お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(3623)立志伝敢闘編
17/07/19
2011年(平成23年)1月上旬。
リハビリテーションセンターへ入院している認知症を妻に持つ夫から電話が入っていた。気付かなかったのだが、留守番電話になにやら入っている。方々に掛けまくっていて、遠くに住んでいる家族からも問い合わせがあった。
「月に入院費が100万円、200万円掛かるので出してくれ、と言って来た。」
と言うのだ。
 何度か折り返し掛けたが、出ない。夜になって、再び掛かって来た。取ったが、出ない。話し声が聞こえる。看護助手と利用者の声だ。何やら押し問答をしている。自分で話をしろと言う看護助手、話をしてくれと言う利用者。とにかく、この利用者は自分で何もしようとしない。何でも人を巻き込んで、真に受けて電話を替わってご本人の出鱈目な言葉を取次ぎしても、本人は素知らぬ顔をする傾向にある。
何度も、もしもしという声に、やっと看護助手が出た。
 「出てくれと言われたので、出ました。ちょっと待って下さい。」
 そう言って、また利用者と言い合いになっている。
「自分の電話なんだから、自分で話をしなさい。」
という看護助手の厳しい声だ。
やっと、本人が出た。
 「請求が沢山来ているので、明日来てくれませんか。介護のMさんと一緒に明日来て下さい。」
 はっきりしない口調で、やっと言葉が分かった。
 「請求が沢山来ているって、幾ら来ているんですか。」
 「見ていないから、分かりません。」
 「見ていないのに、何故沢山来ていると分かるんですか。」
 「沢山なんです、お願いしますから明日午前中にMさんと来て下さい。」
 「いですか、Mさんは、介護の人ですよ。今病院に入っているので、関係無いですから。それに、明日なんて言われても、遠くて行けません。余り勝手な事を言わないで下さい。リハビリはちゃんとしているんですか。」
 「寝ているだけですから、何もしていません。」
 「いいですか、寝ているだけで15万とか20万とか取られるんですよ。奥さんの施設の金額も沢山出し、寝ているだけだったら、リハビリテーション病院に入った意味が無いでしょう。」
 「ここを出たいんです。自宅に戻って、自宅でリハビリを受けたいんです。」
 「それを、はっきり自分で言って下さい。」
 「誰に言えばいいんですか。」
 「お医者さんです。主治医が居るでしょう。」
 「余り会わないので、佐藤さんが来て言ってくれますか。」
 「何を言ってるんです。自分で言って下さい。他人の私が、どうして言えるんですか。」
 「私はどう言って良いのか分からないので、佐藤さんが言って下さい。」
 「何を甘えているんですか、自分の事ですよ。自分がその気持ちがあったら言いなさい。他人の私が言える訳がない。」
 「とにかく来て下さい。」
 話に成らない。
 これまでは、近くの病院に居て出来るだけ行くようにしていた。しかし、今回の病院は、遠方の上、急な山道をかなり走行して行かないと辿りつかない。特に今の時期は、スリップして危険だ。
前も用事があると毎日電話が来て、訪問すると
「用件を忘れた。」
という。
誰も来ないので、大げさな事を言って来させようとする。それでも、意味の無いリハビリ病院での時間なら早目に退院する他ない。お金の無駄だ。どうして医療はこんなに無駄な事をさせるのだろう。
 各種募集ものが、集まらない。その為に、チラシを作ってポストインする事にした。その一部を持って会場周辺で撒いた。途中、エステに通っているNPO法人常勤理事の智子さんが1時間ほどポストインに掛かっている間、百貨店の駐車場で待った。
戻って来てから、地下で珈琲を飲んで買い物をした。
 懐かしい≪南部せんべい≫があったので、思わず買ってしまった。自分の部屋にも、事務所にも沢山のお菓子があるのに。仙台市立荒町小学校へ通学している時代に、校門の前に南部せんべいの製造元があった。
そこに何故か四六時中出入りしていた。せんべいの中身が買えなかったので、周辺の≪みみ≫を大量に買って食べていた。時々、中身も食べた時の美味しさが忘れられない。大福や桜餅、団子が2個ずつ6個で半額だったので買った。
250円でおつりが来た。店員は不貞腐れていた。フライ物を1000円ほど買う。たらこと大ぶりのイワシを4割引で購入。牛乳や納豆を購入して、戻った。カニ鍋のカニがまだ大量に残っていたが、味噌を入れて汁を作った。
551の大きな焼売も買って来たので、少しずつ沢山の種類を食べた。
 12月の実績は、思ったのと逆で大幅に伸びた。特に、この守口の介護保険は11月実績より60万円程度売り上げを伸ばした。やはり下がるよりは上がった方が、気持ち良いに決まっている。

一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報