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トップハート物語(3508)立志伝敢闘編
17/05/20
2010年(平成22年)11月中旬。
「最初から、佐藤さんに相談したら良かったです。」
 そう言って、彼女のキラキラ目が潤んで来た。
 「結論から言うが、公的な形で処理される事になったから、うちも裏の道を行く訳に行かない。どう処理されたか、当然記録が残る。その記録は、地域包括支援センターの指導監査で確認される。そうなると、当社の裏処理では問題となる。正式な処理となると、まず、当社のヘルパーさんには何の落ち度もない。だから、損害賠償は成立しない。当社の掛けている損害賠償保険利用は無理となります。」
 「ケアマネジャーが何とか方策を探ってみるので、その間にもし良かったら電子レンジを貸して貰えるようだったら、利用者宅に貸してくれませんかと言われました。」
 「それだったら、俺のレンジを貸すよ。何年か前に高いオーブンレンジを購入して、箱に入ったまま置いてある。それを使う機会を待っていた。」
 「本当ですか、有難うございます。私、朝一番で向かいますので8時過ぎまでに頂けますか。」
 そうキラキラ目で見つめられれば、直ぐに行動を起こすのが男性というものだ。
 直ぐに行こうと思ったら、替わりに他のサービス提供責任者が来て、話し始めた。終わると、慌てて私のマンションに行ってレンジを運んで来た。意外と重くて、途中で休んでキラキラ目の玉緒ちゃんに連絡をした。
すぐに飛んで来た。それが、ひょいと持ち上げて
「軽いです。」
と言って長い道のりを歩いて持って行った。
私の力はどうなっているのだ。
 午前中は、急ぎで終える必要がある業務を中心にして、昼過ぎにマンションに戻り、2時頃に出た。近くのSCに行き銀行や郵便局を回り、クリスマス会の準備の為に館内を歩いた。勿論、ダイエットの為に歩行する事も主目的だった。
クリスマス会ではプレゼント交換をするので、我々大人は500円以内。何が買えるのか、店内を回った。広い館内で、1時間を要して1Fを。次は2Fを、大体目星を付けた。ワインで480円があった。
そのほか、色んなグッズや喜びそうなものがあったが、最初に決めたものを動かす事は出来なかった。4時を過ぎたので、CDを買いに行った。クリスマス会の音楽の担当は私が遣ると勝手に決めたので、多くの所蔵品の中に入って居ないものがある。山下達郎の『クリスマス・イブ』だ。それを購入に行ったのだが、シングル盤は無かった。
 4時半に戻って、今日のクリスマス会幹事会打ち合わせのレジュメを作った。5時に出て、20分走行して守口市駅前パインズホテル駐車場に入った。今日の打ち合わせは、20代1名、30代9名と私が加わり11名の幹事会となった。
ホテルロビーで待ち合わせ、会場となる2階の大広間に行った。まだ何人の参加になるかはっきり分からないが、200名前後が確実か。テーブルを設置して座席数180人を、出来るだけ詰めて250名迄何とかなるとの説明だった。
「それ以上の場合は、廊下に席を設ける事も出来る。」
という真面目な説明だが、それは駄目だ。
ステージや飲料のテーブル席などを確認。ホテルの職員30名が接遇をするという。カラオケやスクリーンなどの確認。
 それが終わり、4階の和食の店に入った。ここから、打ち合わせが始まった。出し物をどうするか。今日の会合には、管理者は出ていない。いや、5名いるそれぞれの部署の管理者のうち、大東本社管理者は30代なので参加している。
他の、大御所は参加していない。乾杯して、食事をしながらイベントの具体的な内容を話し始めたのだが、驚いた事に、キラキラ目の玉緒ちゃんが、目の周りを赤くしていつもと違った荒い言葉で、大きな声で話し始めた。私は、
 「誰だ、玉緒ちゃんを出来あがらせたのは、早過ぎるだろう。」
 そう、言うと、隣のNPO法人理事の智子さんが
「怖い。」
と言い始めた。
 それでも、大御所たちが居ないので、今までの宴会と違って和気あいあいと話し始めた。それまでは、その人たちがいるので、少し抑えていたようだ。これから、この会社の時代を担う者達に期待したい。その為に、私は
 「このクリスマス会のプラン形成は、これから時代を担う若い人たちの試金石だ。何かを考えて、何かを確実に作り上げる。それは、どんな仕事にも通じる事だ。楽しく学び、実行する事が大事だ。」
 そう言ったが、どれだけ通じたか。

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