでも削る事にした。
そんな調整をしても、我儘な夫はあれを買って来てくれこれを買って来てくれと、言いたい放題。
 病院に行きたいの、夫婦で連れて行ってくれのと要求するたびに加算される金額を、支払いの段階では拒否するのだ。困ったもので、それだけで済む訳ではなく、我儘夫はあれこれ考えを張り巡らせて民生委員に連絡して、何とかしてくれと言い始めたり、私には、
 「訪問看護など来ていない。」
 などと言い、訪問看護には
 「デイサービスに行きたいと言っているが、何も計画立ててくれない。」
 と、私の事を言う。
 そんな戦いをしながら、どうやったら1円でも少ない負担になるのかを考えながら進めている。
 一旦部屋に戻った。昼食は、昨日揚げたコロッケとタラのフライだ。そのほかには、ちゃんこ風の具沢山の汁ものだ。マラソンを見ながら、横になって休んだ。何となく、意欲が低下している。食欲が無いのだ。
食べたいものが無いし、外食にも行く気が無い。いつもなら、配達される招待券や割引券をいつも持ち歩くバックに入れて、近くに行ったら立ち寄って食べる準備をしていた。その意欲も無いので、捨てている。また、メールでも沢山の配信で、色んなネット販売のメールが来るが今は中身を見ないで削除している。
 4時前に、再度出勤した。各施設や事業所に渡す資料を作成して、NPO法人常勤理事の智子さんの出勤を待った。彼女も体調が優れないと、食欲低下していて顔がかなり痩せてしまっている。
どうやら、自分なりの判断だがショウガが体を温めるというフレーズにのめり込んで、食べ続けてついに胃を壊したようだ。その彼女は、完全に夜型になってしまった。私が体に負担を感じる時間になると、俄然強くなる。
 5時過ぎに出勤して来た彼女に、必要な書類を作って貰い出発した。外は氷雨で、ネオンが雨に濡れフロントガラス越しに見る街の灯りが何となくロマンチックだったのだが、運転する彼女は周りの車両に気使い事故に成らないように神経を集中していた。
施設を2か所回り、書類を配布した。普段ならどこかの店に行って食事をするのだが、二人とも食欲が減退していて気が進まない。何とか無理をして、どこに行って食べようかと考えていたが、適当な店が浮かばない。
百貨店の地下で、パンでも買って食べようとなった。
 いつも行く珈琲店で、ブルーマウンテンを飲んだ。ちょっと他の種類とは違って高めだ。しかし、美味しく頂いた。パンを3種類買ったが、戻っても食欲を増進させるまでには行かなかった。
 考えて見れば、一昨年の12月に入院する前は72キロだった体重が、2週間入院して、退院して来た時には6キロ減って66キロだった。それが、1年経った時には79キロなんて考えられない。食欲が無い方がいい。減量しようとしても、天気が悪くなって歩けなくなって、増えて来る。

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