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トップハート物語(3446)立志伝敢闘編
17/04/18
2010年(平成22年)10月中旬。
日曜日だが、勿論出勤している者が多い。その中で、研修センターは日曜日が書き入れ時。その一部担当でもある嘘つきせんと君が来た。日々のスケジュールを私が管理する事になっているので、朝その日の予定を報告に来る。
 「今日は、二度目の10歳の児童の移動支援で行って来ます。かなり我儘で、時間になっても戻らない、ダダこねて私の顔を引っ掻いたり頭を叩いたりしていましたが、3分くらいで収まって大丈夫でした。」
 「時間だからといって、急に終わりというのは自分達の都合だ。管理者や家族に連絡して、事情を話して帰るのが遅れるけれど少しずつ納得して貰って戻りますから、支援時間の記入は予定時間を超える記入はしませんのでと、説明して納得して貰い対応するように。俺からそう言われたと言って構わない。」
 「分かりました。先日は、私が帰ろうとするとバイクに掴まって帰っちゃいやだと、名残惜しそうにしていました。」
 「御苦労様。5時間は長いが、子供さんの好きな者は短く感じる。ところで、先日、君を退職前提に変更するという事でセンター長などが面接をした求職者が居たが、俺が最終面談をした。君の方が、よっぽどいい。どうしてその者を採用するように俺に進言したのか。採用は難しい、もし採用になっても君の代わりとはならない。それで、君は当分続けて勤務して貰う事にした。」
 そう言うと、彼は急に涙をぬぐった。
 少し貰い泣きするような熱い気持ちになった。私がその原因を作っているのか、自作自演のような気がしたが、それを拭って
 「という事で、今度も続けて大東での職業訓練を君に担当して貰う。1月開講で準備するように。」
 はい、有難うございますと言って帰って行った。
 その、彼の代わりにと数人の面談の結果を貰った人物は、昨日、電話でやはり当社にお世話になりたいとの返事だった。大東本社管理者や研修センター長の採用との進言があり、採用前提に私が最終面談をして厳しい話をした。
その時に、他の事業所へのアクションを推し1週間の期限付きで保留とした。しかし、当社に来たいとの声に断り切れずに最終的な仕事を打ち合わせする機会を持つ事となった。あくまでも、収益を上げる即戦力を求めているのだ。それが駄目だとなれば、短期での勤務形態となる。
 午前遅くなって、NPO法人常勤理事の智子さんが来た。
 「そう言えば、連絡がありました。先日仮にと言われて、ジーパン姿で行ったのに写真を撮られたんですが、試験的に無料でインターネットで会員に情報開示をしたというんです。そうしたら、3人から応募があったと言って来ました。一人は神奈川県の人です。後は地元ですが、私が年齢の範囲とした45歳までを1歳超えた人も居たという事です。それで、いつか返事をして貰いたいので事務所に来て下さいと。その時に、ちゃんとした写真を撮りますって。」
 そんな事を聞いて、いつ行くかの相談があり13日に近くに行くので、その返事をさせた。
 そうすると、その電話でまた応募者が出たとの報告があったとの事だった。今度は41歳だったという。彼女の場合年収が高額なので、収入や地位が高い人だけに開示しているという。その為に、国家公務員とか社長とかの職業だった。
単なる婚活事業をするためにサクラとして潜入させたのだが、段々と現実味を帯びて来た。彼女がそのような処に相談をすると、当然大勢の申し出があると予想はついていた。本来は、そんな事をしなくても声の掛かるような可愛い社員だ。
もう10年以上も近くに居てくれて、一番信頼のおける社員だ。私が昨年末に、病で倒れた時には、私の代わりに動いてくれていた。あの辛口のお局様筆頭サービス提供責任者にして
 「彼女は、社長の代わりで夜遅くまで頑張っていた。少しは何かしてあげないと。彼女が居なかったらこの会社も終わりだった。」
 そう私に言ってくれた。
 もういい年だし、ここ数年の間に結婚を決めないと行けないとは思っていた。だれか、本当にいい人に巡り合えばいいと思う反面、それでも近くに居て欲しいと思う。彼女が居ない私など考えられない。
それは、会社内のみならず各方面の関係のある方なら誰でもそう思っているだろう。いつもそば居に居てやっと一人前の私だ。
 夜、障害のある私の彼女から何度も電話があったようだが、知らずに長時間いた。気付いて連絡をしたが、電源が切れていた。何かなければいいが。


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