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トップハート物語(3515)立志伝敢闘編
17/05/23
2010年(平成22年)11月中旬。
 キラキラ目の珠緒ちゃんが朝一に来た。例の、ヤクザ屋さんとのトラブルの報告だ。電子レンジをヘルパーさんが使用している最中に、突然音がしてストップしてしまった。ヘルパーさんが壊したから、新しいのを購入して弁償しろとの事を、再三要求されたと言う。
その件で、市役所主導でカンファレンスを開催した。地域包括支援センターに相談したら、
「余計な約束はしては駄目だと指導を受けました。」
と、言う。
自分達が会議を開催して、最善の結論を出すと言う訳だ。しかし、出席した地域包括支援センターの職員は終始一言も発言する事が出来なかったという。目の前にすごむやくざ屋さんに、当社に指導した格好のいい言葉は出なかったのだ。
市役所の生活保護課職員が、新たに購入出来るか検討する事と、当社に保険適用で損害賠償できるか確認してくれと指示があったと言う。
 何の事は無い、私が以前同じ立場の人を相手に電気掃除機を使用している最中に壊れた時に、電気屋さんで診て貰い寿命だという言葉を盾に自己責任で処理して貰ったのとは大違い。
結果的に、生活保護費から購入する事となったようだ。その報告と、職業訓練の実習に際してのクレームだ。沢山の実習をしているが、その何れもが
 「変な人ばかりで、勘弁して下さいと言う人達。どうして、最近の実習生はそんな人ばかりなんですか。勝手に珈琲を入れて飲んだり、待ち合わせ場所が分からないから迎えに来てくれとか、利用者の家のものを勝手に手にとって見たりどうしようもない。汚い恰好で、まるでホームレスのような姿だったり。常識ではない態度にうんざりです。それで、この会社に入りたいとか、どうやったら入れますかとか、誰誰に来るように声掛けられていますとか、本当にもう嫌です。私たちもっと頑張りますから、変な人を入れないで下さい。」
 そんな事を盛んに言っていた。
 暫く仕事をして、マンションに戻って昼食だ。それほど分量を食べず、何故ならケーキが沢山残っているのだ。会社にもお菓子が沢山届くし。
嘘つきせんと君が、研修センターの更新請求書を持って来た。大家さんが持って来たと、また高級なお菓子を持って来た。
その時に、彼の更新契約書の内容変更した契約書を示して、再度署名押印を求めた。どういう訳か、最近彼の評価が高くなり、あれほど評判が悪かったのが、逆な声が聞こえて来る。辞めさせるつもりで居たのだが、その替わりの面談者が余りに駄目人材だったので、私自身彼が良く見えて来たのだ。
それと、並行するように自立支援部門より彼の障害者に対する援助の評価が高く、次々と依頼が来るようになった。また、外部の研修講師からもからの低姿勢な丁寧な受け答えに評価が高まっている。それに引き替え、無能な高学歴社員に対する内外のクレームが続く。ミスも連発して、受講生の数も減少気味だ。
 その評価の声を素直に嘘つきせんと君に話しして、
 「君の丁寧な対応に障害者の家族からも社員からも君を辞めさせないでくれとの声があり、先日交わした契約更新の年限を1年から期限なしに改めて、君が辞める声を上げない限り働いて貰う事にした。また、外部の講師からも君の応対が良いと言って来た。真面目に働けば、認めてくれる人がちゃんといる。それで、君の基本給も変更して4月に遡って上げる事にした。その差額は、近日中に振り込みます。」
 有難うございますと、言って、サプライズに涙を何度も拭っていた。
 「今度当社に入る予定の障害者への対応を君にして貰う。机の準備とかパソコンとか、希望を聞いて購入するように。」
 彼の、気弱な言動は障害者への優しさで生かされる事となった。
 4時に、認知症を妻に持つ夫の入院先を訪問する予定だった。その時に、ショートステイに入って居る認知症の妻を同行して、今後の打ち合わせをしたかった。また、支払いが沢山溜まっているのでその処理の了解をする事として居た。その立ち会いに、訪問介護事業所管理者を指名していた。
彼女が、妻を連れて来る事になって居た。緊急対応のショートは19日までしか受け入れ出来ないと言われている。その後は、多額の出費を伴う24時間体制の在宅は難しい。勿論、夫婦とも在宅を希望されている。
それを、金額を示して納得して貰うチャンスだった。何故なら、妻は昨夜ショートから帰宅して自宅に24時間ヘルパー付きで在宅して、明朝戻るのだ。


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