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トップハート物語(3579)立志伝敢闘編
17/06/26
2010年(平成22年)12月中旬。
 何、という表現は相応しくない。それでも、そう思わざるを得ない思いだった。午後3時に、認知症を妻に持つ夫を入院先の病室に訪ねた。昨日、いつもの様に用事も無いのに電話を掛けて来て、
 「ヘルパーのことで相談があるので来て下さい。訪問介護事業所の責任者も一緒に来て下さい。」
 そう言っていたが、行かなかった。
今日顔を合わせても、その事は何も言わなかった。
 容態を聞き、本題に入った。認知症の奥さんの行き先が、変遷し過ぎだ。施設には行かせないでくれと泣き始めるので、しかし、
 「ヘルパーさんに自宅に来て貰って、昼間はデイサービスに行って・・。お金は支払うので、定期預金を解約して下さい。」 
 そうは言うが、24時間体制で宿泊ケアは金銭的な問題がある。
現実的に無理なので、週に2回だけ自宅に戻って来てあとはショートを使用して来た。しかし、そのショートも12月に入ると10日までで受け入れが出来なくなった。年末年始で予約があるのだ。
異なる施設をと探して何とかこじ開けてくれたが、まだ埋まらない。デイサービスの宿泊を受け入れる通所に何とかねじ込んだ。しかし、まだ埋まらない日が発生していた。ここで、再度、高齢者専用賃貸住宅を推薦して話をすると、何とか納得。心当たりの高専賃に昨日訪問して、諒解を貰って病院に来たのだ。
 この病院に来る前に、宿泊をお願いしているデイサービスから連絡が来た。昨日、ショートステイの穴のあく部分に何とか受け入れてくれるように頼んだが、予約が入っていると無理だった。そのデイサービス責任者からだ。
 「予約がキャンセルになったので、年末まで受け入れ可能です。あっちに行ったりこっちに行ったり、可哀そうですからうちで受け入れます。夜間も問題ないし、寝る前に少し徘徊気味になりますがその後は熟睡しています。昼のデイでは、穏やかで大丈夫ですよ。あちこち可哀そうですから、うちにどうぞ。」
 そう言われたが、既に、私は断られたので動き出している。
 ショートも30日までは受け入れてくれると成っていたのだが、もし夫が了解してくれれば、最初の予定のデイから出る17日には高齢者専用賃貸住宅に入れようと思っている。その旨を話しして、
「夫の確認が取れ次第連絡します。」
と返事した。
昨日は、そのデイサービスにお世話になる初日で、様子を見ていたのだろう。穏やかと知って受け入れを認めたのか。
 夫との話は、条件などを話しして諒解を得た。直ぐに、高齢者専用賃貸住宅の管理者に連絡をした。契約をお願いしたのだが、あいにく休暇だという。
入所日に契約という事で、何とか受け入れを認めて貰った。その旨、夫に話をすると、いつもだが、話した事をワザとか、違うように聞き返す。つまり、話をして貰う事によって長く私たちが居るという事だ。毎日、通帳と色んな書類を誰が持っているのかと聞いて来る。毎日、同じようにその内容を時間を掛けて点検する。今日はもう時間が無いので、
 「Uさん、もう私どもは仕事があるので、帰らないと行けなんです。昨日も見たでしょう。」
 そう言うと、ニヤッと笑って自分で仕舞い始めた。
 外に出たいので、いつもの様に
 「先生が良いと言ったから、家に一度連れて行ってくれ。」
 「先生から聞いていないので、無理です。」
 「佐藤さんから、言ってくれ。」
 しかし、今日は違っていた。その言葉を受け入れた。
 奥さんが、高齢者専用賃貸住宅に入るために保証金が必要なのだ。その保証金を、定期預金解約で準備するという。明日許可を貰った。ついに、自宅で脳内出血を起こして転倒してから、2か月振りに一時自宅に帰ることとなった。
やっと話が終わり、帰ろうとすると
 「リンゴを買って来てくれないか。」
 「買物はして駄目だと言われたでしょう。」
 「少しだったらいいと先生が言った。」
 「分かりました、もう時間が無いので帰ります。」
 そう言って、戻って来た。
 何とかお願いしてこじ開けてくれたショートステイの担当者、宿泊付きのデイサービスの責任者にお礼とこの間の経緯を説明連絡した。この例者専用賃貸住宅に、介護用ベットを搬入するのでレンタル事業所、訪問介護を入れないと行けないので、大東本社介護責任者に説明をした。
 事務所で一段落したので、珈琲を飲んだのは6時頃になっていた。しかし、その数件となりの事務所ではクリスマス会の打ち合わせがまだ続いていたのだ。やっと真剣に進み始めていた。このクリスマス会を巡って、今日は大きな動き他沢山あった。

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