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トップハート物語(3604)立志伝敢闘編
17/07/09
2010年(平成22年)12月下旬。
 会場は最後のステージに移った。デュエットの開始なのだが、出場歌手の化粧に時間がかかるので、時間をあけてもらった。それでも、予定通りの時間となり、幹事もホッとして来た。
事業所対抗の優勝は会場の拍手で決まったのだが、それは人数の多いほうが勝つので、最初から不公平のないように、私がその拍手とは違った判定をすることにしていた。シナリオを見た時から優勝は決めていた。
会場の拍手の優勝は決まっていたので、私がほかに判定することをした。会場の拍手は予想通りで、事業所に優勝商品が行った。しかし、企画賞として私は大東本社を選定して
 「企画賞として、本社に寒ブリ35000円相当10キロ物を贈呈しますので、解体する人を準備しておいて下さい。」
 そう言って、目録を本社管理者に渡した。
 私も、デュエット部門に出場するので昨日買い求めた、坂本竜馬のいでたちをすぐに整えた。控室の隣では、厚化粧した介護管理者がまだかつらや化粧に余念がない。通路では、麦畑を歌うカップルが農作業の仮装で立っている。
いよいよステージでは「愛が生まれた日」を歌う声が聞こえる。後から分かったが、男性が女装して子供を産む瞬間を再現していたようで、男装の女性がまた美しかった。そんなことはどうでもいいのだが、私の相手であるNPO法人常勤理事の智子さんが見当たらない。和装に長い髪の金髪のかつらをつけて出てくる予定だったのだが、まだ準備が整わないようだ。
いらいらしながら、通路をうろうろしていると、顔なじみの多くのヘルパーさんが、笑いをこらえていたり、声を掛けて来たり。
 やっと準備が整って、次々と歌い出す。私の出番が来た。全く駄目だった。彼女も全く駄目で、声は出ないし音程はでたらめだし、おまけにマイクの調子が悪く、結果はビリだった。しかし、サプライズがあり、私に対して御礼の花束と記念品が皆さんから渡された。
先日の誕生日といい、本当にありがたい。
 いよいよ、イベントは最終を迎えた。全員によるプレゼント交換だ。大人と中高校生、そして小学生とそれ以下とに分けて輪を作り音楽に合わせて回し始めた。音楽を止めて全員に行きわたったと判断したところで、ストップした。
席に戻り、一斉に開けた。音楽がオフコース「さよなら」に変わる。
 最後のあいさつをして、記念撮影に移る。全員一緒は無理なので、50人程度ずつ何回にも分けて撮影を行う。撮影は、戦場カメラマンに扮した社員予定の人物だ。当社でどうしても働きたいとお仕掛けのように来て、戦力となっているが無給なのだ。
来年になったら、考えようと思っているのだ。
 撮影の済んだグループから退出となる。みんな口々に
 「楽しかった。ありがとうございます。」
 そう言ってくれた。
 その言葉が一番うれしかった、撮影時にも何人もの方が挨拶に来てくれた。今日のことは、幹事の糧となって来年にまた繋がると思っている。
 予定通り9時過ぎに終わり、撮影と後片づけに時間を1時間要し、打ち上げにホテル12階ラウンジに集まった。幹事のほかにお世話になった方などを加えて20名で、自分たちが行った宴席の結果に満足して快い疲れを味わった。
みんな満足しているようだった。
 初めてで、仕事の合間に作り上げた内容にしては、本当に立派な出来栄えだった。お客さんの盛り上がりようも十分で、楽しく過ごすことが出来た。事故もなく、問題も何もなく、ただ忘れ物が1点あっただけだ。
 幹事も、食事することもなく、通しで行った5時間。これが本当に5時間かと思えるくらい短かった。これ以上時間が少なくても、長くても駄目だったろう。とにかく、良かった。すべてがよかった。あとは、飲み放題の経費が追加でいくら来るか。
この最後の打ち上げでいくら追加されるかだけだ。
 戻って来たのは、0時近くだった。誰もいない寒々とした部屋。少し酔っているので、体が火照っている分冷たく感じる布団。
 いつの間にか眠ってしまった。


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