お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(3428)立志伝敢闘編
17/04/07
2010年(平成22年)9月末日。
 遣りたい事が沢山あるのに、ここに来て管理の難しさで業務がとん挫している。前に進みたいのに、後ろ向きの仕事ばかり。他人を管理する事は最大の困難な仕事だ。
 朝から、次々と社員が来る。その応対で、時間も取れない。以前、私がケアマネジャーとしての仕事が中心の時には、それほど業務に影響を与える程の社員の訪問は無かった。このように、自分の事務所を構えて社員が色んな話をしたいと知った事も、最大の収穫だ。
だから、出来るだけ多くの時間を取って何も残さず帰って欲しいと対応している。
 介護管理者が来たのは、まだ7時台だ。自費の利用者の精算をしに来た。一人の利用者で7万円以上の集金とは大きい。家庭を切りもみしていた奥さんが、長期入院。残された旦那さんが障害を持っていて、介護認定度も低い為に、家族の了解を得て食事の準備を中心に支援をした結果だ。
加えての話は、私が、遠まわしに利用者や家族からのクレームが最近多くなって来た事をメールで注意した。その件で、管理不行き届きとの謝罪と説明報告だ。
また、新人で採用した50代の実習型雇用制度利用した女性社員の動静を聞いた。他の方からは、
「遅れる遅刻しても全く報告も説明も謝罪も無いと、社会人としての基本が無い。」
と聞いていた。
ただ、
「ケアについては全くクレームが無く、それどころか方々で気に入られている。」
との事だった。そのことを確かめたのだが、
 「確かにそうだった時期もありますが、今は大丈夫です。利用者受けも良くて、大丈夫です。」
 「それでも、他人の上に立つとか指導するとかは無理だな。先日携帯電話の申し込みをして、契約を交わした筈なんだがその報告が無い。例えば、電話番号とかどんな内容の契約とか。契約書の控えもくれない。もう何週間も過ぎている。支払いは会社で行うし、当然その内容に報告があってもいい筈だろう。」
 そんな事を言い、一旦要件は終わったかに見えたのだが、 
 「もう一つなんですが。」
 そう言われた時に、また退職願かと冷やりとした。
 彼女は、既にこれまで3度に亘って退職の申し出を行っている。しかし、押し返している。色んなプレッシャーに圧されて、大変だとは思う。もう、6年も管理者として会社を支えているのだ。一言では言い表せない色んな事があり、大変だとは思う。
特に何故かプライドは人一倍高い。それが自分を押しつぶしている面がある。私のように、何も無いという事から出発するのであれば、これはまた楽なのだ。
 「実は、ケアマネジャーが居ない利用者の紹介依頼なんですが。住宅改修業者が受注した利用者宅で改修をしたいということだったのですが、ケアマネジャーが居なくて探しているらしいんです。実は、その住宅改修を行っているのは、私の長男なんです。」
 何も言わずに、受けて連絡する事にした。
 次に来たのは、自立支援サービス提供責任者。移動支援の研修を受けているのだが、その内容の報告と今月の自費集金を持って来た。その彼女が、今年の秋の社内研修旅行の対象者なので、少し話をした。
 「今度の研修旅行は、東京だけではなく俺の故郷仙台まで足を伸ばそうと思っている。それで、4日間は必要になる。仙台の秋は紅葉が美しいから、10月末あたりを想定している。勤務シフト的にはどうかな。11月に入ると実績請求があり時期が遅れてしまって、ただの寒い地方になってしまう。」
 「大丈夫だとは思いますが、介護の方がどうか。」
 「介護の方も、正式に話をするから。」
 そう言って、介護管理者と自立支援管理者に連絡して了解を貰った。
 その後、介護サービス提供責任者2名や研修センターの者が来て、応対して直ぐに私の主治医のいるクリニックに向かった。
血液検査の結果を聞くのと定期健診だ。主治医の先生は、不在で代わりの大学病院勤務の先生が来て居た。血液検査の結果を見ながら
 「非常にいいですよ。」
 と、言ってひとまず安心させて貰った。
 「特に、少し懸念のあった糖尿の検査の結果は非常にいい。悪玉コレステロールもいいし、問題はないです。」
 そう言って、検査結果の表をくれた。看護師さんが、
 「薬を飲んでいても、これほどいい結果が出ている人はそういません。よく頑張っていると思います。」
 そう励ましてくれた。
 そう言われると、なお嬉しい。薬を受け取って、慌てて戻った。

一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報