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トップハート物語(3664)立志伝敢闘編
17/08/10
2011年(平成23年)1月末日。
 私自身の予定があり、今日の認知症を妻に持つ夫の迎えには行けなかった。先日、退院の打ち合わせをリハビリテーション病院と行った時に、退院日を月末31日と決めて告げた際に、病院側のMSWが
 「2月1日にして貰えないでしょうか。」
 と、言い出した。
 それに対して、STが
 「どうしてですか。」
 と、怪訝そうだった。
 月単位で算定をする事を薄々知っていた私は、一瞬返事を躊躇した。このままスムーズに退院させて欲しいという事が前提だった。曖昧に答えて置いて、近くに成ったら断ればいいと思った。
 MSWは私に聞こえないような小声で隣のSTにコソコソ説明をした。ああそうかと、返事をした時に、当社の新人ケアマネジャー宏美さんが聞いた。
 「何故ですか?」
 素朴な疑問だった。
 月末が駄目で、翌1日はOKとは、疑問を持つのは当たり前だ。ちょっと困って、返事が返って来たのは、
 「奥さんが入居している高齢者専用賃貸住宅は月単位ですか?」
 「そうです。」
 「それじゃ、経費が掛かりますね。分かりました、それでは、月末退院という事で決めましょう。」
 同時に、在宅復帰予定の認知症の妻の件を持ち出して、自分達の企みを打ち消そうとしていた。そんな感じだったが、軽いジャブだった。
 そして、在宅復帰の準備が始まる。先日の、強引な医師の登場だ。
「バルーンの交換だけを頼みましょう。」
と訪問看護の管理者が紹介してくれた医師が、突然、変身した。
「自分が決める訪問看護じゃないと下りる。」
と言い出す。
直ぐに退院が迫っているので、それを飲んで訪問看護の事業所を替えた。ところが、こんどはあろうことか既に決まっている主治医を
「自分がしないなら、バルーンの管理もしない。」
と、リハビリテーション病院のMSWに勝手に電話して要求する。
余りにきついカウンターだった。それでも、何とか立ち直ってその医師を切る。
 そして、今日、主治医を依頼した時には、
 「往診はしないけど、緊急対応くらいはしてあげようか。」
 と、言われて打ち合わせ日程に指定された12時にその病院を訪問した。
 暫く待っていると、訪問看護だというお客さんが来た。同じフロアで待っていた。20分待たされて、診察室に通された。
 「佐藤さん、どうぞ。訪問看護の方も一緒に。」
 何の事か分からないで、話が始まった。
紹介も何も無い。何でこの訪問看護師が傍に居るのか。
 医師に導入部分の説明を始めると、その古ぼけた看護師が途中から割って入って、
 「当初入院していた病院のMSWから情報を頂きましたので・・・」
 と、勝ち誇ったように話し始めた。
 呆れ果ててしまった。この時に気付いた。もしや、医師が勝手に訪問看護を依頼したのではないだろうかと。既に、依頼している訪問看護ステーションがあり、こんなことってあるのか。初めてのケースだ。
そのうえ、緊急対応しかしない、往診はしないと言っていたのに、すると言う。
 最低限のサービスで介護保険内でと思っていたが、どうやらむさぼる積りらしい。勝手に何もかも決めて、自分の利益に持って行くすざましい活動には、呆れ果てる他ない。
 病院を出る時には、向かい側にある利用者宅に介護タクシーが横付けになっており、既に戻って来たと知った。丁度搬入する処で顔を出した。
新人ケアマネジャー宏美さんにその不条理な話をした。
 「驚きました。そんな事があるんですか。」
 「何を言っている。こんな事日常茶飯だ。介護だって取った取られたの話しは沢山ある。強くならないと、滅茶苦茶にされる。強く成れ。」
 そう檄を飛ばした。
 これからどう立ちまわるか。リハビリテーション病院から私宛ての在宅への指示書があるが、訪問看護は必要が無いとある。ヘルパーさんを入れて、手厚く見るようにと。
その言葉を盾に、医師を懐柔する方策を考えないと。地域包括支援センターを入れて制御するなり、当然、介護保険だけではオーバーするので訪問看護を自費にするなり。
いかにも、裏側で生きているというような、古ぼけた看護師だったが、代表取締役の名前が名刺に有った。新たな攻防が始まる。

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