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トップハート物語(3553)立志伝敢闘編
17/06/12
2010年(平成22年)12月初旬。
新人ケアマネジャーの宏美さんが、初任者研修の講師に行く前に打ち合わせに来た。リハビリ希望の利用者、
「医師に指示書をお願いしているがなかなか出してくれないが、どう対処したらいいんですか。」
と。
総合病院の院長が主治医であり、その事務処理の遅さは、半端じゃない。私が担当した利用者が、認定申請をして意見書をその医師に求めたが、半年後申請した時点から認定期間が始まるが、最初の期間が半年だったのだが、認定され無いまま期間が切れてしまった。
そんなバカな話がまかり通ったのだが、認定度が無いまま更新申請として再度出した。つまり、初めて申請をして1年後にまだ意見書が無い。再度更新したが、待てなくて暫定でサービスを開始する予定だったが、脳血管障害でその病院に入院。
その主治医の執刀による手術後、3度目の区分変更申請。要支援でやっと下りて来たが、体調が段々と悪化してリハビリによる手足の麻痺を改善したいと、その総合病院へリハビリ通院を希望。
 「その病院に申し出たら、来なくても良いと言われたようで。それなら、訪問リハビリを希望して毎日悪化して行く手足の麻痺を何とか防ぎたいと思っているようで、カンファレンスの時だけでなく何度も何度も電話で早く始めたいと言って来ているんです。病院にも、早くお願いしますと頼んでいるんですがなかなか指示書を作ってくれなくて。どうしたら良いでしょうか。」
 「以前俺も同じような事があった。他の病院だったんだが、入院中に利用者が自分の足が意思通りに動かない状態に驚き、強く病院にリハビリを希望しているのに全くさせて貰えないと、訴えたので私が直接医師に掛け合った。その時に、『ご存じないでしょうけれど、実は病院内の会議で必要性が無いという事になって。それは、末期の病気から来る麻痺でホスピスに転院する事になっています、これから本人に話をします』と、言われた事があった。だから、何か他の理由があるのかもしれない。それに、病院側に依頼するのは訪問リハビリ事業所なので、その事業所に連絡して、自分も早急にと依頼しているが、その事業所からもプッシュするように言った方が良いよ。」
 そう言って、初任者研修に送り出した。
 嘘つきせんと君が来た。次回の職業訓練の担当者としているのだが、1週間の募集期間中に応募者は1名だという。
 「大丈夫なのか。」
 「まだ1週間以上ありますから。それでも駄目だったら、延長がありますから。」
 呆れ果てて、
 「そう、頑張って。職を失わないように。」
 何とも感じない輩は無視する他ない。
 12時に、遠くの病院へ行って医師の意見を聞く事になっている。出発した。風雨が激しくなり、前途を象徴するようだった。職業訓練の受講生の親が、末期の疾病に侵されて来週の月曜日に自宅に引き取るという。
その親の退院に合わせて、福祉用具のレンタル希望があった。介護用ベットと車いすだ。しかし、現在の要介護度は要支援だった。地域包括支援センターが遠方で、息子が話をして長男が住んでいる市に私が事業を展開しているので、私が担当する事の了解を得た。
問題は、要支援という状態だ。地域包括支援センターのケアマネの意見として、先週区分変更認定調査を行い、充分に要介護になるとの事だったが、その結果は今年中に下りるかどうか分からない。
 軽度者の福祉用具レンタルの特例を利用する他ないと、まず、地域包括支援センターケアマネジャーの意見を貰い、昨日レンタル事業所とのカンファレンス。その上に、今日入院中の病院に行って医師の見解を貰う事になった。
息子が、事前に主治医に私の名刺を持って訪問する日時をお伺い立てた時に、
 「嫌な顔をされて、『面倒だ』と言っていました。かなり嫌な医者で、済みません。」 
 利用者の息子が謝っていたが、それほど嫌な奴なんなだと身構えた。
 車で1時間程度の道のりだった。迷う事を想定して、2時間近く前事務所を出た。やはり迷ってしまって、インターネットで場所や病院の写真を確認したのだが、大きいイメージになっていたが思ったほどではなかった。
時間があるので、近所を散歩した。往復1キロ強だったが、その間にデイサービスが数か所あるのには驚いた。いよいよ風雨が強くなり、戦闘モードになった。指定された12時の5分前に病院に入った。受付で確認して貰い、病棟の5階に行った。ナースステーションで再び連絡を取って貰ったが、待てとの指示があったという。

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