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トップハート物語(3437)立志伝敢闘編
17/04/13
2010年(平成22年)10月初旬。
早朝、今度は自立支援サービス提供責任者が事務所に来た。朝一番の仕事に入る前に相談に来たのだ。
 「佐藤さんの広い心にお願いしたい事があります。」
 「心は小さいですが、何でしょうか。」 
 「ある私と同じくらいの女性の利用者が居ます。その方は、心の病から難聴に成り、半身不随のような不安定症という病名らしいのですが障害が現れています。リハビリを繰り返したり、精神的な治療をする為に入院したりしているのですが、難聴で聴こえない為に手話が出来る当社に支援依頼が市から来て援助をしています。この度、入院していた病院とカンファレンスの結果、一番の治療薬は外に出る事だと言います。外に出る機会が無いので、本人もそれを探していたのですが、以前色んな事業をしている当社で『ボランティアでいいから何か計作業をさせてくれませんか』と依頼されていたのですが、無理だと断っていました。しかし、また市役所からも本人からも『再度検討してくれないか』と依頼が来ていますので、社長に確認してみるとお答えしました。」
 「それは出来ますよ。ただ、ボランティアになると移動時や精神的な問題があり、トラブルがあった時に何も保証が出来ない。それに、市が絡んでくるとややこしくなるが、どこまで当社がフリーで出来るのか。」
 「移動となると、自宅から車での移動で後は車いす自走移動です。もし面接をしてくれるなら、市役所の障害課長が立ち会うと言っています。」
 「市が絡むと成ると、自立支援の範囲で何か適用する事になるのだろうか。うちとしては、ハローワークに障害者雇用の求人を出しているし障害者の職場での相談員研修を受けてお局様筆頭サービス提供責任者がその資格を持っていて届け出も行っている。正式に、雇用する形が一番いい。それなら、各種保険も適用になるしうちとしての保険もあり色んなアクシデントに対応出来るので、ボランティアではなくちゃんと雇用させて欲しい。」
 「パソコン操作などは、以前から精通していて職務経験もあるので十分大丈夫だと思います。ただ、会話は手話か筆談に成ります。」
 「それは大丈夫だし、仕事も沢山ある。移動も大丈夫だ。安心して、仕事をして欲しい。時間はどのようにでも対応する。エレベータがあるのは研修センターなので、そこでの勤務になるが。」
 「分かりました、その旨話をします。」
 そんな事を話して出て行った。
 次に来たのは、新人ケアマネジャーだ。
 色んな相談の後、
 「大東に行くんですが、就職支援の講義をします。内容はいつもの通りでいいでしょうか。」
 講義をさせているが最初は戸惑っていたが、もう何でもないようだ。
 「実は、昨日、本社のサービス提供責任者から退職したいと言って来た。どうして本社はこうして人事で苦労するんだろう。もう本社に関わっているのが嫌になった。なんで、辞めたいんだろう。」
 「実は、以前から相談を受けていました。天然のようですが、ああ見えて繊細なんです。ここの事業所では人とのトラブルが無いのか聞かれましたが、無いと返事をしていたんです。やはり、人間関係でしょう。」
 「もう本社は、売り上げが落ちて来てどうしようもない状態だ。反対に、自立支援は大幅に伸ばしているし、自立支援だけにしようかとも考えている。」
 「彼女をここに連れて来る事は出来ないですか。」
 「それは無理だろう。ここだってもう人が一杯だ。事務所に入り切れないし、仕事だってこれ以上増えないだろう。」
 彼女とは金曜日に話し合う事にした。
 急がないと、今日の基金訓練である職業訓練事業に間に合わない。資料の準備をして、飛び出した。
 午前中は、社会保障制度の介護保険と自立支援を除いた年金保険や雇用保険、医療保険の話をした。終わって、事務所に戻ると事務員から話があった。
 「先日、講師派遣の依頼があった事業者ですが介護タクシーの講習を全国で行っている事業者で、その講習の中のカリキュラムに車いすなどを使用する介護関係の講習があり、3時間程度お願いしたいという事です。3時間で3万円です。東京や仙台での講習を展開するので派遣をお願いしたいとの事です。」
 「大丈夫、それを受けて置いて。これからどんな関係に成るかも知れないし。仙台は故郷だし、東京は地元だし。大丈夫です。」
 そう言って、午後に向かった。


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