お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(3668)立志伝敢闘編
17/08/12
2011年(平成23年)2月上旬。
朝一番で、キラキラ目の玉緒ちゃん、サービス提供責任者が来た。交通違反キップを切られたと、違反金の請求書を持って来た。職務上の金銭負担は、何も言わずに支払う。それに続いて、恵方巻きを今年はどうするのかと聞いて来た。
 「去年は、お局様筆頭サービス提供責任者が邪魔をしてプランを実行出来なかった。今年は、知っている寿司屋に頼もうと思っている。」
 昨年は、調理の一環として材料だけ取り揃えて、みんなで好きなだけ巻いて持って帰るように、事務所に準備した。
 ところが、お局様筆頭サービス提供責任者が出て来て何もかもする。米を研ぐ、材料を切り分ける、そして巻きずしを作る。何度も、
 「みんなに作らせるように。折角準備したんだから。」
 と、何度言っても、誰にもさせない。
 こいつの性格はおかしいと確信したのは、この頃だった。何度も何度も途中でも言った。それでもさせない。
 「若い人が可哀そうだ。」
 とか、
 「出来ないから、させない方が良い。」
 など、取って付けたような言い方だった。
 今まで、何度も産地から魚を配送して貰ったが、最初は彼女に捌きを頼んだ。そうすると、
 「何で私ばかりしないとけない。」
 と、言うし、他の者に頼むと邪魔をしたり、口を挟んで出来ないようにしたり、訳が分からない。
 その事を言っていると、介護管理者が来た。
 「今年は頼むのだが、その寿司屋は5時からだ。それからだと、遅くなる。」 
 その次の言葉を飲み込んだ。
 遅くなったから、残業だと言い出しかねない。それを制するために、ワザと遅く成るように言い方をした。そうすると、
 「今年はコンビニで買って食べます。」
 そういう返事だった。
 一旦二人が帰って、再び介護管理者から電話があった。
 「相談したいことがあります。時間頂けませんか。今行っても良いですか。10分だけ下さい。」
 そう言って来たが、いつもの話しがあるとは少しニュアンスが違っていたので、安心した。
 それまで、3度そのような言い方で電話があった時には、3度とも管理者辞任を申し出て来た。今回は異なるような感じを受けた。直ぐに彼女が来た。
 「実は、お局様筆頭サービス提供責任者の事ですがもう一緒の部屋で仕事は出来ません。事故で怪我をしているから、一日中事務所に居てああでもないこうでもないと、何かにつけ文句を言っている。そのうえ、何も話す事がないと、自分が引き入れた沢山の高齢のヘルパーさんを呼んで、事務所で話し続ける。それが終わると、また、介護のサービス提供責任者にあれこれと理不尽な事を言いだす。由紀ちゃんなんて、もうノイローゼ気味だし私もストレスがたまって、未紀ちゃんや美穂ちゃんなんて、もう事務所にも戻って来ない。やっと、言い疲れて帰るのは夜の9時過ぎだし、そこからやっと落ち着いてシフトとか仕事が出来るの。最近事務所を出るのが11時過ぎです。何とかして欲しい。」
 「それは分かっている。だから、隣の部屋が空いているようで、そこにNPO法人を移して、そこに来て責任者となる事を受けたのに、昨日再確認したら、嫌だと言い出した。みんなの前で、『もう疲れたから辞める』とか言っていたけれど、多分それも無い。『出社を減らして、勉強したい』と言っていたが、それも多分ないだろう。『若い子らにそろそろ任せないと』と言っているが、全くその気配がない。どうする、事務所を出て、他を借りるか。そして、障害者支援と高齢者介護を別々の部屋にするか。」
 「お願いします。もうこれ以上無理です。」
 「分かった、介護を移すか。」
 そんな打ち合わせをして、サービス提供責任者が10人居る介護を移すより、4人の障害者支援の事務所を移す事にした。
 それにしても、余りに運営する過程で障害として大きく成って来たお局様筆頭サービス提供責任者の存在を、どうソフトランディングしたらいいのか。悩む毎日だ。自覚がないだけに、困っている。
ただ、彼女に頼る場面は数多くあり、それもまた自覚がない他の社員たちにも困ったものだ。頼っているくせに、否定する。彼女がしていた業務をカバーも出来ない。その気も無いし、自分達の気の赴くままに言葉に出している帰来もある。


一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報