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トップハート物語(3565)立志伝敢闘編
17/06/18
2010年(平成22年)12月上旬。
「それでも、そうはいきませんのできっちりしたいと思っています。その前に、ハローワークで求職の手続きをしてくれますか。どこか数社を選んで、応募してみて下さい。」
 「何度か応募したのですが、年齢で落とされました。」
 「それは私が以前話をしました。いくら自分に自信があっても、年齢との戦いです。それを自覚しないと、前に進みません。」
 そういった事を話し、来年に正式に当社に応募するように話をした。
 「それでも、ここのみなさんに大切にして貰って、若い人と触れ合って楽しいので、どうかこのまま出勤させてくれませんでしょうか。」
 「それは良いですが、給与は発生しませんよ。それでもいいんですか。」
 「勿論です、私はケアマネジャーの資格を取るために仕事をしたいだけで、給与は要りません。」
 「勿論、その意向に何とか応えるようにしたいんですが、来年からという事で。」
 「分かりました。それでも、出勤だけはさせて貰えないでしょうか。」
 それは管理者が了解なら大丈夫です。
 そう言って、管理者にクリスマス会に招待するように話をした。
 「私は、お客さんではなく何か仕事を与えてくれませんでしょうか。写真は自信があり、何十年もしています。記録掛かりでどうでしょうか。」
 「本当ですか、それぞれ社員が思い思いに遣って貰おうと思っていたんですが、それではお願いしていいですか。」
 「大丈夫です。何時間程度するんでしょうか。」
 「5時間です。4時から9時までの、それでも、受付から記録をお願いしたいので、6時間を超えます。」
 「そんなに長いんですか。私は、フィルムを使用するのですが大分金額が掛かりますね。」
 「デジタルカメラだったらフィルム代が掛からないし、何枚写しても大丈夫ですので。それに、ビデオカメラもお願いします。」
 そんな話をして、ひと段落すると
 「私の会社のOB会の会報があるのですが、そこに介護の会社の広報をさせて貰っても良いでしょうか。」
 彼は、国内最大級の電器会社で定年まで勤めて、子会社に役員として天下り今年3月末で50年の勤続を終えた。その人脈は広くかなりのものだった。
 「私たちの年代は、多くの人がどうやって介護の相談をしたらいいのかという悩みを持って、みんな知らない。私が、介護の勉強をさせて貰ってやっと分かって来た。夫婦でも親でも必ずお世話になるので、良かったらいいでしょうか。」
 勿論、喜んで、だ。
 1時間ほど、管理者を交えて話をして、隣の奈良県に向かった。
 認知症を妻に持つ夫の病院の件で、書類にサインを貰う為に向かうのだ。その間、入院中の夫が介護事業所に連絡を何度もして来て、仕事に成らないというクレームがあった。
 「リンゴやミカンを買って来てくれ。今すぐ、ゴマ塩を持って来てくれ。」
 そう言うかと思うと、また掛けて来て
 「貴重品のバックはどこにある。お金を持って来てくれ。今すぐに、郵便局に連れて行ってくれ、お金が無いから解約をする。」
 そんな電話が、続け様に来るようだ。
 家族を呼んでくれなどと、何度も言うが、自分では連絡しない。それは、断られるからだ。自分の今までして来た行為に対する答えを自分は知っている。それを、他人にさせようなどという魂胆は受け入れられないので、
 「家族への連絡くらいは自分でして下さい。」
 と、常に言っているのだ。
そして、先日、自分で連絡したようだが、無視されたり断られたり。
 会うのを断っている子に私は、病院から託された書類にサインを貰う為に4度目の奈良県への訪問だ。この約束を取りつけるのにも大変なのだ。今日も、会う前に何度も連絡が来た。
「出来ればサインなどしたくない、関わりたくない。」
との話だった。それでも、何とかお願いをして会ったのだ。
その会う前に、入院しているから夫から電話だ。何度も同じ話を繰り返す。
 「妻はどこにいるのか。」
 「昨日も話をしましたが、住所とか電話番号とか書いてある書類を渡したでしょう。」
 「通帳とか財布とか入っているバックはどこにあるんですか。」
 「私が預かっていると毎日言っているでしょう。」
 「ここに持って来てくれませんか。」

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