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トップハート物語(3593)立志伝敢闘編
17/07/04
2010年(平成22年)12月下旬。
やっと認知症を妻に持つ夫婦の落ち着きが見られて、幾分時間的には解放された。11時に約束している社員に会う以外、今日の予定入れていない。出来るだけ、事務処理の仕事をして、クリスマス会のシナリオを見直す。
昨日、10万円を掛けて会場を借りてリハーサルをした。その結果、手直しや見直しが出て来た。また、逆にクエスチョンの部分もある程度埋める事が出来たものもあり、概ね順調に運んでいる。そんな時に、大東本社サービス提供責任者から電話だ。
 「Uさんですが、デイサービスが終わって部屋に戻って来た時に、他の同じ階の方が食べたお弁当が業者が片付けずに食堂に残っている時があり、それを食べてしまっているとの事です。」
 「それは困った。夫が無理無理一度に3人前くらい突っ込んで居たから、その名残がまだある。四六時中、お腹が空いたと言っているからな。普段の食事は、部屋で食べさせていないのか。」
 「問題は、ヘルパーさんが戻った後に、食堂に徘徊して来て食べ残した物を口に入れているようです。」 
 「冬だから良いが、夏は食中毒が発生する恐れがあるし、今もノロウイルスが流行しているから、施設に言って配慮して貰わないと行けないな。」 
 「分かりました、業者の方に言ってみます。また、部屋のトイレに行く時に倒れたそうです。」
 「何で部屋のトイレに行かせるんだ。入居した時に、トイレのドアを開かないように何とか固定するように、と指示した筈だ。その為に、ポータブルトイレを設置しているんじゃないか。」
 「ああ、済みません。」
 彼女は、サービス提供責任者だが、注意力や判断力が散漫でトラブルが起こる比率が高い。困ったものなのだが、ただ、困難事例を一生懸命に支援しようとしているので、その気持ちに負担を掛けないように、注意する言葉にも配慮する。
 クリスマス会手順書を作成していると、キラキラ目の玉緒ちゃんが来た。
 「クリスマス会の商品を買いに行きたいのですが、商品券10万円と、カラオケの賞品代7万円の17万円を頂きたいのですが。」
 机にある簡易金庫から、準備しようとしたが12万円しかない。自分の財布から5万円を足して渡した。
 「これで一体幾ら掛かるんですか。」
 「ホテル代の見積もりが400万円。準備する仮装や備品代、賞品代などを加えて500万円位じゃないか。250人参加で一人単価2万円だ。予算は600万円だったから、それ以内だから良いんじゃないか。ただ、入金される筈のお金が入らないので、今日妻に入金を頼んだ。一月間借り入れして、来月利子を付けて返却する。」
 「嘘つきせんと君の事務処理が不味かったので、そんな風になってちょっと我慢出来ないです。あの人おかしいです。」
 「一応、助成金を貰っての研修は来年の3月で切れるので、その後の事を自分で考えるように通告した。継続勤務は難しい、最低賃金での勤務だったらいいけれどと、話をした。」
 帰って、暫くすると、高学歴社員が来た。
 必要な書類を持って来た。印鑑やサインをして、何か言うのか報告を待った。
 「職業訓練で10月コース2名が脱落しました。来年1月の婚活パーティですが、反応はあるのですがまだ申し込みに至るまでには行かなくて。明日から、チラシなどを持って回る積りです。」
 大事な事は言わない。
 いつも、私に頭ごなしに叱られるので、報告や連絡に来ない。同僚の嘘つきせんと君や専任講師にさせる無能なのに大学出だというプライドだけが高いずるい奴だ。
 「ところで、先日面談した障害を持っている方で、Sさんはどうなった。」
 「先週から働いて貰っています。」 
 「働いて貰っているのは良いが、履歴書はどうした。貰っているらしいじゃないか。それに、契約書も交わしていないとクレームがあるらしいじゃないか。一体どうなっているんだ。」
 「履歴書を預かって来ました。」
 「預かって来たって、もう提出して10日くらい経っていると言っているらしい。契約もしていないのでどうなっているんですかと、支援費の社員に聞いて来ているという。お前達、一体どう思って仕事をしているんだ。履歴書を机に仕舞って10日間、働き始めて1週間、俺に何の報告も無く、クレームが来て初めて報告がある。そのような人だから、お前達は軽く見ているのか。そのような人だから、最新の心遣いが必要なのだろう。」 

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