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トップハート物語(3591)立志伝敢闘編
17/07/03
2010年(平成22年)12月下旬。
朝8時半頃に出発するので、何度もNPO法人常勤理事の智子さんにメールを送った。昨日から、今日の予定を話してあり、
「遅れないで来るように。」
念を押して、押して、押していた。
何故なら、まず、彼女は午前中に起きて出勤する事は無いので、特に今日の様に予定がある場合は、前日念押しして、当日の1時間半前に、何度もメールを送って起こすのだ。しかし、3回送ったメールに返答は無かった。
その事は特別驚かないので、次善の策として昨日念のために予定を聞いていた、新人ケアマネジャーの宏美さんに連絡した。昨日の時点では、
 「午前中はクリスマス会の物品購入に行きます。」
 との予定だったので、変更は可能だった。
 『直ぐに時間が空いたら連絡が欲しい』
と、メールを送った。
3人の小さな子供がいるので、朝は忙しい。やっと返事が来たのは、8時過ぎ。事情を話して、買物を変更して貰い迎えに来て貰った。8時50分に出て、認知症を妻に持つ夫の転院の手続きに入院先の病院に行った。
 家族や親族は誰も来ていなくて、ヘルパーさん3人で転院の処理を行った。介護タクシーを使って、奈良県に近い山の頂上にへばりつくようにある、リハビリテーション病院に向かった。
くねくねとした山道を登るのだが、以前何度か行った事がある病院でうろ覚えに行くに従って、不安になった。途中で、その病院に入る専用の道があるのだが、どこかはっきりしない。山肌なんか、どこも同じだ。
話に夢中になっていて、紅葉が結構綺麗だと思っていたら、目の前に侵入道路の表示があったが気付いた時には、通り過ぎてしまった。
 それから、隣の県に入るまでは一方通行の道が続き、Uターンして再び下りの一方通行に入って、街中まで戻った。再チャレンジで、登り始めてやっと到着。私が、家族の代わりなので色んな書類にサインして手続きを終えた。
やはり、保証人の欄にサインをするのをためらったが、ここまで来たので仕方がない。何かあった場合の責任と損害賠償などの告知がされた。
 新たな生活の場になる病室に入る。これまでの総合病院でも、余りの我儘に、看護師さん達が匙を投げていた。つまり、仕事以外に相手にされなかった。方々に何度も電話を入れる。特に、自分が通っていた各種病院に連絡を入れて、これから行くとか来てくれとか。
その可否確認に、総合病院に連絡が入る。私にも何度も連絡が入る。用事も無いのに来てくれと。金銭の事を言われるのが一番いやだった。
 この日も、朝から我儘を聞き、やっと遠路転院して終わった。私がここに来る事は、今までの様に連日は無くなる。ここでは、我儘もきかなくなる。それが、病室に入って驚いた。4人部屋だが、同室の3人は胃ろうやカニューレを装着している患者で、言葉が出ない。そこに入れられたが、きっと認知症になったり寝たきりになるなと思った。
そして、待たされたあげく、変なおばさんが二人と事務員が来た。おばさんが、
 「明日からほとんど毎日来て貰わないと行けなくなります。大丈夫でしょうか。」
 「どうして毎日来ないと行けないですか。」
 「色々ありますので、その連絡はケアマネジャーにして良いですか。」
 「だから、何が必要なのですか。もし、日常生活に必要なものであれが、ヘルパーステーションから来て貰いますし、医療関係とか緊急を要する者なら、私でも結構です。具体的に何が必要なのですか。その内容を言って下さい。それが必要だとすると、全ての行為に対して金銭が発生します。それが頻繁なら、近くのステーションに依頼する必要があります。それでいいのか、利用者に確認する必要があります。具体的な用件は何ですか。」
 「具体的と言われても、今急に言われても別にないですが。」
 「明日から来てくれとはどういう事ですか。」
 「いろいろお聞きしないと行けないものもあるし。」 
 「本人は意識がはっきりしているし、言葉も出ますからどうぞ聞いて下さい。我々は他人ですので。介入する範囲があります。」
 そう言ったら、その変な主の様なおばさんが、若い事務員に向かって
 「あなたがしっかりしないと。」
 などと、訳の分からない事を何度も言っていた。
 後から分かったが、おばさんは看護助手で、入院時の聞き取りや食事介助おむつ交換などしないと行けないが、それを、手を省くのに意思表示が遅く時間が掛かり、食事介助など付き添いの仕事を省くのに、家族にさせようとしているのだ。
看護師は手を省き看護助手に、看護助手は手を省き家族に押し付けようとしているのだ。完全看護とは名ばかりの実態がいつも垣間見える。手のかかる患者ほど、家族が来るように言う。残念ながら、家族は非協力的で全く顔を見せないのだ。

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