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トップハート物語(3468)立志伝敢闘編
17/04/30
2010年(平成22年)10月下旬。
 今日の最初の事務所への訪問者は、無能な高学歴社員だった。代表者印が欲しいという。彼との雇用契約は9月14日で切れたのだが、はまだ正式に更新の契約をしていない。口頭では、時給1000円換算の最低額で契約していた実習型雇用は終わり月額4万円の昇給と月30時間の超過勤務を認めた。
彼の仕事は遅い。効率が悪いというより、能力が無く出来ないのだ。例えば、パソコンもエクセルしか出来なくて、そのエクセルの機能を使える訳ではなく、本を見ながらやっているだけだ。
その上、必要のない事をやるうえに何度も作りかえる。一定の様式を使う訳ではなく、同じものをその都度作りかえる。それで、多くの時間を要すわけだ。だから、いくら超過勤務したとか休日出勤をしたとか言われても、この半年間その多くを認めなかった。
彼は、家に居たくないようで休めと言っても出て来るし、他の者が対応すると言っても夜残ったりしている。
 彼は、この会社に来るまで25年間、自分の会社を経営していた。だから、どれだけ効率よく仕事をしないと行けないのか分かる筈なのだが、立場が変われば自己中心となるのが、この大阪に住む奴の考え方だ。
立場が変わらなくても、そうなるのかも知れない。だから、報告や連絡はほとんどなく、結果が分からない。現在研修を担当させているのだが、以前の担当者に比べてかなり収益も集客も落ち込みがある。全く、創造力と営業力が無いのだ。
 暫くすると、新人ケアマネジャーの宏美さんが来た。まず、
「高学歴社員からファックスで講師代金を振り込む口座を教えて欲しいと聞いて来た。」
と、そのファックスを持って来た。
今までも、社員の講師代は給与に入れて支給しているので、どうして突然こんな事をするのか分からない。全部で10名近くが講師をしているので、その者の講師料を知りたいのにその金額がまだ来ない。
金額が分からないので、今月も社員に対する入金が遅れる。契約上月末支給なのだが、20日締めの超過勤務時間が提出された時点ですぐ計算をして支払っている。それが、今日は金曜日で今日の3時まで振り込まないと来週の月曜日になってしまう。
そのことと併せて、今日介護サービス公表制度の調査があるので、最終の確認をして来た。まだ、チエックリストの最後まで終えて居ないという。私も、急ぐので
「分からなければ、無いで結構ですと言ったら。どうせ、ちゃんとチェック出来る奴が来る訳じゃないし。数時間、調査項目の説明を受けた適当な奴が来るんだから。そんな奴に、大金を支払って無駄な時間を費やして。本当に、役所の天下りは迷惑だ。来年で終わるからしばらく我慢して。」 
 そう返事をして、もう事務所を出ないと行けないので帰した。
 今日も、本社のある大東市で基金訓練の講習だ。今日の主な講座は就職支援で、自主的な活動を多く取り入れている。希望がある者は個人面談をする。そんな話をして、待機した。
半数以上が教室に残った。内定を貰ったという受講生がすでに2名いる。基本資格は2級ホームヘルパーで3か月間の教育期間であり、比較的高齢な方が居て就職にどう繋げるか危ぶんでいた。
ところが、ことのほか真剣で私の指示を守って活動を行い、順調な結果を得ている。真面目で、団結力もありこのメンバーで何かをしたいと考えるようになった。
 その思いを実現できるかどうか分からなかったが、昨日、地元の商工会議所に行って、「空き店舗の活用を進めている商店街を教えて欲しい。」
と相談を行った。
「なかなか難しい。空き店舗が多くてひとつやふたつの店舗を埋めても活性化に繋がらないので、個々の普通の契約になると思う。」
 そういう返事だったのだが、それでも調査をしてみるとの主任相談員の返事だった。
その回答が、早くも翌日である今日にも頂けるというので商工会議所を訪問することにした。
 その話を、大まかに生徒に話をした。
 「私がこの基金訓練で4クラス受け持っているが、皆さんのクラスが一番団結力があり、誠実さがある。そのお礼に、高齢などで就職が出来ないという障害が認められるような事があったら、その方たちを受け入れられるような事業を考えたいと思います。あくまでも、最終日まで就職活動をして出来なかったという事に対してですので、それまで鋭意努力を重ねてください。」
 そう言ったら、みんなで拍手を送ってくれた。再度くぎを刺した。

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