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トップハート物語(3667)立志伝敢闘編
17/08/11
2011年(平成23年)2月1日。
難聴の利用者が方々に電話を掛けて、車いすを求めている。電話を受けた市役所、地域包括支援センター、社会福祉協議会などは手を焼いている。結局、私に連絡が来るが、社会福祉協議会では、
 「耳が遠くて説明させて貰っても理解が出来ていないみたいですので、3カ月間だけ無料で貸し出ししますので。」
 「本人でなくても、CMの私でも代理で借りられますか。」
 そう言って、朝一番で借りて届けた。
 何しろ、長期間市政を担った元市長の母堂で、既に90歳を遥かに超えている。広い家に、一人住まいだ。要支援なのと更新時期に当たったので、手続きが居る。それを待つ時間が勿体ないとばかり、まだ持って来ないと電話を掛けまくっていた。
 求職の面接希望者がいた。お局様筆頭サービス提供責任者に任せた。この日、面接してその結果を報告しに、事務所に来た。
 「今まで面接した中で、一番しっかりしています。採用をお願いしたくて。」
 「それでも、仕事が無いのに採用できますか。」
 そう言って、履歴書を見た。
 その間、盛んに売り込んでいる。
 「30代前半で若いし、シングルで子供も居て苦労している。」
 そう言って、採用を願い出ていた。
 「基金訓練は、不動産や旅行関係の資格だが終えている。それも、立て続けに3講座も。その間、生活資金を得る事が出来るので、余りいい感じはしない。それで、昔取っていた資格で介護の仕事をするなんて考えられない。それも、直ぐ辞めているし。」 
 そう言っても、お局様筆頭サービス提供責任者が推薦するので
 「この基金訓練を終えているなら、助成金が貰える。しかし、紹介状には何もその旨のスタンプが無い。実習型雇用の対象者で、ハローワークの窓口で当社にその旨言われたと、本人が申し出て下さい。それで、再度紹介状が貰えるなら私が面接して、採用の方向で行きましょう。」
 そう返事をして、お局様筆頭サービス提供責任者に聞いた。
 「3月で社員を辞めて、出勤を減らして勉強すると言っていた。NPO法人の指定を申請したいので、本当に大丈夫ですね。」
 「遣りませんよ。」
 「何で、この前遣ると言ったじゃないですか。」
 「遣りませんよ。他の人に遣って貰って下さい。」
 何と言う事を。
 予想されていたとはいえ、高給取りの彼女がすんなり辞める訳がない、と思っていた。それでも、先日は
 「お金はあるし、不自由はしないので、時間が欲しいだけだ。」
 そう言っていた。
 私は虚勢だと思っていたが、やはりそうだった。
 若い者に道を譲るだの、若い者が育って来たので自分は身を引きたいだの言っていたので、今度は本当だろうと信じてプランを建てたのだが、本当に困ってしまった。
どうやら、このまま、居座る積りだ。みんなの前でも、辞めると言っていたが、そんなこと誰も追及出来ない。
事故ばかり起こして、会社に貢献できるのはそれしかないと道を作ってあげたのに。
 私も諦めた。成るようにしかならない。
 どこかの専門学校で環境と介護を学んでいるという生徒が電話を掛けて来た。
 「専門学校で、福祉人材センターの方が来て、体験実習をうける事が大事だと言われて、お宅を推薦して貰ったんです。受け入れ可能でしょうか。」
 そんな嬉しい話が来て、勿論受け入れる事にした。
 続いて、人材紹介事業から連絡があった。
 「2社から人材紹介の申し入れがありました。」
 実は、初めてだった。
 本格的な営業はまだしていないが、僅かなPRはしている。嬉しいと思ったら、今度は、先日営業で訪問した、最大手電器メーカーの松下の人材派遣会社から、人材育成と紹介の提携に関する第一歩が示された。
 「研修会場の見学をしたいと申し出がありました。2名お出でに成ります。どのようなスケジュールでしましょうか。」
 そう言って来た。
 現在、基金訓練で30名のコースが満席で3クラス。他に1クラスあるが、遠いので見学から除外した。会社概要を準備してくれと言われて、ホームページを切り張りして、準備する事にした。
 7時過ぎの帰り、マンション外に出ると声を掛けられた。同じマンションに住んでいる、介護職員の郁世ちゃんだった。その場で、先日頂いたお菓子とチョコレートのお礼を言って、30分ほど話し込んだ。
寒いので、早く帰るように言って、
 「今度は、いつでも連絡下さい。」
 そう思い切って言い、帰宅の途に着いた。

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