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トップハート物語(3484)立志伝敢闘編
17/05/08
2010年(平成22年)10月下旬。
 知らぬは一時の恥とはいえ、本当に恥ずかしい。夫は妻の唯一の介護者。その夫は早朝脳内出血でトイレで倒れ意識不明。大きな転倒する夫の音を聞いた認知症の妻が信じられない行動を起こして機転を利かせて救う。
パーキンソンで歩行もおぼつかなかったのが、外に出て通行人に助けを求めて救急搬送。そこから、妻の認知症は大きく改善したのを目の当たりにした。しかし、まだ、一人での生活は難しく緊急でショートステイに入所。
やっと、夫が話せるまでに回復したので妻に会いたいという希望を叶えるべく、一時外出でショートから病院へ。妻に一身をささげて守り続けた夫の感情が高揚して、妻に対する不憫さが、
 「妻の希望通りの生活をさせて下さい。お金は幾ら掛かってもいいです。必要があれば、定期を解約して使います。お願いします。」
 と、泣きながら何度も何度も頼まれた。
 その意に添うべく、検討をしたが幾ら掛かってもと言われてもやはり限度というものがある。妻は、
 「ショートステイに帰りたくない。行きたくない。何もする事が無くて、暇だ。食事がまずくて、少ない。」
 そう言って、何度もショートに帰るのを拒んだ。
 夫は、
「自宅に帰る、いつ帰れるのか。」
と何度も言う。
 しかし、医師は
 「今まで通りの生活は無理です。病院の退院はこのまま順調に回復して数週間で退院ですが、リハビリ病院に転院するか施設を考えて下さい。」
 そのように言う。
 心苦しい、一番苦しいケアプランを立てないと行けなくなる、近い将来。
 当面の問題で、妻の希望を聞いて自宅に戻ったら、24時間体制を敷く事が出来るが、夜間の対応だけで1日15000円の自費で30日で45万円だ。そんな馬鹿げた事は出来ないが、出来るだけ希望に添いたいと検討した。
今月の月末は自宅で過ごさせたいので、ショート、訪問介護との打ち合わせに結論は、今朝ショートから戻ってデイサービスに。夕方から泊まりの支援に入り、翌朝再び気に入っているデイサービスに行く事などを決めて、それぞれ電話でのカンファレンスとなった。
 ショートステイと訪問介護は了解。デイサービスから、確認があった。
 「うちは構いませんが、朝ショートステイから戻って直ぐにデイサービスを使う事は出来るんですか。同日に異なるサービスは大丈夫ですか。」
 そう質問された。
 初めて自分の考えにおかしい事に気付いた。この日は同日だとショートとデイサービスと二重の請求になってしまう。
直ぐにインターネットで調べた。原則駄目。
≪但し、行きの日はいいが、帰りの日は駄目≫
とのQ&Aに接した。
あとは、保険者の判断だという。恥ずかしい事だが、直ぐに地域包括支援センターに質問事項として連絡した。朝、ショートステイから介護タクシーで自宅に戻って来て、デイへの準備をしている訪問介護管理者に連絡した。
 「申し訳ない。同日利用は厳しいかも知れないのでストップして。地域包括支援センターから返事が来るので、それまで訪問介護で対応して下さい。」
 そう言って、地域包括支援センターの返事を待った。
 2時間待ったが来ない。仕方が無く、介護管理者にその旨連絡。
 「参りました。シフトが滅茶苦茶です。返事が来るまで対応します。」
 「でも、もう11時だし、今からでは難しい。今日全部対応してくれ。よく考えてみたら、ショートの経費は掛かるしデイサービスの経費は掛かる。二重に掛かるんで、幾らデイサービスが好きでも難しいな。」
 そう言って、自分の判断のミスを強く感じた。再度、計画の練り直しだ。
 そのショートステイとデイサービスの同日利用の判断は、夜の6時過ぎに地域包括支援センターから連絡が来た。
 「結論的に、認知症とパーキンソンいう疾患を抱えて夫が緊急入院中だという状態から、緊急対応という事でオーケーだそうです。ただ、一時的な了解という事なのでケアプランで計画をするようなものではないという事です。奥さんのグループホームへの入居などの検討をして下さいという事です。」
 「確かに、普通の家族だったら奥さんはグループホームという事になるでしょう。しかし、夫の妻に対する気持ちがあるのでそれを無視して、ただ単に制度を前面に考える事は出来ないと思います。現在、やっと複雑な話を出来るようになったのですが、私がほとんど毎日病院を訪問していますが、全てにおいて記憶がありません。ただ、奥さんの事だけは心配で、早く帰って面倒をみると泣きながら言っています。」
 そのような話をして、長期間関わってくれている地域包括支援センターの管理者に理解を求めた。

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