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トップハート物語(3538)立志伝敢闘編
17/06/04
2010年(平成22年)11月下旬。
大東本社に、体験学習の受講生を紹介した。そうすると、電話が掛かって来た。育児休業中の支援費社員からだ。最近は、全く連絡が途絶えたので心配していた。
 「どうしていた、メールを送っても全く返事も無いし心配していた。」
 「体調を崩していたんです。今どこですか、事務所にいられます。」
 「俺は今本社だ。今どこにいるの。」
 「支援費事務所にいます。佐藤さんに子供を見せたくて、連れて来ました。何時頃戻って来ますか。」
 「3、40分で戻るが、それまで待ってられる?」
 「待ってます、お願いします。」
 電話を切って、大東本社管理者に
 「まいったよ、子供を見せたいって待っているというから、もどるは。」
 「当たり前ですよ、みんな社員は子供だって言っていたじゃないですか。その子供だから孫ですから、早く行って抱いてあげて下さい。」
 その言葉に圧されて、大東本社事務所を出た。
 突然の来訪なので、何もお土産が無い。もう少し、早く連絡くれればパン屋さんで美味しいパンを買って来たのに。
一旦事務所に戻って、頂いた高級クッキーの詰め合わせの中から、子供さんが口にできそうなお菓子を持って支援費事務所に向かった。
 賢そうな顔立ちの7か月の子を連れていた。久しぶりの社員だったが、数ヶ月前に全員集合の写真を撮った時から比べると、前の可愛い顔に戻っていた。あの写真撮影時には、かなりやつれた顔を見せていた。
お子さんは、抱こうとするとやはり泣き出す。気遣って社員が
 「男性は、旦那しか免疫が無いから仕方が無いです。音も駄目で、聞きなれない音を聞くと泣くんです。」
 などと聞き、夜泣きが凄いというのも相変わらずの様で、私の長男も凄かったと、これからの苦労を心配した。あれこれと、楽しい話をしていると順次社員が戻って来た。
 ふと、傍らに置いてある出来た来年のカレンダーを手に取った。なんと、薄い。しっかりした紙をいつも使って立派なカレンダーを作っているのに、今年はどういう事なのだ。その場では、我慢していた。
外に出て、直ぐにメールを送った。印刷を頼んでいるのは、当社のサービス提供責任者が以前勤めていた会社である。その間に、彼女が入っていたのだので、彼女にメールをしたのだ。
 『昨年と全く違う紙質で、裏が透けて見えるのは何故ですか。』
 そんな文面で送った。
 暫くすると、電話があった。
 『私は全く見ていないので、分からないのですが。印刷をしているのは、依頼している会社じゃなくて・・』
 『そんな事は関係ない。うちが依頼している会社は、君に紹介を受けた会社だ。印刷はどこで遣ろうと関係ない。昨年も同じように依頼して、依頼通りにしてくれたのが、今回こんな紙質に何で勝手にしたのか返事が欲しい。』
 そう言った。
 これまでも、度々、注文先を替えている。最初は、ちゃんとするのだが2度目は必ず、紙質を落としたり小さくなったりする。その時だけ誤魔化して、儲ければいいという考えがこの大阪の普通の感覚だ。
 「確認して返事をします。」
 そんな事を言っていたが、返事は来なかった。
 10種類のカレンダーで1600部程度頼んでいる。そんな劣悪なカレンダーを利用者や関係部署に出して、本当に恥ずかしい事だ。以前も、そのようなな事があって、利用者から
 「お宅も経費削減か。随分程度を落としたな。」 
 そう言われた事もあった。
 もうその業者は使わない事を心に決めた。とんでもない商売をする大阪という土地だ。自分の利益だけしか考えない。
 そんな思いを抱いて、事務所にいるといつの間にか眠ってしまった。気付いた時には、すでに6時半を指していた。毎日、1万歩を歩く積りだったので、携帯電話に付属しているデータを見た。まだ、5千歩だけだ。
どうするか、30分も考えていた。意を決して、外に出た。隣のSCの周りを回った。2000歩しか増えない。あと3000歩だ。中に入る。縦横無尽に歩く。30分もすると、温かくなりマンションに戻った。ついに1日の目標を達成した。

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