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トップハート物語(3634)立志伝敢闘編
17/07/24
2011年(平成23年)1月中旬。
全国的な雪の注意報が出て、外はかなり寒い。日本海側や内陸では大雪が既に降り続いている。ここは寒さが身にしみるが、この部屋は電気ストーブが一生懸命に温めてくれるので、温もっている。そんな中に居る、私は勿論温い。
 静かな土曜日だった。出来るだけの事務処理をして、昼に一旦マンションに戻った。昼食をして、くつろいでいると電話がお局様筆頭サービス提供責任者から入った。
 「婚活パーティーだけれど、昨夜、担当者に集まって貰って人数を確認した。現在で30人ほどです。それで、進める内容なんですが案を出し合って、今日打ち合わせをしたいので時間を作って下さい。」
 「結構ですよ。外出して、3時には戻りますのでその後いつでも。」
 「私は5時にケアが終わるので、それ以降に成りますが。」
 「いいですよ、事務所に居ますので準備出来次第連絡下さい。」
 事務所には2時に入った。
 今回のイベントである婚活パーティーは懇親会に名前を変えて参加しやすくして、但し独身だけの間口は同じだ。
 3時近くに成ったら、眠くなって来て置いてあるマイ枕を準備して横になった。起きたのが3時半近く。ヘルパーさんの支給明細を作り、提出する来年度の介護職員処遇改善交付金の申請書を作り出した。
NPO法人常勤理事の智子さんから、懇親会パーティー参加者の勧誘がなったと報告があった。お局様筆頭サービス提供責任者から、
 「担当者全員が揃うのは6時半頃に成ります。男性が多く、女性が少ないです。何とか若い女性が集まらないでしょうか。」
 「施設などを対象にしているので、てっきり女性が多くて男性をどう確保するか考えていたのですが、開催してみると全く逆でしたね。」
 「それに、女性の会費3000円は高い。色々調べてみると、女性は500円とかタダとかが多い。」
 「婚活を目指すにしても、実際は業界の懇親会の様なもので、趣旨が違う。」
 私が時間に打ち合わせ会場となる介護事務所に向かう事になった。
 5時半にNPO法人常勤理事の智子さんが事務所に来た。
「若い子3人をゲットした。」
と言って来た。
その弾みで、方々に電話を掛け始めた。
 寒い外に出て、6時半に介護事務所に入った。申し込み名簿が出来ていた。しかし、抜けている参加者が沢山いて詰めて行くと、既に50人には達していた。
 「普通のこの手のパーティーは30人がせいぜい。こんなに多くの人を集めて、うまく回すのは大変だ。一人も、端っこで寂しい思いをさせないように、笑いを取ったりゲームやイベントに引っぱり出したりしてうまくやらないと。」
 と、お局様筆頭サービス提供責任者が言う。
 「これが最初だから、これから続けて行くためには内容を充実させて、口コミで、来て良かったと思えるような内容にしましょう。」
 と、大東本社管理者。
 NPO法人常勤理事の智子さん、私と本来の担当者である高学歴社員。5名が頭を寄せ合って、検討し始めた。
 私が出していたイベントプログラムが大きく替えられて、ポッキーゲームや目利きゲーム、王様ゲームなどを入れた。ただ、王様ゲームには、清潔感の持った紳士淑女の範囲を逸脱しない内容にするとの注釈付き。
カラオケは無くなり、ビンゴゲームはかろうじて残った。イベントの3時間の中で、どう進めて行くのかが10時を超えるまで話し合った。
 準備する社員がお局様筆頭サービス提供責任者に指名された。全員管理者で、つまり日曜出勤の手当が発生しない者になった。私は何も言わなかったが、先日のクリスマスパーティに際しては、突然直前に成ってから幹事数人から、日曜出勤手当支給の要求があったり、打ち合わせに際しても時間外手当を要求されて、がっかりした経緯がある。
 その意を表した訳ではないのだが、お局様筆頭サービス提供責任者はやはり私と同年代。感覚は同じだ。勿論、それに対してそれなりの対価を考えている。受動的に要求されて遣るのと能動的に遣るのと、要求されずに感謝の思いを形に表すのとやはり違う。
 「50人は超えたが、これで安心する事無く来週1週間あるので、出来るだけ当初予定した100名に近付けるように努力するように。」
 そう言って、発破を掛けた。
 職業訓練にしても、先週打ち合わせをして社員一丸となって行動した結果、大きな成果となって現れた。やればできる、の体現をしたのだが、問題は期待の若手が、余りに目先の金銭欲にかられている事を懸念している。
 相手の気持ちになって行動することによって、得られるものが大きいと実感して育った私と、金カネカネが普通に育った彼女らでは住む世界が異なるのか。



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