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トップハート物語(3542)立志伝敢闘編
17/06/06
2010年(平成22年)11月下旬。
 一回り小さくなっているものもあるのにたいして、
 「うちに、昨年のものがあれば比べられるが、無いので分からない。」
 そんな無責任な回答に加えて、彼女からの報告では
 「社長に言っても、従業員に任せると言っているらしいんです。前から、逃げる傾向がある社長だったんです。」
 「もしそれが回答なら俺も考えがある。印刷会社の相手は誰なのか。社長なのか、代理人が居るのか。うちは、弁護士が相手になる。それを聞いてくれ。あとは、俺が対応する。きっちり責任を取って貰う。それなりの、賠償をして貰う。会社だって潰れるくらい戦う。覚悟して置くように言ってくれ。うちの弁護士は恐いぞ。」
 そう言った。
 すぐに、返事が来た。
 「社長が、お会いしたいと言っています。連絡をしたいという事ですが、電話番号を教えていいですか。」
 「どうぞ、結構です。」
 すぐに印刷会社の社長から連絡が来た。
 11時に来る事になった。
 約束、丁度の時間に来た。すぐに入り口で、頭を下げて謝罪して来た。
 「そんなことしなくても結構ですから、入って下さい。」
 そう言って、招き入れた。
そこでも、頭を下げて謝罪する。それに対して、
 「もうそのような時間は過ぎましたので、無駄に時間を過ごしたくない。どうしてくれるのか返事を聞きたい。」
 「もう、ご指摘の紙がどこにも無いんです。」
 「そんな話は聞いて居ない。うちに対してどうしてくれるのかを聞いているんだ。」
 「失礼な話ですが、今回納めさせて貰ったものは無償で納めさせて貰います。」
 「ふざけるな、このような安物をどうやって使えるんだ。毎年、高級感のあるカレンダーを配って、利用者や関係者からいいものを頂いたと喜んで貰っている。当社は、その方たちが喜んでもらえるなら金銭など関係ない。金銭的なものは働けばどうにでもなるが、信用や信頼は一度失ったら取り戻せない。こんな安物を配ったら、当社に対してどういう感情を持つか。うちも、もうだめか、経費削減かなどと言われる。口コミで信頼を受けて成り立っている会社だ。その一番の口コミが、マイナスに向かってしまい失ったものに対する補償はどうしてくれるのかと言っている。」
 私の考えをうなずき聞いていたが、何やら算段をしているのだろう。
 「私は一つの信念を持って経営している。利用者、お客様第一で考えて経営している。その信念を邪魔するものは、どんな力を使っても排除する。覚悟して、対処するように。今までも、お願いした印刷に対して一度も値切った事は無い。言い値で注文している。これからも、クリスマス会のプログラムなどお願いしようと思っていた。それを裏切って。」
 尽かさず返事をした、社長。
 「分かりました、すぐに作り直します。今日は土曜日で、印刷会社も休みですので月曜日になりますので、それで宜しいでしょうか。」
 紙が無いとか言っていたが、トンデモナイ駆け引きだった。
 「出来あがる前に確認をして欲しいと思いますが、連絡はどうしましょうか。」
 「今まで通り、お宅の社員だった彼女にお願いします。」
そう言って、終わった。
時間にして10分は無かった。
 その後、その窓口になっている社員から連絡があり
 「社長から、『どうしたらいいのかと聞いたら、作り直してくれと言われたので、作り直して納めることになりました』と連絡がありました。それで、いいでしょうか。」
 「俺から請求したという事実は違うが、それでいいんじゃないのか。」
 そう返事をした。そして、
 「もし、納品されたカレンダーを廃棄するなら、障害者施設などに寄付できるように配慮して欲しい。」
 そう願って、新大阪駅に向かった。
 大宮の自宅へは2カ月ぶりの帰省だった。
 いつもの外食ではなく、自宅での鍋を囲んでの夕食だった。

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