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トップハート物語(3675)立志伝敢闘編
17/08/15
2011年(平成23年)2月初旬。
昨夜、大宮の自宅で妻と長男と話していると、突然妻が
 「スイミングで、一時、10分位意識を失ってその間の記憶が無い。」
 「それは、脳梗塞の前兆じゃないか。定期的に病院に行って検診を受けているのか。」
 あれほど、私の食事の内容などを口うるさく言い続けて、うんざりするくらい健康に気を付けているのに、全く健康診断を受けていないらしい。
 「俺だって、MRIやCT、エコーなど体全部の検査を受けているのに、何で受けない。役員だから、書類を送って健康診断の申し込みを受けているだろう。人間ドックなどに入って受けて来い。」
 そう言った。
 今まで無かった、私と同じ腕を入れて測る血圧計が置いてあって、夜に測り出した。
 「何をしている。夜より、朝図るのが正解だ。」
 そんな事を言っていた。
 妻の口うるさいのは、認知症に繋がると諦めていた。
 その翌朝だ。
「刺身につける醤油の量が多い。」
という。
間髪を入れず、鍋の
「ポン酢も多過ぎる。」
と食べているそばから言い出す。
いつもの事だから、我慢する。お昼には出て大阪に戻る事が出来る。段々と、帰る時間が近づく。12時になった。やおら、
 「カードで引き落としているお金は、どこから出しているの。」
 これは、いつも同じだ。
 いつもそれを聞く。私は、給与を全額渡して1円も受け取っていない。
 「何千万も貯めて、あり余るくらいの金を持っていて、それで尚且つ俺の金に興味を持つ。その気持ちが知れない。」
 「カードの金額が多過ぎるから、どうやっているのか分からないから聞いている。」
 「そんなこと、お前に迷惑が掛かっていないだろう。興味など持たなくても良い。俺は俺でやっているんだから。」
 社員との宴席や毎月多くの商品をネットで取り寄せて、カード決済にしている。
何かと面倒だから、その金額や商品などをオープンにする為に、決済の通帳は自宅に置いてある。勿論、決済一欄表は自宅に来る。
何しろ、私宛てに来る書類や封書は、昔から勝手に開ける。何度注意しても、勝手に開封する。個人的な物までも開封する。うんざりする性格だ。
 そう言った、妻との問題に苦慮して帰省して来る。長男は妻に又かと注意して、俺にはもう少し決済内容を開示するように言う。余り毎月戻って来る度に、この件で言い合いするのをうんざりしている。
 「こんな家に帰ってくるんじゃなかった。俺は、これから戻って、仕事をしないとけない。」
 そう言って、いつも送って貰うのだが。
「徒歩で帰る。」
と言って、外に出て駅まで歩いて行った。
 東京駅には、予約の時間より早く到着した。外国人観光客が一番喜ぶお土産は、週刊誌によると「東京ばな奈みつけた」というので、今日は考えずにそれを買った。時間が大幅に余っているので、30分早い新幹線に替えて貰った。
15分ほど、構内の喫茶室で珈琲を飲んで停車中の新幹線に乗車した。病気に成った後ここ1年はグリーン車なので、隣が居なくて落ち着く。買い込んだ、トリ重弁当を時間を掛けて食べた。週刊誌を読んでいると、眠くなって1時間も眠った。それから、ずっと起きていた。電話が数本あったが、車中なので出られない。
 降車してから掛けた。認知症を妻に持つ夫が電話を掛けまくっているので、何かあったかと息子から問い合わせだった。
「あまり電話が鳴るので、親父が死んだと思っていた。」
という。
現況を話しをしていると、
「もう聞きたくない。」
と一方的に切った。
その妻が入っていた高齢者専用賃貸住宅の管理者からだった。
 「型を取っていた入れ歯が出来たので、取りに来て欲しい。」
 他の歯医者に通っていて、出来あがりつつあったのに、その施設に入ると、何から何まで勝手にするんだと、恐ろしくなった。
 駅には、NPO法人常勤理事の智子さんが車で迎えに来ていた。たこやきを12個買って車中で食べた。事務所に戻って、仕事を1時間ほどして自宅に戻って来た。
食事をしたくないので、せんべいを多量に、ヨーグルト、買って来たお土産などを手当たり次第に食べたのだが、腹痛を起こして苦しむ。
30分後不快になって洗面所に行く。指を喉に入れて、嘔吐した。何度も何度も、多量の嘔吐物が出て驚いた。すっきりして、反省して眠った。


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