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トップハート物語(3514)立志伝敢闘編
17/05/23
2010年(平成22年)11月中旬。
 駐車場に戻ると、現実に戻る。浮かぬ顔をしている私を見て、同行しているNPO法人常勤理事の智子さんが
 「どうしたんですか、何か心配事がありますか。」
 そう聞くので、腹に有ったものを出す。
 「実は、今度予定されているクリスマス会の事でお局様筆頭サービス提供責任者から言われた事が、不快で頭に来ている。参加者を家族にして、制限を設けていない。誰かがお局様筆頭サービス提供責任者に、不公平だと言っていて、社員の名前を上げて『子供や親まででなく、兄弟も呼ぶらしいが大人数になる』と文句を言っている奴が居るという。自分の事を他人の口のように作る彼女だから本当かどうか分からないが、そんなことどうでもいいじゃないか。他人の事を。自分達もそうしたらいい。煩いんだよと言った。30代を幹事として、自分中心じゃないから面白くない。世代交代だとか、若い人に任せたいとか耳障りのいい事をお局様筆頭サービス提供責任者四六時中言うが、本心はそうではない。忘年会は自分中心だった。それを、クリスマス会を企画したから、他の者が忘年会に出たくないと言い出して無くなってしまった。お局様筆頭サービス提供責任者の突出した横暴に、みんなが我慢しているのが現実だ。『来年の3月に引退する』と言っているが、本当かどうかみんなが固唾をのんで見守っている。」
 「それは、誰も言って居ないと思う。お局様筆頭サービス提供責任者が自分の考えで言っていると思います。」
 「また、『クリスマス会に相当のお金が掛かるんじゃないです』かと言って来たので、500万円以内くらいでしょうというと、『それだったらそれをボーナスにしてくれとみんな言っている』と言うから、それは無理だと答えた。何度も言っているが、介護と支援の収益は全部給与にしている。それだけでは赤字だ。それ以外の講習などで高収益を保って、みんなに還元している。それだったら、給与を下げて各部門で収益を上げただけのボーナスを支給すると言っている。当然、年収では下げないと行けなくなるが、ボーナスという言葉に惑わされる古い体質を持って来られては困る。」
 そんな言葉に、私よりしかめっ面をしたNPO常勤理事の智子さん。
 また、不安な情報もくれた。
 「お局様筆頭サービス提供責任者から聞いたんだが、どうやら、また無能な高学歴社員がミスを犯したようだ。俺に対して、『今度の職業訓練の募集に対して電話の応対の悪い者は、選考で落とす』と言っていた。しかし、何やらおかしい。お局様筆頭サービス提供責任者の言う事には、申し込みのあった者に選考日を今日なのに17日で出したものが何通か有ったようだ。もしかしたら、その間違って出したものを俺に対して誤魔化す為に、電話応対の悪い者を除外すると言ったんじゃないか。もしかしたら、選考会に出席されない事になって、そのミスを隠す為にそんな言い訳をして、選考会に出席出来ないようにして落としてしまうのではないかと、心配になった。あとから、確認をするが。」
 疑惑が、現実になったような気がした。
バカな50代男のミスが、次々と続く。
 6時にのれん分けした事業所の社長が、相談したいことがあると来た。今日は木曽路のフグを食べた。彼女の話しが始まる前に、彼女との関係を構築した切っ掛けとなった、9年前のヘルパー養成講座不正事件の事に付いて、物語として掲載しているホームページの話しをした。
次に、事業の状況を聞く。順調に行っているという。それを聞いて、安心して、相談事を聞いた。
「居宅介護支援事業所の常勤で管理者が退職したいと言っている。」
と言う。
3名の介護支援専門員が居て、他の2名は日曜日だけの非常勤だという。
「その常勤者が辞めるから、居宅支援の対応出来なくなりどこかに行くなら持って行ってくれと言った。」
という。
しかし、
「どこにも行かないので受けて貰えない、でも、会社都合にしてくれないか。」
と言う。
つまり、雇用保険が直ぐに貰えるようにしてくれと言うのだ。
 「会社都合にしたら、その理由が必要だ。そして、各種有る助成金が全部駄目になる。」
 「それでも、私はどうしても彼女の事を考えてしまう。子供さんが二人いて、シングルで仕事もしっかりとして問題無くやってくれている。何とかしてあげたい。1月末に辞めたいと言っているんです。」
 「それは本当に大切な心だ。しかし、会社に残っている社員の方が多い。自分の一方的な気持ちで辞める。会社は困る。それでいいのか。残る者と辞めるものとどっちが大事だ。大体、何年勤めたんだ。」
 「そうか、やっぱり会社が大事だし。良かった、相談して、迷っていたんです。」
 「それに、早くても遅くても40代で勤務期間も短いから3カ月しか出ない。それは、独立する期間だろう。申請して、2カ月掛かるから。自宅でも出来るしな。」
 「そうか、それだったら利用者を上げるのに。誰かケアマネジャーを紹介してくれませんか。」
 そんな話で時間を忘れ、仲居さんが、閉店ですと言いに来た時には10時を指していた。

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