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トップハート物語(3595)立志伝敢闘編
17/07/05
2010年(平成22年)12月下旬。
 約200名の参加者で、素晴らしい部屋だった。 
ワインは美味しかった。ウイスキーも貰ったが、余り口を付けなかった。隣の男性が、日本酒が白雪だったのが気に食わなかったようで、注文していたが持って来た時点で断っていた。
私も沢山飲もうと思ったが、トイレに行く事が気になって止めた。何人かのお年寄りが、トイレに立って自分の席が分からずにウロウロしているのがおかしかった。自分もいずれこうなるのだろう。
 そう言えば、先日、リハビリテーション病院に入院した認知症を持つ夫に付き添い、病室に入った。同室の方は、胃ろうやカニューレを装着しており、その姿を見て、何れ私たちもそうなるのかと思うと、少し気持ちが鬱になる。
入院について来たヘルパーさんたちも、みんなそうなるんだなと考えてしまった。
 前菜やスープを頂き、パンを食しながらメインのフィレ肉料理を口に運ぶ。デザートがまた、食べにくい。スプーンだけでは取れないのもあり面倒なので、手を使って何とか終えた。隣のNPO法人常勤理事の智子さんが大笑い。
食べる形など西洋人じゃないのだから、関係ないと思っていた。やはり、同席の男性はみんな手を有効に使っていた。珈琲を飲み、一休みするといよいよ始まった。
 赤いドレスで出て来た。真ん中辺りの席なので、私にとっては僅かに顔が分かる程度だった。
 オープンにングは、デビュー曲の「この広い野原いっぱい」。続いて、「涙そうそう」。しみじみと聞き、少しずつ初めて森山良子に触れた中学生時代に返った。デビュー44年だという。そのあと、「禁じられた恋」になる。いよいよこれからヒット曲本番かと思った。
 ところが、方向が違って来た。外国の曲を歌い、知らない最近の歌を続けざまに歌う。
「ステージでしか歌わない。」
という訳の分からない曲が続く。
もうそろそろ知っている曲が出るかと思うが、全く出ない。初めて来たが、トークがうまくない。ところどころ仕えて、沈黙がある。そんな時に、
「年齢で物忘れがひどい。」
という話をずっとしつこくする。
ちょっと期待と違うかなと、疑問を持って来た。
 32000円である。食事もそれほどでもない。ヒット曲を聞きに来た。出席している人は、私と同じかそれ以上の方が大半だ。あの若い頃の歌が聞きたいと思って来た。今度は、今度はと期待したが、全く分からない曲を歌い続けたり、外国の曲を原語で歌う。
 ちょっとがっかりし始めたか、私は他の事を考え始めた。全くステージに集中出来ないのだ。クリスマス会の時に、オープニングで話をする。最初の曲は、「ラブストーリーは突然に」であり、その途中から話をする訳だが、昼間練習をした。
A4の用紙半分くらいでは曲がまだ続いているので、倍くらいしないと行けない。次の、10人の幹事紹介だが一人30秒コメントを考える。入口からステージまで歩く間に話をするのだ。
10人との切っ掛けの話をする積りだったのだが、3人ばかり入社当時を覚えていない社員がいるのだ。ひとりは、唯一私が面接をしていなくて決まった社員だ。ビジュアル系の、少女マンガから飛び出たような女性。
今回の出し物でも、金髪のかつらを付けて、Winkの淋しい熱帯魚を披露する。彼女にぴったりだろう。しかし、その彼女の馴れ初めを話し出来ないのだ。
 次は、キラキラ目の玉緒ちゃんだ。覚えていないのだ。当社の研修を経て入社した訳なのだが、彼女のクラスには私が求める他の生徒がいた。しかし、断られて他に行ってしまった。その替わりが、第二番目に求めたのだが、それほど気にしていなかったのではっきり覚えていないのだ。
段々と仕事を依頼するようになって、初めて彼女の魅力を直視するようになったのだ。
 そして、一番困ったのは、支援費の目立たない女性社員だ。現在では、メインとして勿論活躍中なのだが、当時の話をどうやって話をしたらいいのか。彼女の二人の娘さんは高校生だが、全日本で活躍する新体操の選手だ。
インターネットで検索すると出て来る名前だ。遠征にしょっちゅう着いて行っている。娘さんの紹介だったら簡単なのだが、本人の紹介はなかなか難しい。
 そんな事を考えていると、本当に終わってしまった。勿論、アンコールがあるのだが、隣の席の男女がステージの最中に詰らないので帰ってしまった。最後に期待したが、知らない曲で終わり、アンコール2曲も全く分からない曲で終わった。
来る時に、
 「もし、何か購入するとサインと一緒に写真を写してくれるなら不要なものでも購入する。」
 と、言っていたが、それも無くて終わった。
 周りから
 「詰らなかった。」
 「せっかく来て、『ざわわ』を聞きたかったのにがっかりだった。」
 「トークは下手だったな。あんなに下手だと思わなかった。」
 などという言葉ばかりだった。
 夜11時過ぎに部屋に戻って来た。本当にがっかりだった。残念無念。


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