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トップハート物語(3709)立志伝敢闘編
17/09/08
2011年(平成23年)2月下旬。
「何度も言っているように、どのくらい休んでどのくらい補講が必要か分からないので、事務局から返事させます。それでも、出席しないで何とかしてくれというのは出来ません。決まって居る教科と時間数をクリアしないと行けない。出て来ないで、卒業させてくれなんて出来ません。」
 「実技が終わらないと実習に行けませんよね。私が思っているのは修了評価の実技試験は・・・・」
 時計を見ると、既に40分も話を一方的に聞いている。
あれこれと、同じことの繰り返し。立て続けに、電話が2件同時に入って来た。
 「電話が鳴り続けて、仕事になりませんので切りますよ。今聞いた事は、事務所に確認してみます。」
 そう言って、やっと切った。
 直ぐに彼女の言う
「事務局に不正行為がある。」
という真相を確かめるために事務局の高学歴社員を呼んだ。
 「Yさんの出席日数を誤魔化して、生活資金を受領できるようにしたのか?」
 と、詰問した。
 「とんでもない、病気で休んでいて、診断書も出て居ますので、7日間の休暇は取り扱い上でも認めて貰っています。何の問題もありません。」
 「規定に従って処理されているんだな。」
 「はい、大丈夫です。」
 「それと、教科をクリアしていないのに実技を受けて、みんなと一緒に実習に行けるというクレームはどうなっているんだ。」
 「毎日補講を受けて貰って、クリアして貰いましたが。不正など全くありません。その生徒は無料のソフトバンクの携帯電話を持って来て、生徒に渡して昼間から夜遅くまで電話しまくっているようで、生徒の中から何とかして欲しいと相談があります。自分勝手に話を作って。」
 「休んで居たYさんに何度も事務所から電話を掛けて、出て来るように言っていたのに、自分には掛かって来ないと言っているが。」
 「あれは、Yさんのお母さんから掛かって来ているので、私からは掛けていません。」
 不正が無く、一安心した。
 「細かい説明はしなくて良いので、訴えている事については規定通り運用しているので、どこに訴えて貰っても結構ですと言って置け。録音しているので、余計な事は言わずに気をつけるように。」
 そう注意して、帰した。
 11時半に事務所を出て、1時間近く掛けて社会福祉会館に着いた。NPO法人などに対する、福祉医療機構の助成金募集の説明会があった。
受付時間より10分も早く到着したのに、既に定員100名の会場は満席。
「新たに会場を設けたので、道路向かいにあるもう一つの会館に行くように。」
言われて、200名の会場に向かった。
そこも多くの参加者で満席になる。溢れた人は、今度は地下の部屋になどと言われていた。
 これほど、多くの希望者がいるのではなく、助成金が簡単に貰えるような文面だったので殺到したのだ。私は資料を見ながら、難しいハードルに何とかならないだろうかと考えていた。
福祉活動・社会参加促進支援事業・地域連携活動支援事業・全国的広域的ネットワーク活動支援事業に対する助成金が最低300万円、最高は上限なしだ。
 説明を聞きながら、資料に目を通して何が該当するか考えた。「高齢者・障害者と介護を担う家族の支援に関する事業」「高齢者・障害者の特性に応じた就労支援に関する事業」「福祉・介護従事者の資質向上、定着支援及び福祉・介護分野への人材の参入促進等に関する事業」等が出来るかも知れないと考えた。
 しかし、条件が厳しい。当NPOは始まったばかりで、実績が無い。条件の中に、地域の公的な団体の推薦状が必要なのだ。例えば、社会福祉法人や社会福祉協議会、福祉団体など。そんな付き合いがある訳じゃないので、無理が生じる。
後は、ネットワークの構築だがそれも今からではどうか。ある程度検討したが、独自だったら出来ない事もないのに、他団体との協力関係は具体的なものは無いので厳しさを悟った。
何も、今年急がなくても良いかという気持ちになった。
 それにしても、こんなに大勢の人が集まって来て大変だ。世は不況だから、助成を受けられるならと思って参加した大半の団体が難しいだろう。
 帰りは、蕎麦の美味しい店に行って≪ざる蕎麦≫の大盛りを頼んだ。
 戻って来て、着いたホワイトデーのケーキとシュークリームを、チョコレートを頂いた社員達に、
 「早いですが、冷凍できるので冷凍して貰って、3月14日に溶かして食べて下さい。」
 と、言って渡した。

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