お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(3459)立志伝敢闘編
17/04/24
2010年(平成22年)10月中旬。
今日は、日曜日だった。いつも居る、NPO常勤理事の智子さんは私の密命を帯びて、婚活パーティーに潜入。これからの、ひとつの方向として研究を重ねて行く積りだった。その強引な営業手法、脅すようなトークによって成り立っている事は予想範囲だった。
そして、今日は特別なグループのパーティーなのだ。一般的な広告による募集ではなく、登録された婚活者の中で上位と目されている人々のパーティーで、会場も料理も最上級のホテル仕様だ。だから、会費は3万円だ。それは、全て会社の調査費として支出される。
ただ、着て行く指定されたドレスアップのパーティー用ファッションや化粧などの経費は自分持ちだった。
 私は、いつものように出勤した。この日は、誰も来る事無く昨日思い出した仕事から始めた。先週水曜日に、提出したキャリアアップの書類内容に対して行政から問い合わせがあった。
キャリアアップのために使用した経費などの内訳を知りたいというのだ。外出しているので、戻ったらと返事をしてあったのだが、すっかり忘れていた。思い出したのが、昨日。計算した裏付け資料を保管した記憶があるのだが、見当たらないままに昨日は終わった。今日は朝から探したたが、見つからない。
 仕方がなく、再度算出し始めた。申請期間中に新たに採用した者の人件費、非正規雇用から正規雇用に移行した人件費などを算出するのに、遡ってソースデータから必要な社員の人件費を転記し始めた。
時間が案外掛かり、そのほかにも並行して仕事をしていると、お昼になった。戻って、昼食。2時から婚活パーティーが開始されるので、彼女は緊張するタイプなのでほぐす様なメールを送った。
『頑張る』とのメールが戻って来た。食事は、おかずが沢山あり冷蔵庫が満杯になって居ても、食べる量は変わらない。昨日作った、白子と真鱈の鍋に残って居た汁を使用して雑炊を作った。それでも、まだ大分残っている。
 一休みして、3時に出勤。4時過ぎに婚活パーティーが終わったと連絡があった。
 「最初は緊張していたんですが、参加している全員が結婚を逃していると分かる人ばかりで、まったく誰も気になる人はいませんでした。やっぱり、こんな人だけが登録しているんですね。覇気がなく、自信もなさそうで生活して行こうとかき合って行こうとかより、もう会いたくないといった感じでした。だから、白紙は駄目だと言われたんですが誰も会いたくないと用紙には書きました。きっと、後から誰かは必ず書くようにと言って来るでしょう。」
 そんな話を、がっくりしながら半分安心しながら聞いていた。
最初は、黙って居るだけで相手から話し掛けて来るからと説明がカンセラーからあったのだが、
 「何も話す事が無いので黙って居たら、相手もみんな黙って居るだけで。仕方がないから、女性同士で話をしていました。2度目だという人に聞いたら、やっぱり前回もそうだったらしいです。」 
 もう、この業者に学ぶものはないと思った。
『気をつけて帰るように、お疲れさまでした』
と、労をねぎらった。
 資料が見つからないまま、作成し始めて半分まで進んだ時に、ある事に気付いた。確か、パソコンの中にデータなど保管してあった筈だと。キャリアパスのファイルを開けると、あった。データがあった。何というボケをしていたんだ。
直ぐに印刷して見直すと、1行だけ抜けて居た項目があった。直ぐに入れて、休みの行政宛ファックスを送った。
 次は、この休日の本当の仕事だ。火曜日に大東市にある大阪経済大学と新規ビジネスについて話し合いをする事になって居るのだが、その資料を作成に取り掛かった。大事な、経済産業省のホームページにある産業構造ビジョンの資料が印刷できないのだ。
特殊なサイズであり、そのサイズの紙がない。介護関係がこれからの経済成長戦略の一翼を担うという事で、その介護保険以外の戦略を示している。その戦略に沿って、介護保険制度改正はなされるものと思われる。
それを踏まえて、その大学の経営学部とのコラボレーションで地域活性化を促し、学生を巻き込んで全国に拡大しようとしているのだ。その為には、厚生労働省の人材育成や起業支援策などを引き込んで、保険者に認定して貰うような、高齢者の持っている資金力を出させる内容となっている。
どうかわからないが、とにかく事業者レベルで話を進めたい。
 夜7時に事務所を出ると、同じマンションに越して来た施設職員の郁世ちゃんに会った。彼女は、当社から出向させているようなもので給与以外は社員と同じ扱いだ。
その彼女が、今度ケアマネジャーの試験を受ける。

一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報