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トップハート物語(3451)立志伝敢闘編
17/04/20
2010年(平成22年)10月中旬。
 それが、2度目の訪問でとその業者は30万以上の経費が掛かる会員になるようにだけ言い続けて1時間以上も費やした。
ある意味の恐怖観念を植え付ける態度に出たのだ。特に、彼女の場合、一般的に見ても女性としての魅力が充分あり、結婚相談所に申し込む男性からしたらもう垂涎の的だろうと思っていた。
ということは、トントン拍子に進めば、業者としては金になる。どうにもなりそうもない女性は、会員止まりで終わるが、その後の結婚までの道のりを歩む業者にとっては関連事業として大きな金銭が得られるのなら、早くそれを実現しようとしているのがありありだ。
 それを振り切って、戻って来た彼女のその業者から電話があった。新たな男性お見合い希望者が出て、30代で年収700万円だという。
 最初に仮登録した時にも希望はその範疇だったのだが、今回電話では
 「希望を絞ったら応募者が、希望通りの人が応募して来たよ。」
 と、報告があったようだ。
それに対して、
「最初からそれは希望範疇だし、絞ったから突然出て来るなんて、おかしい。」
と一緒に憤慨した。
 新たな事業のためとはいえ結婚相談所への調査潜入した彼女の、憤慨やショックを和らげるために小川珈琲店で奮発してケーキセットを食べながら話をした。
 「業者のやり方はよく分かった。とにかく、相手の立場や希望を聞きながら対応するんではなく、自分の金の事だけを狙っている。この地域は、長い付き合いなどと言う言葉は死語になっている。それを、俺はこの事業は相談者の立場に立った考え方で遣ろうと思う。」
 「本当に嫌になってしまって、もう行きたくなくなった。今度のパーティはどうしよう。一応、Aランクの中に入れたというのですが。私は、余り話をする事も出来ないし、聞く事しか出来ない。それに、そんな上流の人たちの話は自慢話ばかりで、嫌な事ばかりあるような気がするし。」
 「そんな事無い、動物園を見学に行くような気分で行けばいい。観察するような気持で、何も話をしなくても大丈夫、相手が一生懸命に話して来るから。ただ、自慢話ばかりだから、それは覚悟しないと。婚活業者も言っていたように、参加する女性は概ね金持ちを狙ったガツガツタイプだから、一人浮いてしまうかもしれないと言っていたが、その方が良い。何も対抗する必要も無いし、自然のままでみんな寄って来るよ。そのまま、ホテルに宿泊なんて事にならないように。」
 「そんな事ある訳無い。行くのが嫌になってしまった。着る服もどんなものが良いのか分からない。」
 「普段の清楚な感じでいいんだよ。そんな着飾っても、外見だけじゃないか。」
 「それでも、一人だけ違ったら、嫌だし。」
 「とにかく、その業者は嫌だったらこのパーティだけで終わりにした方が良い。やっぱり東京だな。東京の業者に行ってみようか。」
 「うん。」
 帰りに、そのショッピングセンターによって、着る服を選んだりしていた。
 どんな業種もそうだが、この地域はその時だけ自分がどんな手を使っても、利益を上げればいいと思っている。だから、騙す事は当たり前だ。私は、安価で長く続く事業を行っている。社員も、
 「私たちは、その時だけの利益を考えるのが当たり前で、佐藤さんの考えが理解できなかった。しかし、段々、事業に関わって来るとその考えが分かって来ました。人との付き合いも、分かって来ました。」
 そう言って来るようになった。
 夕方、6時過ぎに事務所戻った。丁度、携帯に着信があった。出られなくて、後から留守番電話を聞いた。新規事業のコラボレーションを打診している大学事務局からだった。電話を入れると、電話中だった。
暫くすると、携帯電話から電話が入った。その事務局長からだった。
 「大変遅くなりました。やっと、大学側の日程が取れました。19日10時半から学部長と観光ビジネス科教授2名、合計3名と私が立ちあいますので、お時間が宜しければお出で下さい。」
 そう連絡が来た。
 私の心が、有頂天になった。丁度昨日、ホテルでインターネットを利用して地域ニュースで故郷仙台のニュースを見ていた。その中に、私がその大学とやろうとしている事業を既に始めているところがあった。
ただ、その結果として事業なので、私としてはその前段に重要な意味があるので、そこを訴えて観光ビジネスと大学というネームを利用してどうしても実現したいと思い、16日に帰省する予定を直ぐに取り止めた。土曜日日曜日で準備をする予定だ。


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