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トップハート物語(3559)立志伝敢闘編
17/06/15
2010年(平成22年)12月初旬。
「何度か家に電話があると連絡があったけれど、誰か家にいるんですか。」
 「今日は、朝に施設にお母さんが戻っていますから、昼間は誰もいません。」
 「携帯電話は、家にあるんでしょう。」
 「いや、本人が最初から持っていますよ。」
 「それじゃ、電話が掛けられるような状態になったんですか。」
 詳しく、ここ最近の変化を伝えた。
 何度も、私たちに、子供たちや親戚に連絡してくれと夫から言われていたが、掛けられる状態なのに掛けないで他人にさせる事に、後ろめたさが感じられる。
自分が、これまでして来た事を自省しているのだが、謝罪しないで自分の威厳だけは保とうとしている。連絡が来るのは、借金の返済連絡だけだ。そして、堪え切れずに自分で連絡をしたのだろう。
 一旦子供から切れた電話は、暫くすると再び掛かって来た。今度は、
「親戚中に連絡をして、自分の処に問い合わせが来ている。」
という。
どうしようもない、我々では。それを、
「何とかしてくれませんか。」
と言う。
 「調子悪くて、精神病院に入院していると言っているようで、困ってしまう。」
 仕方が無く、月曜日に行って困惑している話だけはする事にした。
 段々と暗くなり、人通りも一段落するような時間となって来た。大分歩いて、目的のケーキの美味しい喫茶店に着いた。順番待ちで、3番目だった。手作りの大きいケーキが外に出ているショーウインドウに飾られている。
私は待つ時間が勿体ないので、近隣を歩く。戻ってくると、NPO法人常勤理事の智子さんが、
 「今待っていた人でひと悶着があった。順番の後ろの人が最初に呼ばれて、我々が最初だとクレームを言って、入れ替わった。」
 そんな話を聞いていると、順番を申告する時にネームを控えていた筈なのに、やっと次の順番だと長い間待っていたのに後から来たカップルが立っていると、ウェーターが出て来てドアを開けて招き入れようとした。
唖然としている私を尻目に、あの控え目なNPO法人常勤理事の智子さんが抗議をして、入れたのだ。美味しいかもしれないが、本当に最近の日本の労働者はこんな程度になってしまったのかと思った。
 ケーキは、美味しく大きくてお腹が一杯になった。私は557円のマロンシフォンケーキを頼んだ。ブルーマウンテンは750円だった。それでも、手作りケーキは美味しく、上品な甘さだったし、珈琲は砂糖もミルクも入れずにブラックで飲んで美味しく、ホッという音が聞こえるような時間を得られた。コハク色の珈琲は久しぶりだった。
 この大阪の珈琲はどぶ色でも、みんなブラックでと格好つけて言うのを嗤っている。
 明日からの予定やクリスマス会の話をして、店を出る。どうやら、カラオケのディエット部門が250人も居ながら、出場者が不足だというので、自分達で出ようかと話し合った。外に出て、再び商店街を歩き出した。
直ぐに目に着いた、たこ焼き屋。私が、何度も振り返り気を振り払っているのに、
 「たこ焼き食べる?」
 「誘わないでくれないか。我慢しているのに。歩いていても、何の足しにも成らない。」
 「たこ焼きを夕食にしたら良いじゃないですか。」
 そんな声に、負けてしまって買ってしまった。
 駐車場まで歩き、外に出して車の中で食べた。美味しかった。
 クリスマス会まで、後20日しかない。それなのに、全くと言っていいほど進んでいない準備。幹事を決めて、話し合いを持って、既に一月だ。
大東本社はある程度形が見えて来て、練習を通しで時間を測るだけだ。それなのに、この守口の幹事は目に見えるようなものが全く無い。それを心配しているが、何の相談も無い。先週に大東本社に行って進み具合を確認したが、それは満足のいくような内容だった。その確認した事を聞いたのか、
 「月曜日の午前中9時から3時間くらい時間を貰っていいですか。」
 と、連絡があった。
 もう最終の詰めだから、無視する訳にも行かないので応じた。何度も、
 「これは仕事に通じる。企画を立てて、準備をして、完成させて、250人という大勢の参加者を動かす。自分達が楽しむんではない、お客さんを楽しませる。5時間と言う時間を飽きさせない。その実行した企画を持って、次の事業に移る。」
 そう言ってあったのだ。

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