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トップハート物語(3575)立志伝敢闘編
17/06/24
2010年(平成22年)12月中旬。
「入院中の夫から電話があり、主治医が外出を認めてくれたので、今まで通っていた整形外科と耳鼻科に連れて行ってくれ、と言って来ました。どうしたらいいでしょうか。」 
 「再三、虚言を吐いて困っている。医師から、または看護師から言って来るならまだしも、それが無ければ勝手に出来ない。」
 「いま、本人が電話の出来る場所で待機しているので、ケアマネさんから電話を掛けてくれませんか。」
 そう言われて掛けた。
 「主治医の先生に、朝話をしたらケアマネジャーが良いというなら良いと言っていた。」
 「どうして、そう言われたのなら、私に掛けないでヘルパーステーションに掛けたんですか。先生から直接言われなければ、無理です。」
 「それじゃ、先生に話をしてくれますか。」
 「今日は先生は居たんですか。先生に代わって下さい。」
 「もう帰りました。」
 「それじゃ、看護師さんに代わって下さい。」
 暫く待つと、
 「今日の担当看護師のYです。」
 利用者の話の説明をすると
 「そんな話はされていません。先生に聞いていませんし、そんな指示はされていません。」
 電話を再び、利用者に代わる。
 「看護師さんも聞いていないし、病院に入っているので私が勝手な事は出来ません。病院の指示が無いと駄目です。先生に指示が無いと駄目です。」
 それを何度も言って、切りが無いので切った。
 暫くすると、また、介護管理者からだ。
 「耳鼻科の先生が、奥さんが行くデイサービスの用意をしていると自宅に電話を掛けて来て、夫が来ると言っていて待っているのに来ないのはどうした訳かと、怒って電話がありました。経緯を説明して納得して貰いました。何か、今日自宅に戻って来たと言っていたそうです。」
 やれやれ、あちこち出鱈目な電話を掛けて、方々からクレームが来ている。そう思って、一段落したところに、また夫から電話だ。
 「朝話をした、先生に話をしてくれるという件はどうなりましたか。」
 「何の話ですか?誰が電話するんですか。」
 「佐藤さんが、先生に電話してくれるという事でしたが。」
 「そんな事、話ししていないでしょう。先生は、もう帰ったと言っていたでしょう。」
 「ちょっと、待って下さい。電話代わります。」
 そう言って、誰かに代わった。
 「今日、入院していると聞いて見舞いに来た者です。何か、本人に聞くと、誰も家族の方とか親戚の方とか見舞いに来ていなようですが、何とかならないのでしょうか。」 
 「失礼ですが、どのような関係の方でしょうか。」
 そう言うと、名乗った。
それに差し支えのないような形で答えた。
 「私どもは、介護のケアについて助言をしたり相談事を受けています。その中で最もデリケートなのは、家族間の問題です。私は、隣の奈良県の遠くの御子息に4度、九州の方に1度お会いして、利用者が言う事は伝えています。また、本人は直接電話を掛けています。本人同士が話をしているのに、私が口を挟む事は出来ません。」
 「奥さんが、どこにも行けないのでご病気で遠く小豆島の方に入院されていると聞きましたが。」
 「何をばかな事を。昨日はショートステイから自宅に戻られて一夜を過ごし、今日はデイサービスに行っています。ちょっと困っているんです。精神病院に入院させられたと親族に連絡したり、妻の入る処が無くケアマネジャーが何もしてくれないからと、民生委員を呼んでどこか探してくれと訴えたり。電話を取り上げてくれと親族からクレームがあったり。皆さん、仕事を持っているので、職場に掛けて来られて迷惑を受けている方も居ます。病院に入っているので、全ては病院の指示に従って我々、市役所や地域包括支援センターや社会福祉協議会などみんなが親身になって、サポートしています。」
 そんな話をすると、納得して
 「長い話で迷惑でしょうから、切らせて頂きます。」
 そう言って切った。

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