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トップハート物語(3551)立志伝敢闘編
17/06/11
2010年(平成22年)12月1日。
この一月、私の担当するケースへの全体の業務量に対する割合が増えて来たと感じている処に、3-ケース新規で加わって来た。勿論、常勤社員の新人ケアマネ宏美さんが居るが、この頃急に戦意喪失的な発言が多くなって心配している事もあり、少し軸足を戻し始めた。今日も面談で彼女は、
 「始めた7月頃は意欲があったんですが、最近はまたヘルパーに戻りたくなりました。」
 そう言っていた。
 原因は深く聞かないが、忙しさ。
特に書類の多さと折角プランを立てたのに簡単にキャンセルをする利用者とそれを連絡する時の心苦しさ。我儘な利用者への対応など。ケアマネジャーの資格を取得した時と違って、その現実がひしひしと心を蝕んで来ている。
それを感じ取っているのか、介護事業所から紹介があった利用者は、私に担当して欲しいとの名指しだった。次にあったのは、受講生の親で末期のまま退院する事になった。その受け入れを、私にという事だった。
昨日、依頼があった視覚障害者は、私がサービス提供責任者時代に担当し始めて、今月65歳になり介護の対象となる利用者だった。
 特に、視覚障害者の方の場合は問題を含んでいる。それは、これから訪問マッサージを自分で始めるのだ。一番の問題は、誰がそのお客様の処に連れて行くのかという事だ。思い出すと、彼から支援費の利用の連絡があった時の条件があり、
 「自分の推薦するヘルパーを登録させて、そのヘルパーを中心派遣して欲しい。」
 と、いう事だった。
 どんな関係があるのか不明だが、あれから6年を経過した。そのヘルパーは、そのまま続いている。私が、一番拒否したい性格のヘルパーさんなので関わりの無いようにしていたい。私の直観だがそのヘルパーさんが、お客さんの処に行く際に同行するのではないだろうか。
その事が一番心配だったので、新人ケアマネジャーでは荷が重い。
 今日、夕方事前アセスメントに行ったお局様筆頭サービス提供責任者から連絡があった。
 「介護保険の正式な面談と契約は、外に出る事が多いので来週の木曜日に仮に決めて置いて、キャンセルや時間の変更はその朝に連絡するという事でお願いしますという事でした。それで、自分で事業をするという事で、医師の指示書が必要なので、医師を探しています。それで時間がはっきりしない。また、ケアの依頼内容は、これまでの自立支援と変わりが無いのですが、時々友人宅に出掛けるのでそれのガイドをして欲しいと言っています。」
 その友人宅が、お客さんである可能性が高いのだ。
 困ったものだ。どう処理するか、これから大きな精神的な負担となって来る。
 朝はいつもの様に、何人かの社員が来て話を聞き、返事をした。時計を見ると、もう10時だ。暫く、求められている以前プランを担当した時の支援経過や評価などの書類を作成して、10時半に事務所を出る。
11時に、隣のSC内の喫茶店で、久しぶりに自動車メーカーの完全子会社のファクタリング関係を扱っている部署の責任者と話をするのだ。いつもたまっている話を、お互いに話し合って時間を過ぎるのを恨めしいと思う間柄だ。
 歩行数確保の為に、周辺を回り喫茶室に入った。暫くすると入って来た。そこから、挨拶もそこそこに自分の持ってきた案件をそれぞれ話し合った。自動車メーカーの最大手の子会社というだけあって、案件が大きい。
今、話題で国もこれから強力に進めるという高齢者専用賃貸住宅の運営の話を聞く。全国展開なので、全国に走り回っているという。魅力は、大手保険会社と組んで家賃保証をする。地主は安心して土地を提供する。その運営を引き受ける会社があるのだが、最終的なもので出来れば地元の有能な経営者を見出し委ねたいという。
 「その経営をするノウハウを授けるような研修は出来ないでしょうか。」
 「それは無理です。経営を研修で身につける事は出来ません。意欲があっても、資質が無ければ駄目でしょう。それは、実践で見抜く他ないです。」
 「やはり、色々な方向から検討しても、包括的なサービスを提供するという観点から訪問介護事業者が良いんではないかと思っています。」
 「そうかも知れませんが、それだけの人材があるでしょうか。例えば、私の事業所の管理者クラスの数名は、その経営管理に堪えるでしょう。何かチャンスがあったら、そのような責任のある地位で任せて見ようかと思っています。それは、身近で長い間見て来ているから分かるんです。」

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