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トップハート物語(3682)立志伝敢闘編
17/08/19
2011年(平成23年)2月中旬。
 介護管理者、サービス提供責任者が続けて来る。その話は、つまり仕事が多くなり、人員的な増員を図らないと倒れてしまうというものだった。特に管理者は、連日遅くまでシフトと介護の対応にヘルペスが出来てしまった。各サービス提供責任者も疲労の色が濃い。顔立ちが、変わって来ている。何とかしなければと思っても、それほどの妙案がある訳ではない。ただ、必要があれば、みんなで勧誘するなり対応をしたらいいと、私は言う。
 昨年1年間、業務内であってもヘルパー講習の講師をサービス提供責任者全員にさせた。その間、数百人に接して彼女らがこの人が欲しいと言ったからは誰も居なかった。
 「変な人ばかりで、勘弁して下さい。普通の人はいなんですか。」 
 その言葉のオンパレードだった。
 そうしているうちに、今年に入り業務が極端に多く成った。本社の方は、同じヘルパー講習受講生の中で5人程度確保して何とかなっている。その点、この地区の動きは鈍い。そのうえ、かなりの新規で困難ケースで、毎日数回対応がいくつも現れて来た。困惑の介護管理者から、珍しくSOSが出た。サービス提供責任者には、みんなでカバーするようにという他なかった。その忙しい、1分も無駄に出来ない状態なのに、カリスマが業務に割って入って来て、夜実績入力などをしている時に、個人的に口撃を長い間掛けているという。立場を尊重して、手を休めて聞いたり頭に来たり、ストレスがたまっている。やっとカリスマが9時過ぎに帰るので、それからの仕事なので、中には電車が無くなる時間に成って、車で送って行ったという。
 そのカリスマが、
 「自分の手勢として、他で仕事が無くなった高齢のヘルパーを連れて来て、強引にシフトに押し込む。自分が使う時には、有無を言わさずシフトに入って居ようとなかろうと引き上げるような事を頻繁にするので、何とかして欲しい。」
 そう泣きついて来た。
 特に、今は交通事故に遭って仕事は口だけだ。その為に、私が居る事務所の隣の部屋を借り入れた。最初は、NPOで指定事業をする積りで、引き受けたカリスマ。その後、再度確認すると今度は拒否。仕方が無く、カリスマが所属する支援部門ごと移転する事にした。そうしないと、主体となっている介護部門が死んでしまう。
 本社で採用した、70歳の男性社員からメールが来た。彼は、事務的な業務が正確確実で、早くも信頼が大きい。その彼が、市からの通知を告げて来た。内容は、働きながら介護福祉士養成の専門学校に通学して資格を取得して介護で働いて貰おうというものだった。無職無資格の者を企業で採用して、通学させて、その経費を市から貰うというものだ。通学時間は勤務時間で、それ以外の時間を施設や介護現場で働いて貰う。2年間の通学経費250万円や毎月の給与20万以上など、交通費やユニフォーム代など至れり尽くせりの制度だ。
 今は、真面目に働いている者がバカを見る時代だ。失業しているからと言って、生活費を貰いながら介護職員基礎研修を無料で受けられる。今度は、介護福祉士養成校に無料で通えて、給与は貰えて何から何まで面倒を見て貰える。条件は、無職だという事だ。何かおかしいとは思わないのか。
 それでも、そのような制度を利用して事業を運営するのが当社の生き方だ。早速、説明会に出席するように指示した。隣の市は巨大で250名のホームヘルパー2級対象で、同じ制度を運営している。
 今回は、小さな本社のある市で3名が募集対象だった。説明会には8事業所が来て、定員を超えているので審査となる可能性が高い。しかし、ホームページには定員を超えた場合は申請書内容の審査と書いてあるのに、説明会資料には抽選と書いてある。
 午前中10時半から昼過ぎまで、社会保険労務士が来ていた。最近は、資料の作成目的より、世間話しが多く成った。この日も、地方の色んな違いを話しして、楽しかった。
 午後は、取引銀行に行った。目的はクレジットカードを作る事だった。現在は、クレジットカードは私が持っているが、引落の通帳は家に置いてある。そして、その口座を私は知らない。その引落明細は埼玉の自宅に送られる。引き落とされると思える金額を、私の郵便局の口座から妻が取り出し引落口座に移している。最初から、その口座を教えてくれればそこに入れるのだが教えてくれない。そして、帰省するたびに多額の引落明細を見て口うるさく言い出すのだ。
 「会社関係で使っているし、必要金額は充分郵便貯金に入っている。いつもそこから引き出しているんだから、誰にも迷惑が掛かっていない。」
 そう言うが、納得しない。

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