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トップハート物語(3546)立志伝敢闘編
17/06/08
2010年(平成22年)11月下旬。
10時半に事務所を出て銀行に向かう。支払いなどの処理をする。そう言えば、私が買って来たお土産を新人ケアマネジャー宏美さんが来たのでみんなに配って貰おうとすると、
 「これ、大東市の居宅支援事業所のケアマネ菊ちゃんからのお土産です。」
 と、出されたものを見ると、私が準備して出そうとした包装紙と同じだった。
つまり、彼女も東京に行って同じ店で同じ物を買って来たのだ。何、と言ってよくよく見ると、2種類あるお菓子の味が異なったので良かったと思った。そんな事があるのかと思い出すと、確かに彼女は
「結婚式で横浜に行きます。」
と言っていた。
それにしても、東京駅の数ある店の中で同じ店に入るとは。それも、東京銘品館の中に入っている店の中で選んだ店と品物が同じだとは。
 後から他の社員に、
「一緒に行ったんですか。」
と言われたが、とんでもないと本気で否定した。
 認知症を妻に持つ夫が、脳内出血で入院して、リハビリ目的でリハビリテーション病院に転院した。しかし、少し動くだけで嘔吐を繰り返し、ここ2週間は胃に食物を入れていない状態だ。
その為に、リハビリをする事が出来ずに、再び手術をした総合病院に戻る事になった。その転院に立ち会うために、今日卒業式だった職業訓練校に行けなかった。しかも、いつも連れてどこへでも行ってくれるNPO法人常勤理事の智子さんが健康診断の為に休みで、歩いて行く羽目になった。
歩行をしないと行けないので、暖かな日だし良かったと思う事にして歩き始めた。約1時間を掛けて病院へ到着した。12時半の出発と聞いていたので、早くと思って来たのだが、確認すると
「1時半です。」
と言う。
 身の回りのまとめなどに介護管理者を同行した。相変わらず、嘔吐を繰り返すのでやせ細って来た。盛んに息子や娘の事を口に出すので、可哀そうだと思うが、これ以上何も出来ない。
子どもたちは、すべて分かっていて、関わりたくないと面会を拒否しているのだ。それは、これまでの子供への対応がどれほどのものだったのか、考える時間でもあるのだが、ここに及んでも息子や娘の事を、
 「薄情だ。親子の縁もなにもない。水臭い。」
 などと、言うだけだった。
自分で、電話を掛けられるので掛けて下さいと言っても掛けない。私どもに掛けさせようとするのだ。
 転院の移動する段階になって、介護管理者が困っていた。よく聞くと、お局様筆頭サービス提供責任者がいつもの様に自分を頼って来た50代のヘルパーさんを勝手に引っ張って来て、
「介護で使うように指示している。」
と言うのだ。
 「とんでもない。売り上げが下がっているのに、勝手に連れて来て、どんな技術があるか分からないのに、シフトに入れとなんて。一体誰を外して、どこに入れるの。」
 「仕方が無いから、常勤を外して空けて入れるように作ったんですが。常勤が余ってしまって。どうしたらいいんですか。」
 「認めない。新規で人手が足りないなら仕方ないが、そんな事も無いし。徐々に入れて力を見てからなら分かるが、どうしてそんなことまでしないと行けないの。これまでお局様筆頭サービス提供責任者は、何人もの人に来いと言って、俺が断るケースがあり過ぎる。そんなの、自分の自立支援の方で使えばいい。」
 そう言って、ストップした。
 そのあと、携帯電話の電源を切って病院内に入ったので、電源を入れて初めてお局様筆頭サービス提供責任者からの伝言を聞いた。そして、掛けた。
 「登録で使って駄目なのですか。」
 「どうぞ、登録するなら問題は無いですよ。」
 「いや、シフトに入れるのはストップだと言うから。」
 「いや、何で今まで入っている人がいるのに、その人が来たからってシフトに入れないと行けないの。誰のシフトを外して、誰の処に入れるんですか。その外れた人はどうなるんですか。仕事が増えているならいいですが、減っているのにどうしてそんなことする必要があるのか。職業訓練で、登録希望者が何人も居る。それをみんなシフトに入れて、使うんですか。」
 「うちは、新規が入って来て人手が足りないから。」
 「だから、そっちで使ったらいい。介護はそうじゃないから。」
 新規が入ってなどというが、収益は段々落ちている。
数字は私が掴んでいる。落ちているのに、登録者に支払う金額は増えている。それは、常勤社員が働かずに、登録ヘルパーさんの仕事を増やしている事になる。登録ヘルパーさんの支払いが600万円に対して、社員の人件費は800万円を超えているのだ。そんな事を話しても、彼女には到底理解出来ない。困った程度の頭の構造だ。
 その話とは別に、今度は障害者を子に持つ母から電話があった。
 なにやら、生活費が不足したから個人的に借金させてくれというのだ。
 「それは無理です。市役所にでも相談して下さい。そのような資金を貸すシステムがある筈です。」
 そう答えたが、精神的に安定しないで、ギャンブルにつぎ込んでいるとの話を以前聞いた事がある。

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