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トップハート物語(3720)立志伝敢闘編
17/09/14
2011年(平成23年)3月上旬。
そして、もう一人は、完全な認知症で独居の利用者。これまた、お局様筆頭サービス提供責任者が絡んで居て、自分が引っ張って来たヘルパーを強引に押し込んで、
 「10万円は稼げるようにしてあげないと。」
 利用者の相性など関係なく、ただ押し込む行為に呆れ果てていた。
 お局様筆頭サービス提供責任者には、他の社員が口を挟む事が出来ないので、私が防波堤になって、有る程度落ち着いたら引き継ぐ事にしている。
 そのような、問題を含んだ利用者の溜まっていた計画や書類整理をした。
 その間でも、好きな音楽を掛けたり、インターネットで検索したり。集中せず、仕事と趣味を混合しながら過ごす時間を持った。何もせずに、背もたれにあおむけになって、深呼吸をした。
何となく、最近は、意欲が低下しているように思われる。食べたいものが無くなって来た。インターネットでも、沢山の情報が入るようにしているのだが、見る間もなく消去してしまう。買いたいものも無く、行きたいところも無い。したい事もない。
 一旦部屋に戻った。今日は長い間思っていたコロッケを作った。思っていたと言うのは、コロッケを作るために何日か掛けて食材を準備していたのだ。ジャガイモやニンジンは、丁度繁華街に行った時に百貨店で見つけた地下食品売り場でのもの。
玉ねぎと合挽肉は、先週近くの百貨店での火曜市で安く買って来た物だ。満を持して、何ヶ月振りかでコロッケを作り出した。いつもは、ジャガイモやニンジンはお湯で茹でるのだが、今日はレンジでふかした。玉ねぎと合挽肉は炒めた。
 小麦粉と卵と水を一緒に混ぜた。いつもは、別々なのだが、最近は手抜きが多い。そう言えば、この大阪地方ではニンジンは入れないのだが、私たち東日本は入れるのが当然なので、当然そうした。
順調に出来上がった。しかし、卵を2個入れて作った小麦粉とのルーが大量に余った。先日、購入して来た「真たら」をレンジで溶かした。約3キロのものを3枚下ろししたものだ。沢山の「真たら」のフライが出来た。
フィレオフィッシュだ。それでもまだルーは余る。仕方が無く、冷蔵庫の中をまさぐった。大きい茄子が2個出て来た。それを揚げた。
 1時間を要した、フライは出来上がった。早速昼食だ。まず、コロッケは失敗だった。モチモチ感が強すぎた。レンジでしたからだろうか。次の「真たら」は、美味しかったが味が無い。そうだ、胡椒と塩を振るのを忘れた。
それでも、衣が美味しくてまずはボーダーラインを超えた。次のナスは、一番最高に美味しかった。何もしないそのままの材料だったが、ふわふわして味も良かった。茄子だけ全部食べてしまった。
 終わって、休んで居ると介護管理者から電話があった。認知症の妻が
「歯科からこれから戻る。」
と言うのだ。
私は今日訪問する事を告げてあったので、歯科から戻る時に連絡をくれと言ってあった。
 直ぐに、NPO法人常勤理事に運転を頼んで向かった。認知症の妻は、理解力は欠如しているが説明はして、夫にサインをして貰ったり印鑑を押して貰ったしないと行けない。夫は、寝たきりだが意識は清明だ。しかし、今日の朝も電話があり、 
 「妻の歯医者は何時に迎えに来てくれるのでしょうか。また、火曜日の整形外科は何時に行くのでしょうか。デイサービスの件で打ち合わせをしたいので来て欲しい。」
 など、何度説明しても、毎日同じことを言って来る。
 切ろうとすると、また同じことを言う。
 この日も中々帰れない。
 「デイに行きたい。」
 「それは毎日行っているが、現在でも点数を超えている。ここでデイサービスを入れたら、1回食事を含めて1万円位の負担になる。」
 「1千円や2千円位の負担だったらいいけれど、そんなに負担するなんて無駄です。やっぱりやめておきます。それだったらヘルパーさんに手伝って貰ってお風呂に入りたい。」
 「立てないので、二人介助になってしまう。同じくらいの金額が掛かりますよ。湯船に入らなくて、イスに座って背中を流すくらいでしたら、ヘルパーさん一人でも大丈夫ですが。」
 「湯船に入らなければ、風邪をひいてしまう。湯船に入りたい。」
 「足が全く動かないのに、湯船に入れないでしょう。無茶苦茶な事は言わないで下さい。」
 結局、今までと同じように清拭をする事になった。
 今度は、
 「押し車を押して道路を歩いてリハビリをしたいので、レンタルをして欲しい。」
 「足が全く動かないのに、それは無理です。」
 何度言ってもきかないので、医師に
「直接言って欲しい。」
と言った。
 ところが、往診に来る医師とか訪問看護には何も言わない。私に色んな事を言って来る。
 そんな事をして、1日が終わった。


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