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トップハート物語(3676)立志伝敢闘編
17/08/16
2011年(平成23年)2月初旬。
 職業訓練授業に対応するために、朝から準備を始めた。いつも、その場で考えながら話す事が多く、余り準備などという事はしない。今日の授業は3時間がホームペルパー概論、後半の3時間が就職支援。
後半の就職支援に多くのエネルギーを割こうとしていた。これまでは、この最初の1ヶ月目の時期、1週間を活用して自主活動を組み入れていた。テーマを自分達で考えて、自分達の足で各種訪問先を探し調査し纏める。
「条件はただ一つ、自分と同級生の将来に役立つ内容にする事。それを発表して、みんなの益に成るように。」
と言っていた。
 しかし、その内容は、概ね画一的で施設の調査に限られていた。特養とはどういうところか、というものに集約されていた。
「そんなものは、何の足しにも成らない。」
と言いたいのだが、折角一生懸命に探して結果を出したのだから、ほめる。
 自省している。自主的なモノではテーマを考えられない。それで、今回はこちらがテーマを考えて、その同じテーマに関わりたいと思う人が集団を作って、同じ方向で調査まとめをする。そんな考えで臨んだ。
 準備が終わって事務所の外に出る。出ると同時に、同じフロアの居宅支援事業所の智美さんと会ったら、
 「何か元気がありませんよ。」
 と、言って背中を叩かれた。
 彼女は当社に入ってまだそれほど時間は過ぎていない。30代前半だが、お子さんが3人居る元気な女性だ。何しろ、あの種子島の英雄『朝潮太郎』の親族で、この大阪に出て来て3年だ。元気を貰って、地下鉄に乗って会場の市民会館に向かった。
 朝、5時台に2本の電話があった。連日連絡がある、認知症を妻に持つ夫だ。認知症が、かなり進行していると思われる。二人とも進行したら、一体どうなるのか分からない。親族や、民生委員や地域包括支援センターや社会福祉協議会などがあれこれと外野席で言って来るが、市もそうだがグラウンドには下りて来ない。
 午前中は、2回の休憩を挟んでグループワークを取り入れて12時半に終わった。一休みした。体調が、昨日の嘔吐から余り良くない。NPO法人常勤理事の智子さんが、胃に優しいとおにぎり、味噌汁、おでんなどを買って来てくれた。
 午後は予定通り、テーマを絞って与えて自分が何をしたいかを募った。介護関係の資格の種類と受験などの資格を知りたい、起業をしたい、これから介護業界で生きて行くにはどうしたらいいのか。など、5種類のテーマに6人ずつ30人を振り分けた。質問が、中年の女性の生徒からあった。
 「まだ、2級ヘルパーの授業を始めて2週間です。何をどうして行くのか全く分からない。どうしていいのか分からない人はどうしたらいいんですか。」
 「何も思いつかない人は、1週間自習していて下さい。強制ではありません。これからどうしたらいいのか、1週間みんなと離れて考えて下さい。就職することを目的としている授業です。それを中心にこれから就職支援があります。ある程度の考えを持って、介護を希望して来た訳ですから、その後どうしたいいのかを考えて行くグループにも入れないのなら、自分で時間をどう過ごすのか、考えなさい。ここで就職を決めないで卒業したら、後はハローワークに通って決める他ない。誰も、意欲があって方向が決めようとしている人は何とか引っ張って行くが、この教室に来てただヘルパー資格を無料で取得して、生活資金を貰う事だけに来た人は当教室には関係が無い。」
 そう厳しく、話しをした。
 それぞれ、5グループに分けられたので、これからどんな方法でどこに行って、何をして何を知るのかを他人グループ毎に相談に乗った。
 その間は、余りお腹の調子は気に成らなかったのだが、終わって今日の鍋の材料を買いにデパ地下に行った時にはかなり気になった。いつもの喫茶店で、いつもは珈琲を飲むが今日は桃ジュースフロートにして、胃を刺激しないようにした。それでも、何となく違和感があった。
 支援管理者から、金曜日にテレビのパネルを掃除して傷を付けた事に対する損害賠償の話しを、一方的して来た。
 「パネル交換だと85000円位で、買い替えると成るとネット販売で39万だそうです。利用者は、かなりうるさい人で買い替えを希望しています。どうしたらいいですか。」
 「まだ、保険会社と話し合いをしていない。情報も口頭でしただけだ。事故報告書を出しなさい。原則は、修理に成る。」
 「その旨連絡をして、修理を依頼して良いでしょうか。」
 何と自分勝手な考えだ。
 早く終息したいのは分かる。しかし、手順がある。これまでも、自由にさせて来たが、他の会社だったら今勝手に進めている事は通用しないだろう。保険が下りるのは、それなりの手順が必要なのだ。

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