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トップハート物語(3597)立志伝敢闘編
17/07/06
2010年(平成22年)12月下旬。
そんな中、クリスマス会を開催することとなった。今回の目的は、若い世代が企画をして、運営をする。同じ目的に向かって、真剣に話し合い進行する。その壮大なプロジェクトを完成する事によって、色んな事に活用しようというのが、私の考えだ。
その為に、幹事10名は全員20代と30代の社員だ。2か月前から準備が始まり、遅々として進まないがそれでも何とかここまで来た。
 イベントも自分達で進めていたのだが、不安になったのかお局様筆頭サービス提供責任者に誰かが声を掛けたようだ。まとめ役として頼んだはいいが、役不足だった。中心にならないと気が済まないお局様筆頭サービス提供責任者の気持ちに火を付けてしまった。
私は再三、
 「少しでも気を許すと、口を出して自分を中心に持って来るように諮るぞ。」
 そう言ったのにも拘らず、他人に頼る性格の最近の若い者には、私の助言は聞き入れられなかった。
 イベントでステージに上がる時には、幹事だけだったのだが、
 「私もするは。」
 そう言って、ついに中心に彼女が居て両脇に5人ずつ立つ事になった。
 問題は、ステージ衣装だ。幹事の10人は若いし、サンタクロースバージョンのメイド服になったのだが、10人分しかないのに
「私にも持って来い。」
と言って自分の事務所に持って来させて、その場で衣服を脱いでミニスカートなのに履いて
 「私も着れるわ、私のはあるの。」
 と、強硬に言いだしたようだ。
 その報告を受けていたが、何も口出しが出来ないし言えない。
幹事の若い者が、勝手にお局様筆頭サービス提供責任者に相談したり衣装を見せたりしたのが悪いのだから。
 それが無理だと分かると、シフトとかにも当たり散らし、どうしようもなかったという。
 クリスマス会当日に、エコバックにブランドを縫い付けて渡す事になっているのだが、その布地のブランド名の縫い付けを、みんなでしようとしたのだが、出来る者が自分の他に居ると不快になるのか、一緒に縫い付けをしている社員に、
「縫い付ける位置が駄目だ。」
とか
「縫っている糸の場所が駄目だ。」
と、終始怒鳴りっ放しだったと聞いた。
自分だけが出来て、他の者が出来ると困るのだ。しかし、手伝ってくれている者はそれを仕事としていた者で上手なのは当たり前なのだが、それを否定して単なる当たり散らしだ。
 「雰囲気が悪くて、居てられませんでした。」
 そう言って、NPO法人常勤理事の智子さんは手伝っていたのだが、私の事務所に仕事を運んで来て遅くまでやっていた。
 そのあと、出来た物を持ってお局様筆頭サービス提供責任者の居る事務所に行ったまま夜遅くまで戻って来なかった。戻って来たのは、夜も10時半頃だった。
 「あの大人しい由紀ちゃんが、興奮してお局様筆頭サービス提供責任者にキレて怒ったようです。最終のシナリオを作っていましたが、自分の出番がないと終始怒って、何も出来ずにいたようです。あんな衣装じゃ駄目だ、こんなプログラムじゃ駄目だとか。突然、自分が連れて来たヘルパーが歌うが、時間に間に合わないかもしれないので、プログラムを変えろとか。言いたい放題で、我慢も限界だったそうです。こんなの遣って居られるかと言って、縫い付けの途中で投げて帰ったようです。最近は、イライラしてみんなが怖がっていて。」
 「仕方がないな、あれほどお局様筆頭サービス提供責任者に付け入る隙を与えると、入り込んで来て、収拾がつかなくなると言ったろう。」
 「それでも、何かさせないと何されるか分からないと、みんな考えていたんです。」
 「それだったら、仕方がないな。自分達で判断した事は、自分達で背負う事になる。そう考えたんではなく、自分達でどうやっていいか分からないから、カリスマに頼ったんだろう。中途半端に頼ったから、こんな事になる。当日は大変だぞ。イベント進行中に口を出して来るぞ。」
 「支援費に仕事を頼まれたHちゃんなんて、自分のお子さんの迎えがあるから、この時間をさけてくれればと小さい声で話をしていたら、ミシンをしていたカリスマが突然、それは駄目だ。勝手に動かすな。遣れなければいい、こっちで何とかするから。自分勝手な事ばかり言いやがって、帰れ、と。怒鳴っていたようです。」
 どうしようもない状態になっているようだ。
 「仕方がないから、乾杯の音頭でも取らせようか。来年3月で退職したい、後進に道を譲りたいと言っているが、本当だろうか。」
 「昨日、私と話をしていた時には、みんなに独立したらそこで働くから独立してと言われていると言っていました。」
 「そうしてくれると一番いんだが。今度、部門別の独立会計で行こうか。それが一番楽だ。」
 これから、クリスマス会が始まるまでの数日間が大変だ。
 参加者の制限を設けて居なかったが、勝手にカリスマが
「兄弟は駄目だ。」
と言い出したために、家族ぐるみで出席を取り止めた者も居た。
 誰も止められない、暴走が始まっている。

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