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トップハート物語(3488)立志伝敢闘編
17/05/10
2010年(平成22年)10月末日。
12時半から、職業訓練の受講生の就職指導の面談があった。このコースは試験的に、美容師の業界にも声を掛けた。その一人だ。美容室を経営して、畳んだ直後に当社からの営業faxがあったようだ。
その業界で仕事をしただけあって、身なりや化粧などには納得するものがある。これからの方向を聞くと、言いにくそうだったが、それは演技かと思うような話が次々出た。それでも、私は納得している。
つまり、
「介護業界は一般的にレベルが低く見られていて、その世界を垣間見たらその通りだった。」
という。
「あれだけの内容に、これほど時間を掛ける必要があるのか。」
という事も言っていた。
 「世界観が違うので、違った形の道を模索してみたい。」
という。
「介護に直接関係の無い事も無いのだが。」
と言って
「直接介護ではないものをしたい。」
という。
「取り敢えず、卒業後は一月休んで次にはクルージングでリフレッシュして。」
などと言い出す。
無料講習をどうやって申し込んだのか分からない。それだけの財産のある方なのかなと思っていると、
「施設の建設とかを有料老人ホームを訪問して話を聞き、検討している。」
という。
仕事として検討しているのではなく、自分で建てて運営をするのだ。その為に、幾つかの高齢者優良賃貸住宅や有料老人ホームなどの全国展開する処に足を運んで研究しているという。
 セレブ層を狙った、マナー教育を受けたヘルパーの自費支援とか介護タクシーと旅行を組み合わせた事業など研究しているようだ。その為に、二種免許を自分も取りたいとの事だったので、当社の二種免許取得者を呼んで取得経過を説明させた。
そのほか、これから何か出来る事業は無いかというので、
「その方面は私も研究中だ。」
と話をした。
再三、
「介護は汚いというイメージがあり自分には向いていない。」
と言い続けていた。
否定する積りも無いし、
 「その通りなので、自分が出来ないと思ったら止めた方が良い。自分が出来る事をするのが、一番いいし長続きがする。」
 そう言って、
「頑張って下さい。」
と声を掛けて終わった。
 昼食をして横になっていると妻から電話が来た。珍しい。
「台風で急に帰れなくなって、翌週に帰る。」
というと、
「翌週は友人の那須の別荘に行くので駄目だ。」
という事を言いたかったようだ。
次の週には、東京からお客さんが来るので私の方が駄目なので、次の20日については今度妻の方から
 「姪が二人来たいというので。」
 「来て貰えばいい。俺も用事があるから丁度いい。ちゃんと接待しないと駄目だぞ。お金を幾ら抱えても、何にもならない。お前が年老いた時に誰も見てくれないぞ。そんな家族はいくらでもある。」
 「姪なんて、別に世話にならないからいい。息子が居る。」
 「何を言っているんだ。折角遊びに来てくれるのに、ちゃんとやってやれよ。」
 今年の夏に自分の姉妹が来るというので、ホテルの食事招待券3万円分を渡した。それなのに、それを使わずにそこら辺のパン屋でお茶を濁した。
 どうして、無い訳じゃないお金を使おうとしないのか。ある事ばかり公言して、周りが不快になるだろうと思う。確かに、若い時代の私たち夫婦は、苦労した。私が悪いのかもしれないが、その思いがあるのかもしれない。
もう十分預貯金が溜まった筈だ。老後の生活に充分な金銭を持っている筈だし、それなのにどうしてそんな気持ちになるのだろうと悲しくなる。親姉妹に出来るだけの事はしてあげるように言っても、かたくなな気持ちがいつ和むのだろうと見守って居た。
それでも、変わらないので口で言うが、なかなか受け入れない。それでも、やっと最近大型テレビやエアコンを買い替えたり風呂やトイレを大改造して、お金を使うようになった。
 新規婚活事業の調査の為に上場会社の婚活相談所に登録して、いよいよ活動が始まるNPO常勤理事は、もし本気になって結婚したら仕事がどうなるのかという心配があるようだ。
 「それは決まってから心配するように。どこに住むか。相手はどんな生活をする人なのかも知らないし、財産だってどうかわからない。」
 そう言って、心配事を解消するように仕向けている。
しかし、私の頭の中では、半分調査、半分は完全な退職でも仕方が無いという思いと、半日だけでも出てくれるかなという気持ちがある。
当社の1期生であるのと、10年以上に亘り長い間傍に居て貰い過ごして来たのに、突然消える事は考えられないのだ。
 「だれか、本当に優しい人に出会えればいいね。」
 と、本心から思う。
 やはり、彼女を大切にしてくれる人じゃないと、彼女の性格から考えて、普通の事をするのが大変なのだ。時間が掛かるし、体が弱いし性格も弱い。どうなるか、期待半分ミイラ取りがミイラになる不安半分だ。

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