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トップハート物語(3683)立志伝敢闘編
17/08/19
2011年(平成23年)2月中旬。
 口を出す理由は何も無い。暇だからだろうし、お金に執着心が強いのだろう。私は給与を全額渡して、給与から1円も取って居ない。自分も役員報酬を受けているので、平均的な給与生活者の10倍近くの収入がある筈だ。
それでも、私が何故無給で生活できるのか、クレジットが限度額に達して使えない時もあり、その解消の為のお金はどこから出ているのかが気に成っているのだろう。そんなことまで、説明しなければならない理由は無いので決断をした。
クレジットカードを別に作って、決済口座も別にして、明細書も自分の今居るマンションに届くようにする事にしたのだ。
 前は、余りうるさいので現金を持って歩いて現金決済をする事にした。しかし、ポイントが欲しいというので再開したのだ。その弊害がまた生まれたのだ。銀行では、直ぐに順番が来た。
窓口の女性を見て嫌な先入観を持った。若い女性で、性格が悪いのが多いので30代位を願っていたが20代だった。不快な感情に成ることを覚悟して、フロアに座った。営業スマイルを出す前の遠くから見た顔は、冷たい感じだった。
 「クレジットカードを作りたいのですか。」
 「分かりました、どうぞ席に座って下さい。」
 座り、
 「併せて、口座も新規で作りたい。」
 「分かりました、有難うございます。当行の通帳はお持ちではないのですね。」
 ここから、いつものように長時間かかるのを知っていたので、出来るだけ情報提供をしないようにしたかった。
まだ、2時を少し回った時間なので、振り込みをしたいし、3時前までには終わらせたいと願っていた。
 名前と生年月日を入力した彼女は
 「もしかしたら、埼玉県に口座をお持ちじゃないですか。」
 「持っています。持っているけれど、そこは給与などの口座で、私個人のクレジット専用の口座を作りたい。」
 「これまでは、事業関係でお使いで、今度は個人専用の口座を作りたいという事ですね。」
 それでいいやと思って、そうだと答えた。
 「個人1口座が原則ですが、相談します。」
 と、奥に消えた。戻って来て、大丈夫だという。
 「個人を証明できる、免許証やパスポートはお持ちじゃないですか。」
 「持っていませんが、これがあります。」
 そう言って、介護支援専門員証を差し出した。
 私は身分を証明するものは何も持っていないのだ。しかし、この介護支援専門員証は、屋号の通帳を作る時や郵便局で不在の時の配達物を受け取る時に使用したり、結構公的な場所でも身分証明書として活用出来る。
 しかし、それを使用した時のこの銀行窓口の女性は居ない。その時の彼女はたまたま、介護福祉士の資格を持っていたのだ。今回の彼女に説明をしないと行けなくなり、
 「この通帳を作る時には、この身分証明書を使用しました。」
 そう言って、幾つかの通帳を出した。
 それを持って、また奥に入って上司に相談しに行った。勿論、問題が無い。しかし、
 「念のために健康保険証がありませんか。」
 と、言うので、また色々説明が必要になると覚悟して出した。
 「住所が埼玉県さいたま市に成っていますね。」
 「そうです。自宅は埼玉ですから。単身赴任で、この市に来ているだけです。」
 また、奥に入って行った。
 勿論諒解に成った。
 書類を書き始めた。彼女が、少しずつ話し始めた。介護の世界の話しだ。書きながら、当社のホームページや考え方方針、事業内容などを説明した。
 「もし、介護の世界に行きたかったら佐藤さんにお願いしたらいいんですか。」
 と、冗談で彼女が言った。
 「基本的には、30代では遅すぎます。やはり、教育するのに10年は掛かりますから。資格などを摂って働いて貰おうと思った時には60歳だなんて困ります。」

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