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トップハート物語(3458)立志伝敢闘編
17/04/24
2010年(平成22年)10月中旬。
医師からは、危機は脱したがこれからも色々処置をして行く内容の細かな具体的な話があった。その後、利用者本と面会をした。酸素吸入器をしているので、話声を出す事は出来なかったが、私である事は分かった。
一番心配している奥さんの事を話しをして、不和状態の息子さんが見舞いに来てくれた事を話をした。手を盛んに動かすので、握った。頭蓋骨の2か所にまだ穴を開けたままチューブが入って居るので、負担が大きく長い時間は話しをしなかった。
 「夕方4時頃、奥さんが来ますからね。その時には、酸素の管が取れますので、話が出来ますから。」
 そう言って、安心する事だけを話しした。
 ICU室の先生や看護師さんにお礼を言って外に出た。
 大きい真鱈を昨日2匹買ったので、白子がたっぷり入って居たので鍋をするのに、ネギと豆腐が無い事が気になって居たので、そのまま近くのいつも行く京阪百貨店の地下食品売り場に行って、購入した。
珈琲を飲んで、12時に帰宅。そのまま、鍋を作って食べた。3キロくらいの真鱈に沢山の白子が入って居て、1匹880円だ。嘘みたいな値段だった。小分けしても、何日も持つ。ただ、白子だけは早く食べないと、と思ってたっぷり作ったのだが、沸騰し過ぎて大分溶けてしまった。勿体なかったが、一人でも残ってしまって。数回、白子鍋が続きそうだ。
 その間、ショートスティの迎えに来る時間などと共に、困った事が起きた。緊急対応で、ショートスティが今月一杯受け入れを決めたのだが、診療情報書に≪夜間不穏な言動がある≫との主治医の記載内容に、
「施設内で検討した結果、今日だけお試しで、後は保留にしたい。」
との事だった。
突然の申し入れに、次善の策をどうするか考えないと行けなくなった。今日のように、夜間ヘルパーさんが泊まるのはいいが、自費が高過ぎる。多くのショートスティを考えても、あの夜間の叫び声を聞いたら断って来るだろう。正常な判断を持つに至らない入院中の夫の考えを無視して、グループホームや施設に勝手入れる訳に行かない。
 思案をしても、妙案は浮かばない。そのまま、3時に事務所に入った。しかし、大事な資料を作るのに私の気が全く駄目になっている。つまり、イスに座って机に向かったのだが、何もする気にならない。本当に、ボウッとして時間だけが過ぎて行った。
 6時に出て、ショートに入る送りに行く積りだったので、まだ相当の時間があった。新人ケアマネジャー宏美さんが来て、介護サービス公表制度の資料の打ち合わせ、介護サービス提供責任者が来て新規契約と情報交換。研修センターから電話があり、ハローワークから40代の男性の求職者が居るとの連絡に、また男性かとがっかりしながら本人に直接連絡をする。
厳しい話をしたのだが、どうしても面接を受けたいというので、20日に設定した。
 6時過ぎに出て、半前に到着。当社の車が既に停まって居た。その中で動く人影が見えた。家の中から、介護管理者が荷物を持って出て来た。声を掛ける。
 「お母さんは、大変な状態で。旦那さんと面会した時には、普通だったのですが、戻って来ると手に負えないくらい暴れて。どうしようもなく、外に連れ出して、歩行も困難なので車の中でヘルパーさんと過ごして貰っています。」
 そう報告を受けて、車を覗きこんだ。
 迎えに来るのが半頃だというので、騙し騙し待っていた。それも本当に大変だった。四六時中動いて、暴れて、座り込んだり、
 「社長、社長。」
 と、言って手を握って、片方の手の爪で二の腕や腕の柔らかいところをひっかく。
強い力なので、痛くて仕方がない。そんな事を、繰り返し4人でなだめて、
 「もしこのような状態だったら、迎えに来て貰っても連れて行かないかも知れない。そのときは、また、宿泊して下さい。」
 そう、問題ヘルパーに頼んだ。
 「この経験を生かして、グループホームで働いたらいいじゃないですか。」
 と、言った。
 その意味は、他のグループホームではなく、自前のと考え始めていたのだ。
 国の規制で、地方公共団体の運営する団地を転用する事が出来なかったのだが、11月に制度改正をして、地域の福祉事業者などに安価で貸す事も出来る事になるらしい。特に、その提案をしたのは、ここの知事で強く推進するのではないだろうか。
その際、当社で、このような夜間困っている方が多いので、その方の一時的な宿泊として何か考えようかと思っていた。ショートスティの確保が厳しいので、自前の施設を持てば外部との調整も必要がない。
何とか、施設の車両に乗り込んで、向かってくれた。

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