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トップハート物語(3598)立志伝敢闘編
17/07/06
2010年(平成22年)12月下旬。
9時半からの、基金訓練である職業訓練講師をする為に会場に向かった。その前、10分程度の余裕があったのでATMに寄って社員の給与を振り込んだ。20日〆の勤務実績がまだ全員揃っていないが、実績報告のある者だけに対して年末調整をして振り込んだ。
会場の市民会館に着いたのが5分前。初めてのクラスで、介護職員基礎研修修了資格が貰える講座で、半年間の日程だ。大半が、雇用保険が貰えない生徒で生活給付金が毎月10万円から12万円貰える。
その金銭を目当てに申し込みをしている生徒が居る事で、この就職支援事業は来年度は継続に決まったのだが、かなりの厳しい条件がついた。丁度1年前の12月に初めて当社としては募集を始めて、30人定員枠に80名が応募して来た。
 それから、このクラスは6期だ。会場を3か所に増やし来年はもう1か所増やす。それに伴って、応募者が目に見えて減って来た。
 「多い応募者の時に次の手を打って置くように。」
 そう担当者に言っていたのだが、7期目に来て定員30名を割り込み、15人になってしまった。
 その責任の所在を明確にするために、担当者一人を配置替えか4月給与改定時に、収入に見合う給与設定にする事を通告した。つまり、最低賃金を僅かに上回る金額だ。
 それと共に、回を追う毎に生徒の劣悪さが気になっていた。その最たるものが、今日の生徒だった。初めての教室だったが、初めは良かったのだが、事前に聞いていた通り私語が多い。
ある程度我慢していたが、段々と我慢できなくなって来た。携帯に見入っている奴、特に若い女性は手に負えない。いつの間にか、寝始めた。大方まだ大丈夫かと思っていたのだが、一旦休憩に入り、次の単元になった辺りからイライラし始めた。介護福祉士の受験し不テムを紹介した。
変な男が
 「実務経験で1時間でも1日、8時間でも1日。それでいいんですか。」
 「はい、そのような制度ですから、それで結構ですよ。」
 「おかしいんじゃないですか。不公平じゃないですか。」
 「制度がそうなっているから仕方がない。何かありますか。」
 「それを目的に、毎日1時間しか働かない奴がいるんじゃないですか。」
 「居てもいいじゃないですか。何か自分にとって問題ですか。」
 「おかしいじゃないですか。」
 「おかしかったら、決めた奴に文句を言ったらいいじゃないか。何かあるか。そんな事で時間を取るな。そんなことして資格を取って実力が無ければ、資格だけで使い物にならない。みんなも、介護職員基礎研修終了者と言う資格だけで、何も出来なければ言ってもバカにされるだけだ。だから、より以上勉強をして、実力と資格が一致したものにならないと。」
 その話をしてからも、ずっとその男はぶつぶつ言っていたので、
 「ぶつぶつ言わないで、はっきりモノを言え。」
 そう怒鳴ったが、相変わらずぶつぶつ言い続けていたので、精神的な病があるのかとそれ以上は無視していた。
 そう言えば、3期目辺りから精神に障害のある生徒が入って来るようになった。この期は2名おり、始まって直ぐに親から連絡があり退学している。何とか頑張って対応しているのだが、難しい生徒も居て、前期の生徒に居たのだが、まだ卒業に必要な実習が終わらず、有効期間の1年間で何とかしようと講師が努力している最中だ。
そうやって卒業させても、就業の手段とはならない。
 グループワークをする事にした。
 「1時間半のグループワーキングの後、休憩を挟んで・・・・」
 「途中、タバコを吸っていいですか。」
 あの、若い態度の悪い女の子が言った。
 「ふざけるな、そんな休憩は駄目だ。」
 「1時間半もタバコを吸えないなんて、みんなに聞いて下さい。」
 「みんなになんて聞く必要も無い!!」
 静かになった。
 ふざけ過ぎている。そのグループワークの間も、彼女はグループのみんなに相手にされずに、私も無視し続けた。携帯をいじっている、眠って居るなどの態度を示していたが、私自身そんなレベルの低い奴は無視をしているのが普段だ。
有能な奴とかやる気のある奴を何とか引っ張って行く事をすることぐらいしか、出来ない。それでも、変な奴はやはりグループで浮いているから、このまま無視して居れば自分がどんな位置に居るのか分かって来るだろう。
 夜に、研修センターの責任者に、
 「この研修について、劣悪な生徒や卒業に値しない生徒は退学させるようにとの通知が来ている筈だ。それを示して、あんな奴は退学の方向に持って行くように。あんな奴、介護業界でも使いものにならないだろう。」
 そう強く指示した。
 数人の為に、こんな気持ちになるなんて、生徒が可哀そうだ。

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