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トップハート物語(3580)立志伝敢闘編
17/06/26
2010年(平成22年)12月中旬。
そのクリスマス会の経費は大よそ500から600万円以内だと資金計画を立てている。その資金調達は、先月修了した職業訓練の2コースの委託金を当てる事にしていた。ひとつは6か月コース、もう一つは3カ月コースだ。約1600万円が入って来るので、その3分の一を投入するだけで済むのだ。
余裕だと思っていた。しかし、朝届いた当社の請求受け付けの控えは3カ月コースだけの役所の受付印を押したモノだけだった。6カ月コースの書類が届いていない。修了した翌月の10日まで提出するようになっている。その日までに受け付けされれば、当月の20日に入金される。
 つまり、今月は10日までに受け付けされれば20日に入金されるのだ。それを見越して、26日にクリスマス会が計画されている。その受付の控えが、昨日1枚しかないのがどうしてかを研修センターに問い合わせしたが、返事が無い。
やっと、今日の朝担当者の嘘つきせんと君が来た。
 「9日に持って行ったのですが、訂正個所があり土曜日に郵送して、月曜日に着いた筈です。」
 「着いた筈だとはどういう事だ。ちゃんと確認したのか。」
 「確認はしていませんが、担当者に締め切りの10日より遅くなっても良いですかと尋ねるとそれは構いませんという返事でした。」
 「それで、入金はどうなるんだ。」
 「受け付けが毎週金曜日なので、17日の受け付けに成り入金は来年の1月中旬以降になるでしょうとの事でした。」
 「何、どうして近くなのに訂正が分かったら行って貰って来て、期限の10日まで出さないんだ。」
 「電話で確認したら、郵送でもいいと言われたので。」
 「お前な、仕事をいくらしても入金されなかったらどうするんだ。どこからお金を支払うんだ。会場費や講師謝礼金、実習施設代、お前達の給与はもう払っている。会社は資金計画を立てて運営している。その金銭が入らなかったらどうするんだ。お前が全部支払うのか。お前に言ってもしょうがない。その代わり、覚悟しておけよ。」
 追い払った。
 頭が混乱していたが、12月の資金計画をどうクリアするかが問題になる。暫くして、嘘つきせんと君から担当者に聞いた内容を連絡が来たが、これが経営者のはしくれをしていた人間かと、頭に来て話途中で切った。
経費を全部支払い、その純利益が今月20日入金予定の1600万円なのだ。それが入って来ないとなると、これから発生する賞与、給与を支払いどれだけ残るか。ギリギリの様な気がする。
そうすると、余裕資金として他から導入する他ない。私は、みんなが思っているより持っていないので、妻に一時的に500万程度一月利子を付けて借りる他ない。連絡したが、出なかった。何度か連絡したが、出ない。
 その話を、誰かに話をしないとたまる一方なので、いつもストレスを聞き入ってやっている新人ケアマネジャー宏美さんが来た。
 「何かを聞いて欲しいんですね。ストレスを聞きます。どうぞ。」
 そう言われて、話し始めた。
 「もう、そのような大事な仕事は嘘つきせんと君じゃなく他の人にして貰ってくれませんか。みんな私たちに直結してしまうので。」
 そう結論付けられた。
 それでも、社員として採用しているからにはそれなりの給与を支払っている。遊ばせる訳に行かないので、介護タクシーを運転させているが、その料金でも15分300円だ。幾らにも成らない。何件もある訳ではないのだ。そんな考えだから駄目なのか。
 時間が押し迫って来て、まだ、そのイベントのBGMが決まらない。内容が決まらないと、曲が決まらない。曲が決まれば、その流す順番に曲を取り出して構成したものを再度録音して持参するものを作る事が必要なのだ。その事をするのに、時間が無くなって直ぐに出来る自信が無くなる。
そのサポートとして、息子に依頼しようかと仕事中にメールを送った。
 『年末休暇の予定は?』
 『29日から』
 『27日は何時出勤?』
 『10時頃かな。』
 そこを聞いた段階で、私はいつもの睡眠時無呼吸症候群の定期診察を受けに関西電力病院に入った。
本来の主治医である先生の診察を月曜日に予定されていたのだが、認知症を妻に持つ夫が財産管理の面接を社会福祉協議会に委託するので面談が入った。その為に、今日に変更になって、医師も変更になったのだ。
診察室に入ると、若い女性の先生が
 「お久しぶりです。」
 と言って来たので、
 「えっ?」
 と、失礼な返事になってしまった。
 「忘れたんですか、一昨年、最初に診察したのは私ですよ。」
 「それは、失礼しました。」
 そう言って、謝罪した。

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