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トップハート物語(3554)立志伝敢闘編
17/06/13
2010年(平成22年)12月初旬。
40分以上待った。やっと、ナースステーション内に呼ばれた。マスク越しだったので顔は分からない。挨拶をして、へりくだったような言い方で、下手に出た。
 「お忙しい処、お時間を頂いて有難う御座いました。」
 そう言って名刺を出したが、手も出さない。
 私の名刺を持った手が、行き場を失う。
 「患者さんの息子さんが持って来たと思う。どこかにあると思う。」
 そう言うので、ひっこめた。
 何故必要なのか、説明を始めた。そして、
 「まず病名ですが、息子さんは正式に聞いていないと言っていますが、正式な病名は何でしょうか。」
 「そんなことない、最初言った筈だ。」
 「最初は、○○性黄疸と聞いたと言っています。」
 「それだったらそれでいいじゃないか。」
 「末期だと聞いていますが?」
 「黄疸だったら、それなりの病気のその様な期になっているでしょう。そうじゃないですか、他に黄疸になるというものがありますが。一部、他の・・・・・」
 そう言ってまくしたてた。
自分の専門分野に私が分かる筈が無いじゃないか。何を偉そうに。マスク越しに見える、目を睨んだ。浅黒い小太りの、嫌な奴だった。
 「そうですか、それで、どこの部位でしょうか?」
 「○○ですよ。」
 つっけんどんに言う。
 「現在の状態ですが、歩行・移動に難があるとか立ち上がりが出来ないとか、動作に麻痺が作用しているとか有るでしょうか。」
 「脳梗塞とか脳溢血とか脳血管障害ではないので、麻痺はありません。そのような動作に、問題は無いと先日の介護認定の意見書に書いた筈です。それを見れば分かると思うが。」
 「それが、今時点で認定審査会が終わっていないので開示が出来ないのです。現時点では、以前の認定で判断せざるを得ない状態で、その為の意見を頂く形なのです。それでは、このような現状ですが、末期で黄疸症状が出ているという事は、急変する恐れがあり状態が悪化する事も考えられるという事で宜しいでしょうか。」
 「はい、そういう事は十分あり得ます。」
 「有難うございました。このご意見は、市への申請書に私が代筆させて頂きます。」
 その間5分弱。
不快な部屋をさっさと出た。
 最近、医師の対応が顕著に良くなり、こんな不快な医師は珍しくなった。
 まだ、朝食を摂って居ないNPO法人常勤理事の智子さんの為に、来る時に気になった喫茶室に行った。外の看板に『パンに自信あり、極みの美味しさ』などとあったので、私も最近パンも受け入れるようになったので、車をスーパーに停めて向かった。
ログハウス風のおしゃれな感じで、外のメニューを見ると現代風のおしゃれなパンのメニュー写真。戸を開けて入ると、何となく異様な雰囲気。タバコの煙は充満して、大声で話をしているおばさんばかり。
空いている席に座ると、テーブルの上は水浸し。大声で下品な笑いが聞こえる。まるで、耳の遠い人が話しているようで、嫌な雰囲気だった。
 入ってしまったのでは仕方が無い。ゴマの振ってあるサンドウィッチと珈琲を頼んだ。450円だった。待っている間、聞きたくない大声のおばさんの下品な声が聞こえる。どうやら、保険の外務員か。
 「先月、売り上げが悪くて、本当に駄目だった。所長から、月末に最終兵器を使って頑張れと言われて。」
 「男、独身男には最終兵器を使えばいいんだよ。」
 相手の先輩の様なおばさんが、指導している。
 「最終兵器を使って、落とすんだよ。そんなの簡単だから。」
 そういった話を、長々と大声で話をしている。
 言葉に惹かれて、入ってみたがとんでもない喫茶室だった。よく見ると、カウンターの席も、そのようなおばちゃんがズラリ。溜まり場だったのだ。レタスは腐っているし、果物は嫌な粘り気があり、珈琲などはどぶ水で飲めない。
早々に席を立って会計を示唆すると、カウンター内の強面のおばさんが、手招きしてレジはこっちだという。呆れ果てて、自分の感覚を反省した。
 車を停めた、西友はこの大阪では珍しい。まさか、東京のスーパーがこんな所にあるとは。持っていたセゾンカードで駐車料金は無料だ。

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